ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
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遺骨の真贋についてはその存在が知られた当初から否定的な見方が多いが、2004年にウィーン医科大学の研究チームがモーツァルトの父・レオポルドほか親族の遺骨の発掘許可を得て、問題の頭蓋骨とのDNA鑑定を行った[注釈 15]。検査の結果、頭蓋骨は伯母、姪の遺骨のいずれとも縁戚関係を認められなかったものの、伯母と姪とされる遺骨同士もまた縁戚関係にないことが判明し、遺骨をめぐる謎は解決されなかった。
作品詳細は「モーツァルトの楽曲一覧」を参照

作品総数は断片も含め900曲以上に及ぶ。作品はあらゆるジャンルにわたり、声楽曲(オペラ、教会用の宗教音楽歌曲など)と器楽曲(交響曲協奏曲室内楽曲クラヴィーアソナタなど)のどちらにも多数の作品が残されている。

作品を識別するには、音楽家のルートヴィヒ・フォン・ケッヘルが分類した作曲順の目録であるケッヘル番号(K.+数字)が使われる[注釈 16]。モーツァルト自身は1784年以降に自作の作品目録をつけている。1784年より前の作品やモーツァルト自身の作品目録に載っていない作品には、作曲の時期がはっきりしないものもある。
代表的な作品


5大オペラ:『後宮からの誘拐』『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ(女はみなこうしたもの)』『魔笛

宗教音楽:大ミサ曲レクイエム、『アヴェ・ヴェルム・コルプス

交響曲:第25番第29番第35番『ハフナー』第36番『リンツ』第38番『プラハ』第39番第40番第41番『ジュピター』

セレナード:『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』『セレナータ・ノットゥルナ

ピアノ協奏曲:第20番第21番第22番第23番第24番第26番第27番

ヴァイオリン協奏曲:第3番第5番『トルコ風』

管楽器のための協奏曲:クラリネット協奏曲フルート協奏曲第1番フルートとハープのための協奏曲オーボエ協奏曲ホルン協奏曲

弦楽四重奏曲:ハイドン・セットプロシャ王セット

弦楽五重奏曲:第3番第4番

その他室内楽曲:クラリネット五重奏曲オーボエ四重奏曲

ピアノソナタ:第11番『トルコ行進曲付き』

ピアノのための変奏曲: きらきら星変奏曲(フランスの歌曲『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』による12の変奏曲)ハ長調 K.265

作風

最初は父のレオポルト経由でヨハン・ショーベルトなどの当時のヨーロッパで流行した作曲家たちの様式を、チェンバロ曲を中心に学んだ。その後、ヨハン・クリスティアン・バッハの影響をピアノ・管弦楽曲の双方で受けた。後期に入るとハイドンとヨハン・ゼバスティアン・バッハの影響が強い。


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