2004年に女子部門である「WBA Women's」を設立。同年4月8日にはヴァイア・ザガナスがWBA初の女子世界王者となる。
通常女子ボクシングの世界タイトルマッチは2分10Rで行われるが、WBAルールでは3分12Rも認められる。ただし最終判断は各コミッションに委ねられており、1R3分の試合はネバダ州など少数のコミッションでしか認められていないため3分12Rのタイトルマッチはあまり実施されない。
当初はWBA女子ランキングも当然のごとく設けられていたが、複数階級に同一選手が重複ランクされるなど不手際も多く、正しく機能しないまま2009年辺りからランキングも発表されなくなり一度消滅し、2012年に復活したが相変わらず不手際が目立ったままで更新も不定期となっている。他団体のランクや直近の戦績などで挑戦資格のある選手を決めている状態にあり、指名挑戦者決定もままならず暫定王者も増加している。 WBA認定試合におけるルールの特徴は以下のとおり。
WBAルール
スリーノックダウン制(1ラウンド中に3度のダウンがあった場合、自動的にノックアウトが成立する。ただしアメリカではフリーノックダウン制)。
ノックダウンした選手はゴングに救われない(ダウンのカウント中に3分を経過してもカウント続行。当然、10カウント以内に立ち上がって試合続行に応じられない場合はノックアウトが成立する)。以前は最終回のみゴングに救われていた。
偶然のバッティングにより試合続行不能となった場合、4回までは引き分け(王座の移動は無し)。5回以降は、ストップしたラウンドを含めた採点(負傷判定)により勝敗を決する。
試合中に採点を公表する「オープン・スコアリング・システム」は採用していない(1990年代末に試験採用していた)。
どちらかに10点満点をつけるテン・ポイント・マスト・システム(10点法)。
どちらかに満点未満をつける日本で言うところの「ラウンド・マスト・システム」。ジャッジがつけられるレフェリーによる減点前の最小点は7点。2007年以降は主に南米諸国で採用されているハーフポイント(10-9.5のように0.5ポイント刻みで判定を示す)を試験採用中(日本やアメリカなど一部の国では不採用)。
脚注[脚注の使い方]^ ⇒訃報 コルドバWBA元会長逝く ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月24日閲覧
^ ⇒WBAの王者乱発は止まるか、メンドサ会長が改革着手 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月20日
関連項目
団体
世界ボクシング評議会(WBC)
国際ボクシング連盟(IBF)
世界ボクシング機構(WBO)
Comosa(WBSS)
下部組織
北米ボクシング協会(NABA)
アジアボクシング協会
ヨーロッパボクシング協会(EBA):2011年にWBAから一方的に離脱させられ、その後も係争中。
パンアジアボクシング協会(PABA):2016年に離脱し、世界ボクシングソサエティ(WBS)創設。
王者一覧表
世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
世界ボクシング協会インターナショナル王者一覧
世界ボクシング協会フェデセントロ王者一覧
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女子世界王座認定団体
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