ヴィットリオ・ストラーロ
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「光で書く」(Writing with Light)「色は象徴である」と公言する通り、照明にはかなりの哲学を持っており、その圧倒的な色彩感覚は多くのカメラマンに影響を与え続けている。また、カンヌ映画祭の審査委員や照明デザイナーとしても活躍し、後進の育成や撮影技術の開発、保護などにも尽力を注いでいる。近年ではカルロス・サウラとのコンビが多い。

独自の映像フォーマットUnivisium(アスペクト比2:1、3パーフォレーション)を提唱しており、いくつかの作品はそれに添った形でDVDが再発売されている[1]

2003年、ICG(国際撮影監督協会)は映画撮影史上最も影響を与えた人物としてビリー・ビッツアー、ジョーダン・クローネンウェスコンラッド・L・ホールジェームズ・ウォン・ハウグレッグ・トーランドハスケル・ウェクスラーゴードン・ウィリスフレディ・ヤングヴィルモス・スィグモンドスヴェン・ニクヴィストと並んで ヴィットリオ・ストラーロを選出した。
主な作品

歓びの毒牙 L'Uccello dalle piume di cristallo (1969)

暗殺のオペラ Strategia del ragno (1969)

暗殺の森 Il Conformista (1970)

新・殺しのテクニック 次はお前だ! Giornata nera per l'ariete (1970)

さらば美しき人 Addio, fratello crudele (1971)

暗殺者のメロディ The Assassination of Trotsky (1972)

ラストタンゴ・イン・パリ Ultimo tango a Parigi (1972)

青い体験 Malizia (1973)

明日なき夕陽 Blu gang vissero per sempre felici e ammazzati (1974)

スキャンダル Scandalo (1976)

1900年 1900 Novecento (1976)

アガサ 愛の失踪事件 Agatha (1979)

地獄の黙示録 Apocalypse Now (1979)

ルナ La Luna (1979)

レッズ Reds (1981)

ワン・フロム・ザ・ハート One from the Heart (1982)

ワーグナー/偉大なる生涯 Wagner (1983) テレビミニシリーズ

レディホーク Ladyhawk (1985)

イシュタール Ishtar (1987)

ラストエンペラー The Last Emperor (1987)

タッカー Tucker: The Man and His Dream (1988)

ニューヨーク・ストーリー New York Stories (1989)

シェルタリング・スカイ The Sheltering Sky (1990)

ディック・トレイシー Dick Tracy (1990)

リトル・ブッダ Little Buddha (1993)

フラメンコ Flamenco (de Carlos Saura) (1995)

タクシー Taxi (1996)

タンゴ Tango, no me dejes nunca (1998)

ブルワース Bulworth (1998)

ゴヤ Goya en Burdeos (1999)

ヴァージン・ハンド Picking Up the Pieces (2000)

エクソシスト・ビギニング Exorcist: The Beginning (2004)

カラヴァッジョ 天才画家の光と影 Caravaggio (2007)

ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い Io, Don Giovanni (2009)

フラメンコ・フラメンコ flamenco,flemenco (2010)

カフェ・ソサエティ Cafe Society (2016)

女と男の観覧車 Wonder Wheel (2017)

レイニーデイ・イン・ニューヨーク A Rainy Day in New York (2019)


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