三菱電機
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NTTドコモ向けについては、電電公社・分社化前のNTT時代から端末を供給しており、「mova」の商標を名乗る権利と1文字の略号「D」(DはDiamondのD)[注釈 27]が与えられていた。

NTTドコモ向けに発売された、ポータブルMDプレーヤーのような形でFMラジオが聞ける携帯電話「Music PORTER」など音楽機能に特化した端末、当時では珍しかったアンテナ内蔵型端末のD503iS、そして当時類のない2つのディスプレイを搭載したD800iDSや、J-PHONE(当時)向けに発売されたJ-D06"graphica"のようにデザイン性を重視した端末、TU-KA向けに発売された「THZ43 Chiaro」のようにデジタルカメラを同梱し、世界で初めて撮影画像の端末でのやり取りや端末ディスプレイで撮影画像を確認できる機能を搭載するなど、特定の機能に特化した端末を多く手掛けていたのが特徴である。

D503i以前のモデルは独特のフリップ式だったが、D901iから、90Xシリーズと70Xシリーズの一部ではスライド式の形状を採用した。この機種から富士通との協業に関係して同じSymbian OSを採用した。最後のフリップ式の端末はD2101Vである。

D503iS以降のNTTドコモ向け端末は基本的にアンテナが内蔵型となっている(D2101Vを除く)。

撤退後、パナソニックの携帯部門であるパナソニック モバイルコミュニケーションズにスピードセレクターなどの一部技術・ノウハウを提供した。結果としてP-02AP-08Aにはスピードセレクターが搭載。見た目もD90Xシリーズに似たものとなっている。

ワンセグ対応機種そのものは製造していたが、シャープの「AQUOSケータイ」を皮切りに流行した、薄型テレビのブランドを冠した携帯電話は三菱電機では存在しない。

携帯電話の機種についてはCategory:携帯電話端末 (三菱電機)を参照のこと



三菱の携帯端末の特徴の一つ・フリップ式筐体『DP-222』(1997年)

D251i(2002年)。この頃からNTTドコモ向け端末はすべてアンテナ内蔵型となる。

NTTドコモ FOMA D702i(2006年)。この時期のドコモに稀なストレート式筐体

NTTドコモ FOMA D903i(2006年)。スライド式筐体とスピードセレクターは、この時期の三菱携帯端末の特徴

NTTドコモ FOMA D905i(2008年)。三菱の携帯端末の最末期機種

衛星携帯電話
ワイドスターデュオ(2001年)。衛星モデムによりFAXやデータ通信が可能


太陽電池モジュール.- 2020年で撤退し、以降は京セラ製パネルを自社ソリューションに使用[63]

組織・設備
研究所

先端技術総合研究所(
兵庫県尼崎市

情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市

統合デザイン研究所(神奈川県鎌倉市)

通信システムエンジニアリングセンター (東京都千代田区大阪府大阪市北区)

Mitsubishi Electric Research Laboratories (MERL)(アメリカ

Mitsubishi Electric R&D Centre Europe (MERCE)(フランスイギリス

主な工場

発祥地が兵庫県神戸市のため、近畿地方に多くの生産拠点がある。直轄の生産拠点にはグループ内略称として、「?電」で終わる通称が付けられている[注釈 28]。なお、ここにあげる「製作所」は経営単位なので、実際の工場としては、例えば神戸製作所と電力システム製作所は同一の連続した敷地内にある。

拠点名所在地グループ内略称概要
神戸製作所兵庫県神戸市兵庫区.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}神電(しんでん)三菱電機誕生の地。旧三菱造船電機製作所。電力システム、公共プラントシステム、防災システム、通信ネットワークシステムのソリューション供給。
電力システム製作所兵庫県神戸市兵庫区[工 1]
長崎県長崎市[工 2]力電(りきでん)タービン発電機、加速器応用システム。
伊丹製作所兵庫県尼崎市伊電(いでん)交通システム、車両用機器、運行管理システム、電力管理システムの供給。
名古屋製作所愛知県名古屋市東区
愛知県新城市[工 3]
岐阜県可児市[工 4]名電(めいでん)1924年(大正13年)汎用電動機量産工場として設立。全社の製作所の中で最大敷地面積を誇る(単体で約30.6万m2)。FA・産業用メカトロニクス関連機器の生産で国内首位。産業用ロボットシーケンサインバータサーボモータ工作機械用、変圧器(トランス)、電磁開閉器。分工場に新城工場(愛知県新城市)、可児工場(岐阜県可児市)、旭工場(愛知県尾張旭市)の3工場。名古屋製作所は、同社初の自社取得敷地に建設された工場。当初はここが会社の中核工場になる予定[64] で、本店も名古屋市に置かれていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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