三重県には製材工場が218工場あり、岐阜県に次ぎ日本で2番目に多い(2016年、木材統計)[31]。
檜 - 主に東紀州地域
杉 - 主に奥伊勢地域
工業
中京工業地帯に位置しており、都道府県別工業製品出荷額9位[32]。男性の42%が製造業の従事者であり、男性中心の製造業労働者の地域社会である。工業化を推進する経済構造であり、平成期に三重県が工業系の経済成長率が高い都道府県1位になる。都道府県別の男女賃金格差の経済のジェンダーギャップ指数ランキングで3年連続の最下位レベルの46位である。経済的要因として製造業従事者の三重県内の男性と高学歴女性の知識産業が少ない三重県内の女性との職種別のジェンダー平等な地域社会で無い事から男女の賃金格差を拡大していると指摘されている。[33]
四日市市の石油化学コンビナート群の四日市コンビナート -日本高度経済成長の象徴。公害で悪名を轟かせたが、現在は克服している。四日市コンビナートは三重県経済を支える拠点である。
本田技研工業鈴鹿製作所(鈴鹿市)、トヨタ車体(いなべ市)を中心に、輸送用機器の製造品出荷額が最も多い。
津市のジャパン マリンユナイテッドは造船を中心に、JFEエンジニアリングは横浜ベイブリッジや本四連絡橋,地元青山高原の風車群など、数々の鉄鋼製品を出荷している。
2000年以降、東芝(四日市市)、富士通(桑名市)の半導体工場、シャープの液晶工場(亀山市、多気町)に大規模投資が行われ、電子デバイス関連の製造品出荷額が急伸している。三重県も三重クリスタルバレー構想・三重シリコンバレー構想を掲げ、行政面から工場誘致を進めている。
大阪市と名古屋市の中間に位置し、名阪国道が通っている伊賀地方北部には、企業の生産拠点・物流拠点としての工場と工業団地が点在している。
工場を置く主要企業
愛知機械工業(松阪市)
旭化成(鈴鹿市)
味の素(四日市市) - 敷地内にバードサンクチュアリを開設している
味の素AGF(鈴鹿市) - 子会社のAGF鈴鹿
味の素食品(四日市市) - 旧クノール食品
ADEKA(東員町)
伊賀越(伊賀市)
石原産業(四日市市)
井村屋グループ(津市)
ヴァーレ・ジャパン(松阪市) - 旧 インコ東京ニッケル
エクセディ(伊賀市)
NTN(桑名市、松阪市、東員町)
NTNアドバンスマテリアルズ(亀山市)
オムロン ヘルスケア(松阪市)
おやつカンパニー(津市)
オンキヨー ディベロップメント&マニュファクチャリング(津市)
カメヤマ(亀山市、津市) - カメヤマローソク創業の地、現本社機能は大阪に移転
カヤバシステムマシナリー(津市)
京セラ(伊勢市)
京セラドキュメントソリューションズ(玉城町) - 旧 京セラミタ(三田工業)
神戸製鋼所(いなべ市)
コスモ石油(四日市市)
サラヤ(熊野市)
日本サンガリアベバレッジカンパニー(伊賀市)
サンジルシ醸造(桑名市) - ヤマサ醤油グループ
JSR(四日市市)