コンデナストは2021年2月5日、米ニュースサイトAxios(アクシオス)の元政治記者で2020年アメリカ合衆国大統領選挙でバイデン陣営を支持したアレクシ・マキャモンドをティーン・ヴォーグの新編集長とすると発表した。マキャモンドは学生であった2011年に「寝起きに腫れぼったいアジア人の目にならない方法をググってる」、大学教授のアシスタントを「馬鹿なアジア人のティーチング・ アシスタント」と呼ぶなどアジア人の見た目や同性愛者を差別するツイートをしており、内部スタッフらが「読者から懸念の声が寄せられている」とコンデナストに書簡を送っている。2016年から2018年までティーン・ヴォーグの編集長を務めたエレーヌ・ウェルタロスは、一連のツイートとその背後にある感情について「人種差別的で忌まわしく、弁護できない」と出演したCBSの番組中で述べている[15]。
コスメチェーン大手のアルタ・ビューティー(Ulta Beauty)がこの媒体で行っている広告キャンペーンを停止するなど内外から批判を受けることとなった[16][17]。アジア系アメリカ人ジャーナリスト協会はコンデナストとティーン・ヴォーグとマキャモンドに対し、懸念を表明する公式声明を出している[18][19]。
ニューヨーク・マガジンの元編集者で、情報サイト「The Infatuation」編集ディレクターのダイアナ・ツイがインスタグラムにスクリーンショットを投稿したことからツイートが拡散しており、ファッション業界の監視グループの「ダイエット・プラダ」の再投稿によってさらに拡散した。ツイート自体は2019年にも一度出回っており、当時もマキャモンドは謝罪しているが「人種差別」とはせず「無神経なツイート」としていたことをダイアナ・ツイは指摘している。
同月13日に交際相手のTJ・ダックロがマキャモンドとの交際について取材をはじめたポリティコの記者に対し「お前を破滅させる」と脅迫していたことが明るみに出て、バイデン政権副報道官を辞任している[20]。マキャモンドは2020年11月にダックロとの交際をAxiosに報告し、リベラル派政治の担当に異動となっていた[21]。
コンデナストの広報は当初「マキャモンドの起用は堅持する」としており、ウィンターは編集部のサポートを構築しようとしたが、3月18日にマッキャモンドはTwitterでコンデナストとの別れを決意したと発表した[22][23]。コンデナストはマッキャモンドの過去の人種差別的なツイートのことは知っていたが[24]、ハロウィンパーティーでネイティブ・アメリカンの扮装をしたり、同性愛嫌悪をしていたことは知らなかったという[25]。 今日、『ヴォーグ』は以下に示す世界18カ国・1地域で発行されている。 『ヴォーグ』は、2006年12月3日付のニューヨーク・タイムズ紙において、作家・ファッション史家キャロライン・ウェーバーから「世界で最も影響力のあるファッション雑誌」とされ、以下のように評されている[10]。.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}現代においてヴォーグは、ヴォルテールの有名な言葉にある神についての考えのようなものだ。それが存在しないのならば創り出さなければならない。 コンデナスト社 世界各国 日本国内
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スタイルと影響
編集の優秀さとビジュアルの堂々たる風格で尊敬されるこの雑誌は、ラグジュアリー・セレブリティ・スタイルを崇拝するすべての人のバイブルとして長い間機能してきた。この三位一体が今日の消費文化を支配しているのは当然のことと思われているが、それを高い地位へ押し上げたヴォーグの役割を過小評価することはできない。—キャロライン・ウェーバー, New York Times, 2006年12月3日号
同一ジャンルでのライバル誌など
GQ
WIRED - 日本では「GQ JAPAN」増刊号として展開されている。
ハーパーズ バザー
ELLE
madame FIGARO
ヌメロ
GRAZIA(日本のものとは異なる)
テラマガジン
GINZA
SPUR
25ans
脚注[脚注の使い方]^ Dwight, Eleanor. ⇒“The Divine Mrs. V”. New York Magazine. ⇒http://nymag.com/nymetro/shopping/fashion/features/n_7930/index1.html 2007年11月18日閲覧。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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