上代特殊仮名遣い
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注釈^ エにも2種類の書き分けが見られるが、こちらはア行とヤ行の区別であり、上代特殊仮名遣には含めないのが一般的になっている[2]
^ 甲乙の書き分けを音韻の違いの反映と見るのは、「オッカムの剃刀」に従っている。その他の説明はより多くの前提を必要とする。
^ 「モ」を加えれば88音、「ホ」[3]を加えれば89音
^ 「コ」では区別がその後も残った。
^ 大野自身の表現では「ポリネシア語」
^ タイトルはソシュールの Memoire sur le systeme primitive des voyelles dans les langues indo-europeennes のもじり。
^ 後にイ段についても甲/Cji/、乙/Ci/ とする5母音説も唱えている。
^ 「ハナィ」「ハィナ」「ハィナィ」が「ハネ」「ヘ(乙)ナ」「ヘ(乙)ネ」として定着しなかった原因は不明。
^ ヘボン式ローマ字 sh, ch, ts, f が表す [?][t?][ts][?] は、/s/, /t/, /t/, /h/ の条件異音で、現れる音環境は明確である(/s/: [s]?[?],/t/: [t]?[t?]?[ts],/h/: [h]~[c]?[?] はそれぞれ相補分布)。他方、「コ」の甲類と乙類が現れる音環境の違いは明らかでない。
^ ただし軟口蓋子音については、ケ甲, ゲ甲 *[ke, ge]、ケ乙, ゲ乙 *[kje, gje]
^ 前述の早田 (1998)[57] と笠間(2015)[56]、木田章義 (2012)[58] などによる。院政期アクセントは Martin (1987) を参照した。
^ 例えば大野晋などが述べている
^ 例えば松本克己などが述べている
^ 「高市皇子」の成立で起こっているのは奇しくもこれとあまり変わらない音韻変化である。
^ サケの方は露出形と呼ばれる。
^ 例えば琉球諸語から再構される琉球祖語などが、その顕著な例である。

出典^國語と國文學』第8巻第9号、1931年9月。後に『橋本進吉博士著作集3「文字及び仮名遣の研究」』(岩波書店、1949年11月)所収。
^ 安田尚道 (2007).
^ a b Miyake (2003).
^ 大野晋、佐竹昭広、前田金五郎 編『岩波 古語辞典 補訂版』1990年。ISBN 9784000800730。 
^ a b c 菊沢季生『国語音韻論』賢文館、1935年。全国書誌番号:46024245。 
^ a b 森博達 (1991).
^ Frellesvig & Whitman (2008), p. 8.
^ a b 安田尚道 (2007)。トレマ自体は、当初は特定の傾向の音声(発音)を示す趣旨とは限らなかったようである。
^ 森博達 (1991) など。
^ 『時代別国語大辞典:上代編』三省堂、1967年。ISBN 978-4-385-13237-2。 など
^ 山田孝雄『仮名遣の歴史』宝文館、1929年、57?76頁。全国書誌番号:53013320。 
^ 木枝増一『仮名遣研究史』賛精社、1933年、150?207頁。全国書誌番号:60013829。 
^ 今野真二『かなづかいの歴史』中央公論新社中公新書〉、2014年、147?169頁。ISBN 978-4121022547。 
^ 安田尚道「『古事記伝』の「仮字の事」をどう読むか?上代特殊仮名遣の研究史を再検討する?」『日本語の研究』』第4巻4号、日本語学会、2008年、1?15頁、doi:10.20666/nihongonokenkyu.4.4_1。 
^ a b 安田尚道「石塚龍麿」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年、66頁、NAID 40020787745。 
^ 馬渕和夫、出雲朝子『国語学史』笠間書院、1999年、47?48頁。ISBN 978-4-305-60302-9。 
^ 『帝国文学』第23巻拾壹月号、1917年11月。後に『橋本進吉博士著作集3「文字及び仮名遣の研究」』(岩波書店、1949年11月)所収。
^ a b c 橋本進吉 (1938).
^ a b 有坂秀世『上代音韻攷』三省堂、1955年、390, 404, 430頁。 
^ a b Miyake (2003), p. 62.

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