1968年5月2日の早朝、ヘンドリックスはミッチ・ミッチェル、トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、ジェファーソン・エアプレインのジャック・キャサディの4人で「ヴードゥー・チャイル」 Voodoo Chile のレコーディングを行う。
翌5月3日、ABCテレビのドキュメンタリー番組の撮影のためにグループの3人のメンバーはレコード・プラント・スタジオに集まった[2]。そこで撮影と同時にレコーディングされたのが、前日の「ヴードゥー・チャイル」を発展させた本作品、「ヴードゥー・チャイルド (スライト・リターン)」だった。ヘンドリックスの伝記を書いたスティーヴン・ロビーによれば、レコーディングに要したのは8テイク、アルバム『エレクトリック・レディランド』に使用されたのはその最終テイクであった[3]。
1970年9月18日、ヘンドリックスはロンドンのホテルに滞在中に急逝。彼の死から約ひと月後の10月23日、イギリスでトラック・レコードからシングルカットされる(タイトルは「Voodoo Chile」と表記された[4])。B面は「ヘイ・ジョー」と「見張塔からずっと」。11月21日付の全英シングルチャートの1位を記録した。
カバー・バージョン
スティーヴィー・レイ・ヴォーン - 『Couldn't Stand the Weather
先代
マシューズ・サザン・コンフォート
「ウッドストック」全英シングルチャート 1位
1970年11月21日(1週)次代
デイヴ・エドモンズ