世にも奇妙な物語
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これまでの放送では、ホラー系やブラック系などのジャンルが最低1作品は放映リストに加えられていたが、今回のドラマパートにはギャグ系や感動系のドラマがリストアップされ、ストーリーテラー部分にホラー系要素が加えられた[注釈 29]。また、「雨の特別編」としては、過去にストーリーテラーが本を朗読すると云った内容の放送が未放送のままであったが、今回の放送によって、番組史上初めての「雨の特別編」が放送された。
2020年代[ソースを編集]
2020年7月11日放送回('20夏の特別編)
2019年から世界中でパンデミックを引き起こした新型コロナウイルスの影響により、従来放送される「春の特別編」が7月の放送となった。放映予定分については制作が進められていたため、この回のエンドクレジットでは「'20秋の特別編」の予告編が公開された(エンドロールもこの回より従来の下から上へ流れる縦型から右から左へ流れていく横型へ変更)。2010年代後半同様、全4話で構成され、ストーリーテラーパートは前半2話、後半2話ずつ、リレー形式で行われた。それぞれのストーリーテラーを仲介するものとして、『しみ』と『3つの願い』では短冊を、『燃えない親父』と『配信者』ではゴミ箱とニコニコ動画のチャット機能を模した誹謗中傷のテロップ(炎上を目的としたコメント)を用い、それぞれのストーリーを紹介した。またエンドロール後はストーリーテラーから「では、30年目の秋にお会いしましょう」のセリフで締めくくった。
2020年11月14日放送回('20秋の特別編)
前回の「'20夏の特別編」と同時に制作が進行しているため、テラーパートの舞台は同じ場所で行われた。前回とは異なり、物語中に次の物語の「キーアイテム」「キーワード」がリンクする演出になっていた(『コインランドリー」』における"言葉"が次の物語の『タテモトマサコ』に繋がる等)。また、夏に出演した広瀬アリスの妹広瀬すずが秋に出演して姉妹それぞれ主演を務めた。
2021年6月26日放送回('21夏の特別編)
2020年同様「春の特別編」を「夏の特別編」と変更し、時期も6月放送に固定される。また、制作も前年度同様「'21秋の特別編」と同時に行われ、エンドクレジットでは予告編が流された。今回は本編出演者の他に声優梶裕貴、YouTuberのもこう、パチスロライターの木村拓魚がそれぞれ出演。放送前にはFischer'sとコラボしたPR動画も制作された。
2021年11月6日放送回('21秋の特別編)
「'21夏の特別編」と並行して制作された今回。物語の1話『ふっかつのじゅもん』は同年に発売35周年を迎えたロールプレイングゲーム『ドラゴンクエスト』との公式コラボ作品で劇中のキーアイテムとして登場するほか「ふっかつのじゅもん」がメインの展開にもなり、直後のテラーパートでもそれに似せたテラーパートとなる。また、前回同様にゲスト出演者としてシンガーソングライターオーイシマサヨシが出演した
視聴率[ソースを編集]

深夜時代から人気を獲得し続けた結果、1990年4月19日に木曜日20時台のゴールデンタイムに昇格。ゴールデンタイムの第1回の放送は14.3%(ビデオリサーチ、関東地区調べ。特記なき場合は以下同様)と当時としてはまずまずの結果であったが、第2回では11.6%と前回と比べて大きく下回ってしまう。だが、番組の人気は上がっていき第1シリーズの最終回直前には視聴率21.3%を記録した。

翌年、第2シリーズがスタートしたが番組の人気が衰えることはなく、初回1991年冬の特別編の2時間スペシャルでは20.9%を記録し、その後も20%前後の高視聴率を獲得し続けて、時間帯のトップに躍り出た。湾岸戦争開戦日の1991年1月17日には、多くの局が報道特番を流す中で、フジテレビは20時で特番を打ち切り通常番組として本作を放送し、当時番組史上最高の24.3%を記録した[8]。1991年3月21日の「真夜中」「鏡」「ど忘れ」の回では番組歴代最高視聴率の25.7%を記録。なお次点では1991年6月6日放送の「シンデレラ」「夢」「秘密の花園」の回で視聴率25.2%であるが、その際、関西地区では29%を記録した。

第2シリーズが終了し、1992年に第3シリーズがスタートしたがその頃から20%台を超すことは少なくなり、視聴率も徐々に低下していった。それでも1992年9月時点で平均視聴率15%以上は維持していたもののレギュラー番組でやっていくのは困難となりレギュラー放送を終了。番組改編期のみの放送となった。

特番シリーズになり再び番組の人気は上っていき、時には20%を超す回も少なくはなかった。2016年現在でも同世帯1位または2位をキープし、人気長寿番組の地位を確立している。
レギュラー時代[ソースを編集]

初回視聴率:14.3%(1990年4月19日放送「恐怖の手触り」「噂のマキオ」「楊貴妃の双六」)

最高視聴率:25.3%(1991年3月21日放送「真夜中」「鏡」「ど忘れ」)

最低視聴率:11.0%(1990年7月12日放送「半分こ」「くせ」「死ぬほど好き」)

関東のみに放送された特別な回を含めると1992年12月7日放送の7.7%が最低視聴率


最終回視聴率

第1シリーズ:18.9%(1990年10月4日放送 90年秋の特別編「絶対イヤ!」 - 「幸福の選択」)

第2シリーズ:18.3%(1991年12月26日放送 91冬の特別編「王将」 - 「ハッピーバースデー・ツー・マイホーム」)

第3シリーズ:17.2%(1992年12月30日放送 92冬の特別編「妄想特急」 - 「サブリミナル」)


平均視聴率

第1シリーズ:16.1%

第2シリーズ:22.1%

第3シリーズ:16.1%


特番時代[ソースを編集]

最高視聴率:23.2%(1995年4月3日放送 '95春の特別編「指環」 - 「地図にない町」)

最低視聴率:6.5%(2023年11月11日放送「永遠のふたり」 - 「トランジスタ技術の圧縮」)

平均視聴率:14.99%(1993年7月『真夏の特別編』から2023年11月『秋の特別編』 現在)

2023年『秋の特別編』視聴率:6.5%(2023年11月11日放送「永遠のふたり」 - 「トランジスタ技術の圧縮」)


監督[ソースを編集]
監督の変遷[ソースを編集]

当番組のような、オムニバステレビドラマ物のドラマにはチーフディレクター総監督)なるものは存在せず、その作品の監督独自の世界観を有する。だが参加する監督[注釈 30]の中には複数回メガホンをとる者がおり、「世にも-」が代表作の一つとなっている監督もいる。ここでは歴代の監督たちの動向を振り返る。
1990年4月19日 - 1992年12月7日


レギュラー放送として木曜日の夜8時に放送していた時である。

初回(共同テレビ制作)の演出は鈴木雅之(現:フジテレビ役員待遇第1制作センターGD、旧:ドラマ制作部)、星護小椋久雄の三人であった。

長年番組に携わっていた石原隆曰く「星護さん(の作品で印象に残っているの)は『噂のマキオ(第1シリーズ第1回)』。彼はギミックが効いてるロジカルな話がうまい。鈴木雅之さんは、『代打はヒットを打ったか?』。彼は『奇妙』にコメディを持ち込んだ最高峰。落合(正幸)さんは『リフレイン』。人間に気持ちが乗っていくホラーが得意なひと。小椋さんは『帰れない』。『奇妙』にヒューマンドラマを持ち込んだ」と映画の特別編も監督したこの四人をエポックメイキングになった作品を基に評価している。

その後、連続ドラマでは星田良子河野圭太など共同テレビの演出陣に加え前述の各制作会社が切磋琢磨し、久世光彦小林俊一田中秀夫などのベテランや飯田譲治・堤幸彦雨宮慶太などすでに劇場映画・テレビドラマで活躍していた監督に加えて岩井俊二・河崎実本広克行など若手の監督も積極的に登用していた。


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