三の丸(さんのまる)は、愛知県名古屋市中区および東区の町名。現行行政地名は三の丸一丁目から三の丸四丁目。全域が住居表示実施済の地域である[WEB 9][WEB 10]。 名古屋市中区北部、および東区北西端に位置し、東は白壁・東外堀町、西は西区幅下、南は丸の内・泉、北は本丸・二の丸および北区名城・柳原に接する。中区側は一丁目から四丁目、東区側は四丁目のみ存在する。 町域は概ねかつて名古屋城の三之丸があった区域で、本丸・二之丸に続く武家屋敷地として武士が多く住んでいたという[2]。かつては城内に含まれていたが、明治時代以降、城に関連する施設は全て解体され、城内ではなくなった。なお、外堀は現在でも残っている。 その後は愛知県庁や名古屋市役所をはじめとして、国や自治体の施設が立ち並ぶ官庁街として整備されている。
概要
河川
堀川
歴史
沿革
三の丸一帯は戦前は日本陸軍の用地として利用されていた[3]。
1947年(昭和22年) - 三の丸一丁目にあたる区域の一部にキャッスルハイツの名称でアメリカ軍将校たちの住宅が建てられる[3]。またこれはアメリカ村と通称された[3]。
1949年(昭和24年) - 三の丸二丁目2番街区にあたる場所に聖霊中学校が設置される[4]。
1952年(昭和27年) - 米軍接収を受けていた地域の一部が接収解除される[5]。また、三の丸二丁目2番街区に聖霊高等学校が設置される[4]。
1958年(昭和33年)2月 - 官公庁地区としての街区構成計画が立案される[5]。
1959年(昭和34年)10月19日 - 三の丸地区が居団地の官公庁施設として整備されることが確定し、都市計画決定がなされた[5]。
1968年(昭和43年)4月1日 - 住居表示実施に伴い、中区南外堀町の一部より中区三の丸一?四丁目が成立[1]。
1970年(昭和45年) - 名古屋聖霊学園跡地に愛知県警察本部本館が建設される[6]。
1976年(昭和51年)1月18日 - 中区南外堀町の一部を三の丸三丁目へ編入。三丁目の一部を丸の内三丁目へ編入[1]。
1980年(昭和55年)
2月10日 - 東区西二葉町・長塀町の各一部より、東区三の丸四丁目が成立[7]。