下関港
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門司港との間で鉄道車両航送を実施。

1930年昭和5年) - 下関港第1期修築工事完了。(東港岸壁が完成)

1937年(昭和12年) - 小門海峡(彦島と本土の間)を締め切り。

1942年(昭和17年) - 関門トンネルが開通、鉄道車両渡船を廃止。下関漁港修築工事完成。

1945年(昭和20年) - B-29による機雷敷設空襲により港湾機能が麻痺。

1947年(昭和22年) - 下関港第2期修築工事完了。(第1突堤が完成)

1949年(昭和24年) - 関門海峡掃海完了。

1951年(昭和26年) - 関門穀物商品取引所設置。(翌年、関門商品取引所に名称変更)

1953年(昭和28年) - 特定重要港湾(現・国際拠点港湾)に指定。

1959年(昭和34年) - 下関港第3期修築工事完了。(第2突堤が完成)

1962年(昭和37年) - 下関市が下関港の港湾管理者及び海岸管理者となる 。

1970年(昭和45年) - 6月16日から関釜フェリー就航[6]

1988年(昭和63年) - 下関港国際ターミナル完成。

1989年平成元年) - 東港再開発・あるかぽーと着工。 市営渡船・彦島線(伊崎 - 海士郷 間)廃止。

1992年(平成4年) - 下関港初のコンテナ船定期航路開設 。

1994年(平成6年) - 下関港が輸入促進地域(FAZ)指定。

1995年(平成7年) - 新港地区・長州出島着工。

1996年(平成8年) - 山口県国際総合センター 海峡メッセ下関オープン。

1998年(平成10年) - 青島航路が週1便へ 。

2001年(平成13年) - 関門商品取引所が福岡市へ移転し、福岡商品取引所に名称変更。

2006年(平成18年) - 蘇州航路就航。

2009年(平成21年) - 蘇州航路旅客営業廃止、貨物専業化。

2011年(平成23年) - 光陽航路就航。

2012年(平成24年) - 光陽航路休止。

2015年(平成27年) - 青島航路休止。

2017年(平成29年) - コンテナ航路を長州出島に移管。長州出島でアフリカ向けの不定期自動車輸出を開始。韓国企業が運航するコンテナ船「PANSTAR」が就航し、国際定期航路が4航路週13便に増加。みなとオアシス下関が登録される。

2018年(平成30年) - 韓国の釜山・馬山、中国の石島RORO船の航路が就航。

2019年(平成31年) - 下関市とMSCクルーズとの共同で「官民連携による国際クルーズ拠点形成計画書」を提出し、国土交通省が「『官民連携による国際クルーズ拠点』を形成する港湾」に指定[広報 6]

2019年(令和元年)- 国土交通省が指定した「釣り文化振興促進モデル港」13港湾の一つに指定[広報 7]

2020年(令和2年)- 関釜フェリー就航50周年。星野リゾートと下関港ウォーターフロント開発に係るホテル事業の契約締結。六連島灯台重要文化財に指定。

2021年(令和3年)- 西山地区岸壁改良工事完了。下関市国際旅客船拠点形成計画発表[7]

2022年(令和4年)- 星野リゾートがホテル事業に伴う附帯施設の建設工事に着工。西山地区で下関バイオマス発電所運転開始[8]。2年半ぶりにクルーズ船寄港。

主な施設
本港地区本港地区

JR西日本下関駅JR貨物下関貨物駅にほど近い東大和町細江町に位置し、 第1突堤 、 第2突堤 、 細江ふ頭 で構成される。戦前から1978年昭和53年)にかけて埋立により整備され、門司税関下関税関支所や入国管理、検疫をはじめとする港湾官公署や国際貨客航路の発着点となる下関港国際ターミナル、くん蒸庫、大型冷蔵・冷凍庫などの施設が立地する。
第1突堤
農林水産省食料産業局(旧総合食料局、現在の新事業・食品産業部)の配船により、主に大麦小麦の輸入やアルミの輸入、韓国の鮮魚運搬船による水産品を取り扱っている。
第2突堤
主としてアルミや水産品を取り扱っており、3万6千トンクラスの大型冷凍冷蔵倉庫を完備している。
細江ふ頭
関釜フェリー・蘇州下関フェリーが利用している下関港を代表するふ頭。輸入貨物はトラックや貨物列車によって日本各地に配送される。年中無休で通関と植物検疫(祝日を除く)が行われており、動物検疫・食品検査は週6日実施されている。輸出では電気機械・機械、輸入では水産品・衣料品・野菜・果物を取り扱っている。
下関港国際ターミナル下関港国際ターミナル(2023年9月)

現在の下関港国際ターミナルは、1988年(昭和63年)3月に完成した日本最初のCIQ施設などを完備した外国航路用旅客ターミナル。1階はフェリー貨物の荷捌地、2階は乗船券の購入や税関・出入国手続きをする施設になっている。2003年(平成15年)には、下関駅前のペデストリアンデッキがターミナルビル玄関まで延伸されて直結したことにより、下関駅からの所要時間が徒歩7分となった。

関釜フェリー 下関港国際ターミナル -  大韓民国釜山広域市

光陽ライン 下関港国際ターミナル -  大韓民国光陽市

蘇州下関フェリー 下関港国際ターミナル - 中華人民共和国蘇州) 貨物専用

東港・唐戸地区海響館と唐戸桟橋

唐戸桟橋と あるかぽーと で構成される。一帯は2017年(平成29年)9月17日に全国で100箇所目のみなとオアシスに登録されており、カモンワーフを代表施設とするみなとオアシス下関として賑わい拠点ともなっている。

あるかぽーととは1996年(平成8年)に完成した南部町(なべちょう)南側埋立地の愛称(アルカディア(理想郷)とポート(港)の複合語)で、住所表記も同じである。埋立地完成後、埠頭が整備され、2001年(平成13年)4月には敷地の一部にしものせき水族館 海響館がオープンした。2013年9月に泉陽興業の運営するアミューズメント施設「はい!からっと横丁」がオープンした。当施設は定期借地契約の期間満了に伴い2023年10月31日に営業終了予定であり、その後は隣接する星野リゾートによるホテル建設予定地と一体的に整備される予定である。

あるかぽーと埠頭には定期旅客船の就航はないが5万総トンの客船が寄港できる旅客船専用岸壁を有しており、大型クルーズ客船や大型帆船(日本丸海王丸等)が下関に寄港する際にはあるかぽーと埠頭が使用されている。

かつては石崎汽船の高速艇シーマックスが唐戸桟橋と松山港愛媛県松山市)とを結んでいたが、2006年(平成18年)に航路短縮となり下関には寄港しなくなった(航路そのものも2008年に廃止)。


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