上海トランスラピッド計画は完成まで100億元(13.3億米ドル)の費用と2年半の月日を要した。路線の全長は30.5kmで整備施設へ繋がる軌道を備える。
延伸詳細は「en:Shanghai?Hangzhou Maglev Line」を参照
2006年1月、上海-杭州磁気浮上式鉄道延伸計画が上海都市計画局によって提案された。延伸は既存の路線に上海虹橋国際空港、上海南駅と上海万博の会場を経由して杭州まで延伸する計画である。延伸は55km離れた2空港間をおよそ15分で移動できるようにする。
杭州への延伸計画は2006年2月に中央政府によって承認され2010年に完成予定だった。上海環境科学保護学院が安全で空気と水の質に影響を与えず、騒音は制御可能であるとの環境評価にもかかわらず[14]、電磁波の影響に反対する沿線の住民により作業は2008年に延期された[15]。2009年2月27日のオンライン版チャイナ・デイリー紙によると上海の行政当局は電磁波による健康への悪影響を考慮して地下に建設する事を検討中で最終的な決定は国家発展再構築委員会が担うとされる。
同様の計画は2010年3月に承認され2010年末に建設が開始された[16]。新路線は全長199.5kmで元の計画よりも24km長い。最高速度は450km/hが予定されるが建設区間では200km/hに制限される。
しかしながら、2010年10月に滬杭旅客専用線が開業して2都市間の所要時間は45分に短縮され、磁気浮上式鉄道の計画は再び延期となる[17]。 2006年8月11日、浦東国際空港を発車直後の午後2時40分に磁気浮上式鉄道の車内から出火した。けが人はなかった。予備報告書では電気的な問題が原因であると推定される。 契約の一環として中国へのトランスラピッドの限定的な技術移転が合意された。ドイツ製の基幹部品と技術を備えた最初の中国製の4輌は2011年1月から運行を開始した。[18]
事故
技術移転
沿革
2000年6月30日 - 空港アクセス鉄道として、ドイツのトランスラピッドを採用することで上海市と合意。
2001年3月1日 - 工事開始。
2002年7月20日 - 上海向けの第1号車両が出荷
2002年12月31日 - シュレーダー独首相(当時)を招いて、開通式。
2003年12月29日 - 磁気浮上型の永続実用線として世界3番目、期間限定実用線を含めれば世界8番目の営業運転開始。
2004年7月3日 - 100万人輸送達成。
2005年7月 - 400万人輸送達成。
2005年12月1日 - 運行時間を8:30-17:30から、7:00-21:00に延長。
2006年8月11日 - 営業運行中に初の火災事故。
2006年9月22日 - 同システムであるドイツのエムスランド実験線で衝突事故。
2007年10月15日 - 運行時間を6:45-21:30に延長。
2011年3月5日 - 運行時間を6:40-21:51に延長。時間帯によって15分または20分だった運行間隔を20分に均等化。430km/h運転の時間帯の拡大。[19]
2011年5月24日 - 3月に改正したダイヤを元に戻した[20]。
2020年2月 ‐ 新型コロナウイルスの流行に伴う浦東国際空港の利用者数減少の影響により、全ての時間帯で300km/h運転となる[1][21]。
脚注[脚注の使い方]
注釈
出典^ a b c d “ ⇒最新活?(2020年4月24日)”. 上海磁浮官方网站. 2020年7月5日閲覧。
^ ⇒Shanghai Maglev Train
^ “アーカイブされたコピー
^ ⇒磁浮列??行信息表
^ ⇒Chronicle of Events Archived
^ 中国、世界初の磁気浮上式リニアモーターカー実用化で世界にアピール