世界の中心で、愛をさけぶ
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ハーラン・エリスンSF小説『世界の中心で愛を叫んだけもの』(The Beast that shouted Love at The Heart of The World 1969年)や、同作のタイトルを参考にした庵野秀明監督のSFアニメ新世紀エヴァンゲリオン』の最終話サブタイトル「世界の中心でアイを叫んだけもの」(1996年)から引用された可能性が指摘されている[5]
漫画『世界の中心で、愛をさけぶ』

原作を女性の解釈で世界観を壊さずに描いている。

原作:
片山恭一

作画:一井かずみ

初出:小学館プチコミック2004年1月号-2月号掲載

単行本:2004年4月6日 小学館より出版、フラワーコミックススペシャル ISBN 4091382738

映画『世界の中心で、愛をさけぶ』

世界の中心で、愛をさけぶ
Crying Out Love, in the Center of the World
監督
行定勲
脚本坂元裕二
伊藤ちひろ
行定勲
原作片山恭一
製作本間英行
出演者大沢たかお
柴咲コウ
長澤まさみ
森山未來
山ア努
音楽めいなCo.
主題歌平井堅瞳をとじて
撮影篠田昇
編集今井剛
製作会社「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会
配給東宝
公開 2004年5月8日
上映時間138分
製作国 日本
言語日本語
興行収入85億円[6]
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2004年5月東宝系にて公開。主演は大沢たかお柴咲コウ。興行収入85億円、観客動員数620万人を記録し、この年の実写映画No.1になった(興行収入85億円も首位)。実写邦画歴代興行収入第9位(2019年、現在)。映画公開後に日本骨髄バンク新規ドナー登録者数が大幅に増加した[3]。また、主題歌の「瞳をとじて」も大ヒットした。

長澤まさみ森山未來の出世作として知られる。

映画版では、大人になってからの朔太郎の視点から物語が描かれ(原作にはなかった大人のサクと婚約者(律子)の関係を描き、故郷を旅しながら過去と現在を行き来するなど)、その他の場面でも脚色が多く、映画として再構築するに伴い原作と比べストーリーそのものに大きな改変が施されている[7]
ストーリー

律子は、台風が接近していた引越準備中のある日、ダンボールの中から一本のカセットテープを見つける。家電店でカセットウォークマンを購入し、そのテープを聴くと、聞き覚えのある少女の声が流れて、律子は街の喧騒の中を立ち止まり思わず涙を流す。

一方、サクは律子がいなくなったとリュウに伝えるが、台風のニュース映像に律子の姿が映ったことから彼女が高松にいることを知ったサクは、彼の故郷である高松へと向かう。その中で、高校時代の恋人、アキの思い出が甦る。
キャスト
主要人物
松本朔太郎(サク)
演 -
大沢たかお / 森山未來(高校生時代)律子を探しに自身の故郷で母校の高校がある高松に行く。高校時代に付き合っていた亜紀が心に引っかかっている。
藤村律子
演 - 柴咲コウ / 菅野莉央(少女時代)朔太郎の現在の恋人。左脚を引きずりながら歩いている。台風が来る中高松に訪れる。子供の頃に亜紀と会っている。
広瀬亜紀(アキ)
演 - 長澤まさみ16歳。聡明でスポーツ万能で親しみやすい性格なためクラスで人気がある。朔太郎と親しくなるがその後白血病にかかる。
朔太郎と親しい人たち
重蔵(重じぃ)
演 -
山ア努写真館を一人で営むお爺さん。数十年間想いを寄せていた相手・晴子が亡くなり、朔太郎にある頼み事をする。
大木龍之介(リュウ)
演 - 宮藤官九郎 / 高橋一生(高校生時代)朔太郎の親友。現在は飲食店を経営。昔から友人の朔太郎に色々と気を利かせており、律子を探しに行った彼を心配する。
ジョニー
演 - 津田寛治 / 古畑勝隆(高校生時代)朔太郎の友達。現在は実家の寺を継いで僧侶となる。ちなみに寺の墓地は街を一望できる山沿いにある。
朔太郎、亜紀、律子の家族
松本綾子(朔太郎の母)
演 -
木内みどり事前に連絡もなしに突然一時帰宅した朔太郎に驚く。
朔太郎の姉(高校時代)
演 - 尾野真千子仲は悪くないが、朔太郎とはお互いに言葉でからかう。
亜紀の父
演 - 杉本哲太高校の夏休み中にキャンプに出かけた亜紀が倒れたために戻ってきた彼女を心配し、朔太郎が原因だと思い込み彼を殴りつける。
亜紀の母
演 - 長野里美亜紀が白血病にかかり入院生活を送ることになったため付き添う。
律子(少女時代)の母


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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