ヴァンパイア騎士
[Wikipedia|▼Menu]
牙で血を得ることのできない優姫に、自ら血を流し与える。優姫の「センパイ」呼びを複雑に思い、「枢」か「おにいさま」と呼ぶように促す。優姫を心から愛し、彼女を以前のように隔離することで安全面に気を配っている。最後は自ら心臓をハンターの武器として起用し、最後まで優姫の妊娠を知らず、彼女を零に託して息絶えた。1000年後、優姫により人間として復活した。
夜間部(ナイト・クラス)
一条 拓麻(いちじょう たくま)
声 -
千葉進歩[2]夜間部副クラス長兼副寮長。18歳。身長184cm。夜間部における吸血鬼としての地位は、枢に次いで高位。元老院の最高責任者「一翁」こと一条麻遠の孫。上級吸血鬼の特殊能力の一種・物質の分解能力を操る。使用武器は日本刀。明るい性格で、優姫曰く「吸血鬼っぽくない」青年。漫画にはまり、昼夜逆転生活もよくする。友人として唯一枢を呼び捨てにし、タメ口で話す。だが、支葵千里を枢と李土の争いにこれ以上巻き込ませないために、枢を裏切り元老院側に付く。優姫の覚醒後、枢とは別々に学園を去り、10年間李土を匿っていた場所で枢や一翁と再会する。一翁のことを自分に任せるように枢を説得し、一翁との相打ちで瀕死の状態に陥るが、白蕗更によって一命を取り留める。その後、更の屋敷で目を覚まし枢のことを聞かれて以降、彼女に付き従う素振りを見せる。
藍堂 英(あいどう はなぶさ)
声 - 福山潤[2] / 幼少期:菊池こころ通称・アイドル先輩。17歳。身長177cm。枢を崇拝しており、架院暁と共に「枢様の懐刀」と呼ばれる。だが、幼少期は特別扱いされる枢を快く思っていなかった。生家の藍堂家は「反元老院側」とも言えるほどの「王権懐古派」。「天才少年」といわれ、テレビ出演の経験がある。その際番組を見ていた枢に呆れられる。枢に特別扱いされていた発狂前の優姫を快く思っていなかったが、優姫の血は好んでいた。上級吸血鬼の特殊能力の一種・氷の能力を操る。閑殺害の唯一の目撃者で、零が吸血鬼だと知りながら黙認する。枢に任されて学園を守っていた際、対峙した李土の純血の力により操られかけたところを、優姫に助けられる。優姫達が学園を去った後、枢を追いかけて架院と瑠佳と共に学園を離れ、1年後には優姫の教育係になっており、何かと優姫の面倒を見ている。小説『憂氷(アイスブルー)の罪』で登場した如月風花に対しては、当初は素っ気無いものの、純粋な彼女と接するにつれ、ほかの夜間部の生徒達のように実験台としてではなく、彼女自身を気に掛け始める。だが、風花がレベル:Eへの進行を迎えたため、自らの手で粛清することとなった。この件をきっかけに藍堂は以前にも増して元人間の吸血鬼に対する複雑な感情を抱える。藍堂にとって、風花は元人間の吸血鬼でありながら嫌悪感を抱かせない唯一の対象となった。最後、優姫の親友である若葉沙頼と結婚し、吸血鬼を人間にする薬の研究に成功した。
架院 暁(かいん あかつき)
声 - 諏訪部順一[2]通称・ワイルド先輩。17歳。身長188cm。藍堂とは従兄弟で共に行動することが多く、とばっちりを受けやすい。夜間部では、一条に次いで穏健派。枢も一条も尊敬している。幼いころから枢への想いを突き通す藍堂と瑠佳の面倒を見ている。上級吸血鬼の特殊能力の一種・炎の能力を操る。幼馴染の瑠佳に好意を抱く。優姫の覚醒後は、ほかの夜間部生徒と共に、李土の放った元人間の吸血鬼から学園を守る。優姫達が学園を去った後は、藍堂、瑠佳と一緒に枢を追いかけて学園を去る。小説『憂氷の罪』では、藍堂の風花への態度に、冷酷ながらも忠告を促していた。それは、藍堂と風花双方のためであり、血液錠剤の実験に支障を来たす可能性を危惧したためでもあった。
支葵 千里(しき せんり)
声 - 保志総一朗[2]16歳。身長173cm。人間界でモデルの仕事をしている。お菓子が好き。普段から莉磨と一緒にいることが多く、千里も莉磨を大切に想っている。この上なくマイペースな性格。上級吸血鬼の特殊能力の一種・自分の血を自在に操る。支葵家は純粋な元老院派。大叔父は元老院の構成員の一人。母親は女優をしていた。純血種である李土の息子で、枢と優姫は従兄妹に当たる。李土が学園に来た際、その体を器として奪われた。幼いころから、母のためと諭され、人形同然に穏やかに振る舞いながら育ったが、体を張って自分を助けようとした莉磨の姿を見て、自分の意志を大切にするようになる。優姫の覚醒後は莉磨を守り、学園が危うくなる中、彼女を抱え安全な場所へと避難する。優姫達が学園から去った後は、英達と共には行動せず、消息不明になった拓麻を莉磨と共に捜索。
早園 瑠佳(そうえん るか)
声 - 皆川純子17歳。身長169cm。美形揃いの夜間部でも屈指の美女。枢に想いを寄せ、ほかの男には興味を示さない。夜間部設立直前、優姫の血に飢えていた枢に、代わりに自らの血を差し出した。上級吸血鬼の特殊能力の一種・幻覚の能力を操る。英や暁とは幼馴染。枢への思慕の点で、英にはライバル意識を強く持ち、枢に気に入られている優姫に嫉妬していた。現在は、頼れる女として枢から認められるべく努めている。優姫の覚醒後は、李土の放った元人間の吸血鬼から学園と普通科の生徒を守っている。優姫達が学園を去った後、英、暁と一緒に枢を追いかけて学園を去った。
遠矢 莉磨(とおや りま)
声 - 喜多村英梨16歳。身長165cm。人間界でモデルの仕事をしている。上級吸血鬼の能力の一種・雷の能力を操る。マイペースな性格で、他人に考えを読ませない部分があり、口数は少ない。千里の母に憧れてモデルになった。千里のことを大事に想っている。千里を李土から救おうとした際、李土に大怪我を負わされる。優姫の覚醒後も、重傷の影響で眠ったままの彼女を千里が守っていたが、安全な場所へと抱えて運ばれる中、目を覚ます。優姫達が学園から去った後は、千里と共に行動する。モデルの仕事も続けている。
星煉(せいれん)
声 - 水野理紗年齢不明。身長170cm。枢の側にいる無口な少女。夜間部の誰よりも枢に忠実。彼が呼べばどこからでも現れ「我が主」と呼ぶ。忠誠心は高い。特殊能力はないが、高い身体能力と鍛えた肉体が武器。優姫達が学園から去った後、唯一、枢と共に行動している。アニメでは原作よりも出番が多い。
普通科(デイ・クラス)
若葉 沙頼(わかば さより)
声 -
植田佳奈 / 水野理紗優姫の中等部からの親友で、陽の寮でも同室の良き理解者。良家のお嬢様で、顔も知らない許嫁がいる。枢を嫌っている。勘が鋭く、夜間部とは距離を置いている。優姫には「頼ちゃん」と呼ばれる。優姫が吸血鬼だと知った後も、変わらず彼女を受け入れ、気遣った。優姫が去った1年後も、吸血鬼の出自に関係なく、優姫に会いたいと願っており、鷹宮海人の協力により、再会を果たす。零とは同級生としての交流がある。また、零の伝達係。最後、藍堂英と結婚し、最後まで吸血鬼になることを拒み、孫たちに見守られながら穏やかな老後を迎えた。
影山 霞(かげやま かすみ)
声 - なし / 松川貴弘優姫のクラスの委員長。 テストの成績が悪い優姫に目を光らせている。好意を抱く瑠佳に舞踏祭でダンスを申し込むが、断られる。小説『凝黒(ノワール)の罠』では彼視点の話も描かれる。
新藤 撫子(しんどう なでしこ)
声 - なし / 藤森多哉普通科女子生徒。漫画好き。見た目に反して行動的。当初は夜間部の拓麻に憧れるが、聖ショコラトルデーで零に助けられて以来、零の心優しさを知り、好意を寄せている。バレンタインにチョコレートを渡そうとするが、叶わない。また、舞踏祭でダンスを申し込むが、断られた。小説『凝黒の罠』では彼女視点で話が進行する。
如月 風花(きさらぎ ふうか)
登場する小説『憂氷の罪』の実質的なヒロイン。黒主学園普通科1年生(優姫や零の入学前)。明るい性格で枢に憧れている。密かに夜間部に潜り込んだ際、枢達に見つかり、以来なぜか好かれ夜間部に遊びに行くようになった。夜間部の面々に優しくされるが、英からは嫌われる。実は、吸血鬼達の手厚い態度は、開発中だった血液錠剤の実験台として見守るためであり、入学前に遭った事故で瀕死の重傷を負い、純血種に助けられたことで命を取り留めた風花は、吸血されたことも事故のことも記憶から消されていた。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:107 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef