一般国道
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271号まで)に分けられ番号を付することとされており、1964年(昭和39年)7月の道路法改正により、1965年(昭和40年)4月から一級・二級の区分は廃止され、一般国道に統一された[10][14]。このとき一級国道は100号に達していなかったが、一級・二級国道の統合以降に新設する一般国道は3桁の番号を指定することになったため、58 - 100号は欠番となった[14]。その後、1972年(昭和47年)5月の沖縄の日本復帰時に、鹿児島市 - 那覇市の道路が特例として国道58号に指定された[15]

また、1963年(昭和38年)に実施された一級・二級国道再編に伴う路線の統合・変更により、109号(国道108号に統合)、110号(国道48号に変更)、111号(国道45号に変更)、214 - 216号(統合し国道57号に変更)も欠番になっている[13][16]。現在の欠番は59 - 100号・109 - 111号・214 - 216号である[15]

通常、3桁国道は他の国道との重用区間(重複区間)が起点である場合大きい番号のものは表示していない。
路線指定の沿革

一級国道と二級国道が統合され一般国道となったのち、次の5回にわたり路線が追加指定された(日付は政令の公布日である)[17]

1970年(昭和45年)4月1日施行 国道272号 - 328号1969年12月4日政令第280号)

1972年(昭和47年)5月15日施行 国道58号329号 - 332号(1972年4月28日政令第116号、 原文)

1975年(昭和50年)4月1日施行 国道333号 - 390号1974年11月12日政令第364号)

1982年(昭和57年)4月1日施行 国道391号 - 449号1981年4月30日政令第153号)

1993年(平成5年)4月1日施行 国道450号 - 507号1992年4月3日政令第104号)

特に、1993年の追加指定では、新規路線の指定の他に既存国道の路線延長指定が数多く行われたことと[注釈 2]高速道路に相当する一般国道の自動車専用道路が指定されたこと[注釈 3]が大きな特徴となっている[18]。都市部以外の地方自治体では生活基盤が車社会となることから、一般国道に指定された道路が国の補助金によって整備されていくと、その沿道には市街地が形成されていく傾向が強く自治体の発展にもつながるため、1980年代末から1990年代を中心に一般国道が通っていなかった全国の各自治体によって結成された「ないないサミット」から、国へ既存道路の国道昇格陳情が行われたことで、多数の一般国道が誕生している[19]。また、サイエンスライター佐藤健太郎によれば、日本の国道路線網について、「今後は新たに国道路線指定がなされることはないだろう」との国土交通省の見解があったことを自身の著書の中で述べている[20]
ルーツ

一般国道の多くは、それまで都道府県道・主要地方道だった道が、国道に昇格するかたちで路線指定されている。さらに過去に遡れば、もともと古くからの街道に行き着く。江戸時代の五街道東海道中山道日光街道奥州街道甲州街道)や脇街道の道筋も、ほぼ現在の一般国道にそのまま引き継がれていて[21]、さらには鎌倉時代や戦国時代にできた街道筋を受け継いでいる[22]。一般国道のなかでも最も古い道筋としては、推古天皇の時代に設置された官道だといわれる国道166号竹内街道が知られている[22]。これらかつての街道がそのまま一般国道になったわけではなく、時代ごとにその地域の交通の変化に合わせて道路拡幅・線形改良などの道路改良や、バイパス改築などの変遷があって、一般国道に指定されている道路自体の姿は変化し続けている[21]

また、原型となる道路がなかったところに一般国道となった道路がつくられたところも少数ながらあり、国道298号(東京外かく環状道路)や国道357号(東京湾岸道路)はその例である[21]
一般国道の路線番号一覧詳細は「日本の一般国道一覧」を参照
001 - 05812345678910
11121314151617181920
21222324252627282930
31323334353637383940
41424344454647484950
5152535455565758

(59 - 100は欠番)
101 - 108・112 - 200101102103104105106107108
112113114115116117118119120
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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