世界に一つだけの花
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B'zの作品が上位を占める中で本作がオリコンチャート2位にランクインし、2003年4月7日付のシングルチャートTOP10(12位まで)には、B'zとSMAPの2組しかランクインしていなかった[18]

著作物使用料の分配額の上位3曲を表すJASRAC賞で、2004年(金)・2005年(金)・2006年(銅)と3年連続で受賞した。これは、長渕剛乾杯」の4年連続に次ぐ記録で、2年連続金賞受賞は瀬川瑛子命くれない」・AKB48ヘビーローテーション」と並んで1位タイとなっている。また、2012年(平成24年)11月5日に日本音楽著作権協会が、JASRAC賞30回記念特別表彰において金賞を受賞した[19]。同時に、1982年 - 2011年度 各年度分配額上位100作品(国内作品)累計ベスト30作品の第1位になったことを発表[20]

2007年には、文化庁日本PTA全国協議会が選定した「日本の歌百選」に選出[21]

2009年に放送された『ミュージックステーション』で行なわれたアンケート『あなたとアーティストが選ぶ新・国民的名曲』、2015年9月23日に放送された『30年目突入! 史上初の10時間SP MUSIC STATION ウルトラFES』内で放送されたアンケート『世界に誇るニッポンの歌 BEST100』でそれぞれ1位に選出された。

フェイス・ワンダワークスが2015年(平成27年)に発表したGIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において2位にランクインされた[22]

2016年1月、SMAP分裂・解散報道が持ち上がった際、解散阻止を望むファンの間で『花摘み』と呼ばれる本シングルの購買呼び掛けがなされ、実際、直後に本シングルの売り上げが急増[23]。1月14日付オリコンデイリーチャートで9位、2月1日付週間チャートで3位となる[24]。以降もメンバーの誕生日やSMAPの記念日に集中的に購買が行われ、シングルランキングでも上位をキープする。11月28日付で294.2万枚に達し、サザンオールスターズの『TSUNAMI』(293.6万枚)を超えたことにより、1980年代以降での最高売上枚数を更新した[25][5]。2016年最後のオリコン集計(12月19日付)での週間シングルランキングで累計売上300万枚(トリプルミリオン)を突破。宮史郎とぴんからトリオの『女のみち』(1972年)、子門真人の『およげ!たいやきくん』(1975年)に続いて史上3作目、CDシングルとしては史上初の快挙となった[26][27][28]。かつ同週でランクイン(TOP200圏内)通算登場週数は233週となり、夏川りみの『涙そうそう』(2001年)の232週を上回って歴代1位となった[29]。また、サウンドスキャンジャパン集計上では、2016年2月に累計売上300万枚を達成している[30]

2019年9月23日付のオリコン週間シングルランキングで37位に登場したことで、同チャートにおけるTOP100圏内ランクイン通算登場週数は184週となり、中島みゆきの『地上の星/ヘッドライト・テールライト』(2000年)の183週を上回って歴代1位となった[31]

解散が発表された後、2016年9月19日放送の『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES』内で放送されたアンケート『日本に影響を与えた曲 BEST100』でも1位に選出された[32][注 9]

カバー

SMAPが歌うバージョンがヒットした後、様々なアーティストによってカバーが発表された。槇原もセルフカバーしている。
槇原敬之によるセルフカバー

「世界に一つだけの花」
槇原敬之楽曲
収録アルバム『EXPLORER
リリース2004年8月11日
ジャンルJ-POP
時間4分39秒
レーベル東芝EMI
作詞者槇原敬之
作曲者槇原敬之
プロデュース槇原敬之
その他収録アルバム


Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LIFE

春うた、夏うた。?どんなときも。[注 10]


EXPLORER』 収録曲

The Fog
(9)世界に一つだけの花
(10)Boy, I'm Gonna Try So Hard
(11)


発売当時の槇原敬之のライブでは「歌って欲しい」というリクエストがかなり多く寄せられていたが、その都度「ジャニーズはいろいろ厳しいのでもう少し待ってほしい」と、いわゆる大人の事情で歌唱が難しかったことを示唆していた。

槇原が本曲を公の場で正式に歌唱したのは、『SMAP×SMAP』にゲスト出演した際のことだった。この時に冒頭の「ナンバーワンに?」の部分のワンコーラスのみではあるが、制作者本人だけで歌う部分が初めて披露され、続けてSMAPの5人とともに本曲を歌唱した。この番組内で槇原が「ライブで演りたい」という旨をSMAPメンバーに話したところ、「歌ってもいい」という合意を得たやりとりがあり、番組の放送直後のライブで急遽ダブルアンコールとして正式にセットリストに付加された[注 11]

その後、音楽番組でも槇原による本曲が度々披露されるようになり、2004年8月14日に発売されたオリジナル・アルバム『EXPLORER』にスタジオ録音バージョンが正式に収録され、その効果もあってかこのアルバムはオリコン1位を獲得。50万枚を突破した。2010年1月1日に発売されたベスト・アルバム『Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LIFE』にはリアレンジされた音源が収録された。SMAPの解散発表直後、槇原は「本曲を受け継ぐ」と発言[34]。槇原は2016年11月24日放送のNHK総合テレビ第1回明石家紅白!』にゲスト出演し、自身が作詞・作曲を手掛けた本作への思いを語り、「SMAPがいてこそできた曲」と発言。自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲だが、「歌っていても借り物…SMAPの歌を僕が歌っている感じ」と話した上で、「歌う人の声にあった曲を作っている人がいい」と言い、司会を務めた明石家さんまが「『世界に一つ?』もそういう感じなんだ?」と聞くと、槇原は「彼ら(SMAP)が歌わないとダメという感じで作る」と打ち明けた[35]

さらに、2016年12月26日『SMAP×SMAP』最終回のラストで本曲を披露し、SMAPとしての最後の歌唱を槇原は自宅のテレビで見守っていたといい、5人のラストステージを静かに見届けた後、「こんなにも多くの人に愛され続けている『世界に一つだけの花』という歌が生まれたのは、あの頃の日本に“SMAP”というアイドルグループがあったからこそだと確信しています。彼らは僕のような音楽を作る者にとってのインスピレーションそのもの! 彼らと関われた幸運を心より感謝しています。メンバーそれぞれの未来が素晴らしいものであることを心よりお祈りいたします」とSMAPに感謝のコメントを寄せた[36]

2019年4月26日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』に出演した槇原は、平成最後となる本番組の放送の最後に本曲を披露した。曲前のトークで司会のタモリが「SMAPにね、作って」とSMAPの楽曲として作詞作曲したことを尋ねると、槇原は「そうですね。SMAPがいたからこそ生まれた曲というか、はい、彼らがいなかったら生まれなかった曲だと思います」と述べた[37]
その他のアーティストによるカバー


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