上智大学
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日本初のカトリック教会系大学である。アメリカ合衆国ジョージタウン大学フォーダム大学ボストンカレッジイタリアグレゴリアン大学韓国西江大学校など、世界各国のイエズス会系校と提携関係にあるほか、2020年3月現在、アメリカのイエール大学ペンシルベニア大学イギリスエディンバラ大学オーストラリアシドニー大学メルボルン大学中国清華大学など、世界の373大学と協定を結んでいる[2]

上智大学の起源は、1549年天文18年)、カトリック教会イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエルが、日本人の旺盛な知的好奇心や高い道徳性、誠実性に感銘を受けたこと、また当時の足利学校五山における高度学問教育の存在を知り、「日本のミヤコ(都)に大学を」と日本での高等教育機関開設を構想したことにある。しかし、ザビエルの志は禁教令により叶わず、改めて1905年明治38年)にローマ教皇ピウス10世が、日本での高等教育機関設立をイエズス会に託し、ウィリアム・オコンネル司教親善大使として明治天皇宛に親書を託し派遣。オコンネル司教が東京市長、帝国大学総長、桂太郎首相と精力的に会談を重ねた結果、1913年大正2年)に専門学校令による上智大学が設立され、哲学科ドイツ文学科商科を開設。校地には、元陸軍大臣高島鞆之助の所有地や陸軍大将大島久直らの邸宅が選ばれた[3]。なお、現在の四谷キャンパス一帯は、明治維新まで徳川御三家の一つである尾張徳川家中屋敷であった[4]ヘルマン・ホフマン初代学長と上智大学第1期生(1914年3月)[5]

1928年昭和3年)に大学令による大学として新発足し、文学部哲学科・文学科、商学部商学科を開設。1948年(昭和23年)に新制大学として発足し、文学部と経済学部を開設。1949年(昭和24年)に国際部(International Division)を開設。1951年(昭和26年)に私立学校法により学校法人上智学院となる。1957年(昭和32年)に法学部を開設。1958年(昭和33年)に神学部と文学部外国語学科を改組し外国語学部を開設。1962年(昭和37年)に理工学部を開設し、これにより人文科学社会科学自然科学を研究・教育する総合大学となる。1987年(昭和62年)に比較文化学部を開設。2004年(平成16年)に大学院法学研究科法曹養成専攻(法科大学院)を開設。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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