三菱化学メディア
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なお三菱ケミカルのグループ会社一覧から当社の記述が消去されている[42]


製品

日本では、米国Verbatimと提携し当初の段階では「化成バーベイタム」によりフロッピーディスクなどをVerbatimブランドで発売していたが、三菱化成メディアの設立に伴いMITSUBISHIブランドに変更された。しかし、Blu-ray対応録画機の普及も手伝い、世界戦略の見直しから2009年9月よりVerbatimブランドを日本市場に再投入(ブランドとしては本格的な展開開始)[43]。当初はPCデータ用ディスクを皮切りに、ブランドの切替を開始し、翌2010年9月1日出荷分以降は、全ての商品を「Verbatim」ブランドに“戻し”[44]、MITSUBISHIブランドは一時、完全に姿を消す事となった。

その後、ディスクメディアでMITSUBISHIブランドの商品も一部復活したが、Verbatim Japanへの譲渡に伴い、2020年度を目途に再度終了。同パッケージのままVerbatimブランドに順次変更しているため、Verbatimブランドのディスクメディアは、当初からVerbatimブランドのものと、MITSUBISHIブランドから変更したものの2種類のパッケージが混在している[40]

2013年4月以降、アイ・オー・データ機器を日本における総代理店と定め、MITSUBISHIブランドの商品を含めて販売の一切を委託している。ただし、2017年12月から発売された「Victor」ブランドの商品はブランド所有者のJVCケンウッドが代理店となり、商品の問い合わせなどに対応している。2021年度以降の同ブランド商品の供給については、以前と変わらずVerbatim Japanが発売し、JVCケンウッドが代理店となっている。
サッカー支援

三菱グループとしては日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)では浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)を支援しているが、当社だけは2010年に「Verbatim」としてギラヴァンツ北九州を支援していた。

これは、同クラブが北九州市の黒崎地区に今も工場を構える当社保有のサッカー部(三菱化成黒崎サッカー部)を母体としていた事情があるためであり、旧ニューウェーブ北九州がJリーグへ昇格したことを機に、再投入した「Verbatim」ブランドの浸透を図る狙いも兼ねて、ブランド名でチームスポンサーとなっていた。

しかし、当の地元北九州市内にある家電量販店などでは、一時在庫限りとなっていた自社ブランド商品(2019年現在はデータ用ディスクメディアで復活)や2017年から製造しているVictorブランドの商品も含めて、売場に占めるこの会社の商品の割合は全国の他地域同様さほど高くない。録画機メーカーであるパナソニックやシャープ[45]ソニー、ライバルメーカーであるTDK(のちにイメーション社が販売していたが2015年末を以ってブランド終了)に日立マクセル(当時)、JVCケンウッド系のビクターアドバンスメディア(2015年末を以って清算)などと激しいシェア争いを繰り広げている(繰り広げていた)状態である。また、家電量販店がギラヴァンツのスポンサーに1社も入っていないこともまた、シェアの伸び悩みに繋がっている面もある[46]

たまたまリーグ過去最悪の成績で2010年のシーズンを終えたこともあり、Jリーグ規約こそ抵触しなかったものの[47]、三菱グループ全体の浦和レッズに支援を集中する方針との矛盾を解消するため、僅か1年でスポンサーを降りる結果となった。
関連項目

土田晃之 - 2010年に「Verbatim宣伝隊長」としてキャンペーンに起用された[48]

黒田淳 - かつて所属していたBMX選手。現・競輪選手

参考文献
技術革新の戦略と組織行動 / 小山和伸著 、東京 : 白桃書房 、1998 274p 22cm

脚注[脚注の使い方]^ a b “会社概要”. 三菱ケミカルメディア. 2017年11月26日閲覧。
^ a b c d e MCメディア株式会社 第28期決算公告
^ 保存に強いAZO色素 - ウェイバックマシン(2009年12月13日アーカイブ分)
^ 安定性に優れ、繰り返し記録に強い独自開発の記録層SER - ウェイバックマシン(2009年12月16日アーカイブ分)
^ 保存に強く、ドライブとの優れた互換性を実現 独自開発の記録膜MABL - ウェイバックマシン(2009年11月27日アーカイブ分)
^ “光ディスクの“次”を切り拓く三菱化学メディアの技術力”. PHILE WEB. 音元出版. 2024年3月15日閲覧。
^ 自社製造の国産スタンパによる安心設計 - ウェイバックマシン(2009年11月27日アーカイブ分)
^ a b “記録メディア事業の売却について”. 三菱ケミカル株式会社 (2019年6月14日). 2020年5月22日閲覧。
^ のちに三菱化学インフォニクス・アイルランドに社名変更した後、エムシー・インフォニクス・アイルランドに再度変更。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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