「使徒」に対抗すべく建造された人型兵器(一部人型でないものも含まれる)。特務機関NERVが保有・運用する。パイロットは円筒形のコックピット「エントリープラグ」に乗り、主にA10神経による神経接続によって機体を操縦する。アンビリカルケーブルから電力を供給しており、内蔵電源では最大5分間のみ活動が可能。使徒と同じくA.T.フィールドを持ち、使徒のそれを中和・侵食・破壊することができる。
テレビ版から引き続いて登場するエヴァは初号機・零号機・2号機(テレビ版では弐号機)・3号機である。前作『序』から形状・色彩変更がなされていないのは初号機のみであり、零号機は改装を受け、2号機・3号機は新劇場版としては初登場。完全新作のエヴァンゲリオンとして、仮設5号機とMark.06が登場する。
汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試験初号機
長い1本の角をもつ、双眼の機体。塗装は紫色をベースに黄緑色のアクセントが入る。基本的には前作『序』と同様であるが、両腕に細い黄緑色のラインが一本ずつ追加されている。ダミーシステム起動時には、インテリアの後ろから専用のユニットとアームがせり出し、パイロットの操作を物理的にロックするような描写が追加された。疑似シン化第1覚醒形態[8][9] - テレビ版の第14使徒戦とは異なり、第10の使徒戦での初号機の覚醒は、使徒に取り込まれたレイを救おうと願うシンジの強大な意志が引き起こしたものとされており、リツコによれば「エヴァ本来の姿」「ヒトを超えた神に近い存在」「エネルギーの凝縮体」に変化しつつあると説明されている。外観的には、黄緑色の箇所が赤く染まり、天使の輪が現れる。非常に強力なA.T.フィールドを防御だけでなく攻撃や左腕再生にも使用、目からは光線を放つ。疑似シン化第2形態[10] - 零号機とレイを取り込んだ初号機がセカンドインパクト時に出現した四体の巨人に酷似した姿へと変貌したもの。コアを二つ持ち三眼である。
汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試作零号機(改)
単眼の、山吹色の機体。前作『序』と比べると、他の機体と同じ形状のウェポンラックが装備され、胸部装甲も2号機と同じ形状に変更された。