三匹が斬る!
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」と名乗るシーンがある[3]。実は甲賀忍者の末裔であり、さらに第1シリーズの最終話において京都町奉行・板倉内膳正であることを明かし、町奉行職に復帰する。しかし、旅暮らしの気楽さが忘れられず、あっさりと町奉行の職を捨て、矢坂達と共に旅を続ける。第5シリーズの最終話でお庭番にして鳥居甲斐守の娘である小百合姫(樹木希林)から逃げ遅れて捕まり結婚することになり息子の陣之介が生まれた。第6シリーズからは陣之介を連れて旅をするようになった。
吉良 右近(きら うこん):近藤真彦
通称「千両」(第6シリーズ)、「若殿」(第7シリーズ)。第6シリーズの初回スペシャルで初登場し新たに三匹に加わる若き素浪人。当初は江戸の高級料亭・八尾膳の借金の取立てをするため「千両」と名乗るが、第7シリーズからは「若殿」と名乗る(久慈は当初吉良を「右近」と呼んでいたが、しばしば「こ」と「ん」を入れ違えて呼んでしまうため、「若大将」「青大将」「若殿」のうちのどれで呼ばれるのがいいか尋ねたところ、吉良が「若殿」を選んだ)。もっとも劇中で「若殿」と呼ばれることは稀で、久慈からは「右近」、陣内からは「若」と呼ばれる場合がほとんどだった。剣術は一通りの流派を会得しており、構えは「千両」と名乗っていた頃は逆手、「若殿」と名乗るようになってからは正眼。また、毎回の殺陣の際に相手の動きを読むため、必ず「お主、流派は何だ?」(「お主、何流を使う?」と言うことも)と問いかけてから、相手と同じ流派を使って斬り倒すのが定番であるのだが、聞いたことのないようなマイナーな流派や我流の使い手は苦手で、しばしば苦戦するようなこともある。吉良上野介の子孫である(1702年赤穂浪士討ち入り後は御家断絶となっていたが1732年に上野介の弟である東条義叔の孫である吉良義孚の代に御家再興された)が、幕臣が嫌になり、素浪人となった。以後、仕官の道が叶った久慈と入れ替わるように、三匹の仲間となる。第6シリーズでは久慈を模した姿をしているが、第7シリーズで矢坂がメリケンに旅立った後は、矢坂を意識したのか着流し姿に変わり、太刀捌きも一新されている。
お恵:杉田かおる
第1シリーズに登場。江戸・深川風呂屋の娘だったが、ある事件で祖父が悪人に殺されたことをきっかけに、三匹に同行する。三匹達を軽くあしらう強かな性格。特に陣内とは息が合い、掛け合い漫才の様な展開を見せる。第1シリーズの最終話で、三匹達と別れ、京都で味の修行を続ける。第2シリーズの最終話で江戸に戻って居酒屋を開いている。
お千:藤代美奈子
第2シリーズに登場。京都の田舎町の庄屋の娘で、織物師になる夢を持っている。ある事件をきっかけに、旅を続けていた三匹たちと出会い、一行に加わる。武芸百般に通じており、三匹の手足となり、情報収集を行う。第2シリーズの最終回で、笠間藩主の異父妹・千鶴姫という正体が判明する。正体を明かした後は、笠間藩の家老の悪事を、三匹たちと共に防いで藩に戻り結婚する。
お蝶:長山洋子
第3シリーズ - 第5シリーズと第6シリーズの第1話に登場。蝶のように突如として現れ、矢坂に言い寄る神出鬼没かつ正体不明の娘。当初は「揚羽のお蝶」という名の女スリだったが、三匹達との出会いから足を洗い、以後は同行者として、共に旅を続けた。また、そのスリの技術を使って重要文章を盗むなど、かなり重要な役目を受けることも多い。第4シリーズでは、女流作家を目指し、旅の道中で起こる三匹たちの活躍を書き記していく。これがきっかけとなり、絵草紙本を出版、人気作家となる。第5シリーズでは、版元から続編を依頼され旅に出るが、道中で三匹たちと再会する。女・十返舎一九を自称し、以後三匹に同行する。第5シリーズの最終話において、棋士になると言って三匹たちに別れを告げるが、第6シリーズの第1話で三匹が江戸に戻った際には元の戯作者に戻っている。
お軽:島崎和歌子
第6シリーズで登場する女道中師。三匹とは宿場町で知り合う。陣内をライバル視しており、旅先で彼の前に現れては、商売客を奪っていく。天涯孤独の身の上らしく、陣内のいやらしい問いかけも全く意に介さない気風の良さを持つ。小ずるさでは陣内の上を行き、三匹の周りに付きまとっている。
お涼:桂木麻智
第7シリーズで登場する甲府出身の農家の娘。世の中のことをもっと知りたいと、陣内の弟子となった上に三匹の同行者となる。陣内のことを「師匠」と呼び、インチキ商売の片棒を担いだり、幼い陣之介の世話をしたりしている。
陣之介:田中祐介
第5シリーズの最終話で結婚した陣内と小百合姫との間に誕生した子供で、当初久慈に惚れていた小百合姫が、久慈の名前である「慎之介」にあやかって名付けた。まだ幼く、何も分からない年頃(第6シリーズの第1話の段階で2歳)ではあるが、父である陣内の商売を手伝うこともある。なお、陣之介を演じた田中祐介は、制作を担当した田中憲吾プロデューサーの息子である。
ナレーター:芥川隆行(第1シリーズ - 第3シリーズ)、浜村淳(第4シリーズ - 第6シリーズ)、三木のり平(第7シリーズ)
浜村は第4シリーズで顔出しの出演もしている。
放映リスト(サブタイトルリスト)
三匹が斬る!(全21話)

話数放送日サブタイトルゲスト出演者    視聴率[4]
11987年10月22日十萬両!ここが名代の浮世風呂三次:桜木健一
棒手振:オール阪神・巨人
荒巻:久富惟晴
酒井監物:山本清
弥平:中田博久
久造:岩城力也
留:岩尾正隆
店主:北見唯一
典膳:宮口二郎
軍兵衛:石橋雅史
風呂屋の客:丸平峰子
風呂屋の客:志茂山高也
麻生祐子
庄兵衛:遠藤太津朗
松兵衛:藤岡琢也11.9%
210月29日花一輪、雨も上がるか中山道信綱:北詰友樹
才助:奥村公延
源三:外山高士
吉田豊明
上州屋番頭:松田明
相馬剛三
太吉郎:小野隆(子役)
上州屋:中村錦司
阿波地大輔
逸見の配下:藤沢徹夫
逸見の配下:小坂和之
北野清治
福本清三
旅の夫婦:遠山金次郎
旅の夫婦:稲垣陽子
高橋弘志
逸見孫兵衛:織本順吉
清乃:松尾嘉代13.3%
311月5日仇打ちの、乙女も愛でよ秋花火八重:野口早苗
山田小平:下塚諒
右京:和崎俊哉
和田かつら
椿竜二
北村明男
山田良樹
松田吉博
斉藤亮太
山口奈美
兵藤左馬亮:庄司永建
警護役:多賀勝
旅籠の主:徳田興人
リーヘルト:ジョン・クーゼル
早馬役:峰蘭太郎
右京の配下:小峰隆司
江原政一
吉田信夫
右京の配下:平河正雄
稲泉智万
桑田範子
平田勘兵衛:高橋悦史12.3%
411月12日赤トンボ、花嫁行列通りゃんせ音松:福原学(子役)
鶴丸:岩戸隼人(子役)
お時:佐野アツ子
乾:佐藤京一
上村:伊藤高
氏家修
桃山舞子
奔田陵
浪人:入江武敏
浪人:池田謙治
矢田:司裕介
下っ引き:小船秋夫
上野美和
三枝市之進:小沢象
刺客:長谷川哲夫
権六:江幡高志
山之内兼遠:伊庭剛
原田和彦
若君の供侍:五十嵐義弘
石井洋充
林哲夫
越坂英生
堀口の配下:平河正雄
小峰隆司
木田三千雄
戸川左衛門:北原義郎
堀口直久:中山昭二
弥助:河原崎長一郎13.8%
511月19日空っ風、可愛い女の恨み文字一條伴成:西田健
阿部摂津守:小林昭二
弥一:沖田さとし
藤田佳美
松平右京亮川浪公次郎
春日:峰蘭太郎
藤森:笹木俊志
妹尾友信
浅田祐二
奈波登志子
長谷川美佳
田野由紀子
鳴尾よね子
住職:中村錦司
三星登史子
和田かつら
女郎:鈴川法子
志茂山高也
重臣:壬生新太郎
大店の主:泉好太郎
船頭:大矢敬典
清吉:江藤潤13.2%
611月26日鬼と呼ぶ、男に惚れて薄化粧半次郎:荒木茂
お絹:鈴鹿景子
山田:田中弘史
吉蔵:野口貴史


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