SMAPが歌うバージョンがヒットした後、様々なアーティストによってカバーが発表された。槇原もセルフカバーしている。 「世界に一つだけの花」 『EXPLORER』 収録曲 The Fog 発売当時の槇原敬之のライブでは「歌って欲しい」というリクエストがかなり多く寄せられていたが、その都度「ジャニーズはいろいろ厳しいのでもう少し待ってほしい」と、いわゆる大人の事情で歌唱が難しかったことを示唆していた。 槇原が本曲を公の場で正式に歌唱したのは、『SMAP×SMAP』にゲスト出演した際のことだった。この時に冒頭の「ナンバーワンに?」の部分のワンコーラスのみではあるが、制作者本人だけで歌う部分が初めて披露され、続けてSMAPの5人とともに本曲を歌唱した。この番組内で槇原が「ライブで演りたい」という旨をSMAPメンバーに話したところ、「歌ってもいい」という合意を得たやりとりがあり、番組の放送直後のライブで急遽ダブルアンコールとして正式にセットリストに付加された[注 11]。 その後、音楽番組でも槇原による本曲が度々披露されるようになり、2004年8月14日に発売されたオリジナル・アルバム『EXPLORER』にスタジオ録音バージョンが正式に収録され、その効果もあってかこのアルバムはオリコン1位を獲得。50万枚を突破した。2010年1月1日に発売されたベスト・アルバム『Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LIFE』にはリアレンジされた音源が収録された。SMAPの解散発表直後、槇原は「本曲を受け継ぐ」と発言[34]。槇原は2016年11月24日放送のNHK総合テレビ『第1回明石家紅白!』にゲスト出演し、自身が作詞・作曲を手掛けた本作への思いを語り、「SMAPがいてこそできた曲」と発言。自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲だが、「歌っていても借り物…SMAPの歌を僕が歌っている感じ」と話した上で、「歌う人の声にあった曲を作っている人がいい」と言い、司会を務めた明石家さんまが「『世界に一つ?』もそういう感じなんだ?」と聞くと、槇原は「彼ら(SMAP)が歌わないとダメという感じで作る」と打ち明けた[35]。 さらに、2016年12月26日『SMAP×SMAP』最終回のラストで本曲を披露し、SMAPとしての最後の歌唱を槇原は自宅のテレビで見守っていたといい、5人のラストステージを静かに見届けた後、「こんなにも多くの人に愛され続けている『世界に一つだけの花』という歌が生まれたのは、あの頃の日本に“SMAP”というアイドルグループがあったからこそだと確信しています。彼らは僕のような音楽を作る者にとってのインスピレーションそのもの! 彼らと関われた幸運を心より感謝しています。メンバーそれぞれの未来が素晴らしいものであることを心よりお祈りいたします」とSMAPに感謝のコメントを寄せた[36]。 2019年4月26日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』に出演した槇原は、平成最後となる本番組の放送の最後に本曲を披露した。曲前のトークで司会のタモリが「SMAPにね、作って」とSMAPの楽曲として作詞作曲したことを尋ねると、槇原は「そうですね。SMAPがいたからこそ生まれた曲というか、はい、彼らがいなかったら生まれなかった曲だと思います」と述べた[37]。
槇原敬之によるセルフカバー
槇原敬之の楽曲
収録アルバム『EXPLORER』
リリース2004年8月11日
ジャンルJ-POP
時間4分39秒
レーベル東芝EMI
作詞者槇原敬之
作曲者槇原敬之
プロデュース槇原敬之
その他収録アルバム
『Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LIFE』
『春うた、夏うた。?どんなときも。』[注 10]
(9)世界に一つだけの花
(10)Boy, I'm Gonna Try So Hard
(11)
その他のアーティストによるカバー
女子十二楽坊 - 2003年7月24日に発売されたアルバム『女子十二楽坊 ?Beautiful Energy?』に収録。二胡等で演奏。
小田和正 - 2003年にTBS系列『クリスマスの約束』で歌唱。
ひまわりキッズ
ニコラス・テオ