上海は中国政府が指定する「中華人民共和国国家歴史文化名城」のひとつであり、市内には「中華人民共和国全国重点文物保護単位」が16点存在する。
上海でも近年中国の標準語とされる普通話(北京語)は通用するが、日常会話で使われているのは依然として上海語(上海方言)であり、テレビ・ラジオ放送でも上海語の番組が存在する。上海語は呉語(呉方言)の代表的なものである。上海語を使って演じる伝統劇の「滬劇」があるほか、近年は若者が上海語のラップを歌う例も見られる。但し、他地域同様に幼稚園からの普通話教育と公共場所での普通話の徹底により、上海生まれ上海育ちの若者でも上海語が話せなくなってきている。一部、上海市が対策を講じ始めているが効果には至っていない。
アクロバティックな演技で知られる中国風サーカス( ⇒雑技)の「上海雑技団」も有名。上海料理は近接の江蘇省の料理・江蘇料理の影響を受け、これを洗練させたものである。
上海の文化的特徴は、もともと「海派文化」と称される隣接の江蘇省、浙江省地域一帯の伝統的文化・芸術と、1920年代 - 1930年代に西洋から移入された流行文化が混じり合い、現代中国で最も洗練された都市のひとつとなっている。
改革開放政策導入後、上海では多くの大きな文化イベントが開催され、上海大劇院、上海博物館、上海図書館、上海影城など、中国最大規模の文化施設が多く建設された。ヨーロッパ調の上海音楽庁の全面改装後、クラシックのコンサートも多く開催されるようになる。また、国際芸術祭、国際映画祭なども毎年開催されている。2010年5 - 10月には、「より良い都市、より良い生活(城市、?生活更美好;Better City Better Life)」をテーマに国際博覧会が開催された。
建築浦東新区の建築群の夜景
上海には1920年代より多くの西洋様式の建築が残されている。その中でも特に黄浦江に面する川沿いの外灘 (The Bund) は、上海海関、香港上海銀行などが立ち並びヨーロッパ調の風情を感じさせる建築群として知られており、上海のシンボルにもなっている。市内にも多くの西洋建築が点在している。
上海市内においては、1920年代の一般市民の共同住宅である「石庫門」と呼ばれる建築様式も残っており、現在都市化が進むなか貴重な文化資産として、その多くがブティックやレストランとして改築され、保存されている。市内中心部・淮海中路近くの「上海新天地」はその一例である。
一方外灘の対岸にあたる浦東新区には、1994年完成の東方明珠電視塔を始めとして、新しい摩天楼群が立ち並び、そのエキゾチックな景観、発展ぶりには目を見張るものがある。2008年には世界第2位の高さとなる高層ビル、上海環球金融中心(上海ワールドフィナンシャルセンター;別名「上海ヒルズ」、地上492m、階数104階)が完成し、地上474mの高さにある100階の展望台は世界で最も高い展望台となった。さらに2014年には高さ632mの上海中心(上海タワー)が完成した。
上海市には高さ100mを超える超高層ビルが426棟あり、世界でも7番目の高層都市である[44]。
浦東河岸からの高層ビル群の眺め
『石庫門』の住宅
上海新天地
上海環球金融中心
ジンマオタワー
上海中心
上海ディズニーリゾート
観光
黄浦区
外灘(外?)
南京東路(南京?路/旧公共租界の「大馬路」)
上海第一百貨商店(上海第一百?商店)
上海第一食品商店(上海第一食品厂)
沐恩堂
上海音楽庁(南京大戲院、上海音??)
上海大劇院(上海大?院)
上海博物館(上海博物?)
上海美術館(上海美??)
豫園(豫?)
上海城隍廟(上海城隍?)
八仙橋(八仙?)
十六鋪(十六?)
老西門(老西?)
上海文廟(文?/孔子廟)
董家渡聖フランシスコ・ザビエル教会(董家渡・天主教堂)
乍浦路美食街
黄河路美食街
淮海中路(旧フランス租界の「霞飛路」)
上海新天地(“石庫門”建築を改装した店舗・レストラン・バーが並ぶエリア)
中国共産党第一次全国代表大会址紀念館(中共一大会址?念?)
孫文故居(?中山故居)
張学良故居(?学良故居)
梅蘭芳故居(梅?芳故居)
周公館(周公?/周恩来が中国共産党代表団の上海事務所に使用した洋館)
ホテルオークラ(旧 フランス倶楽部、上海城市花?大?店)
田子坊
8号橋(第八号大?)