2008年に初期段階の脚本がインターネット上に流出した。初期の脚本は主人公が正常化に向かい始めた世界の様子を調査してまわるという原作とほぼ同じ設定を描き、原作よりも政治的な面を強調した内容で原作者には好意的に受け入れられたが非常に陰鬱な内容であったため没となり、後に大幅な書き直しによって原作とは全く無関係な内容に変更された[14]。
ストラジンスキーは2009年に製作開始を希望していた[9]。しかしながら2009年3月にフォースターはIGNでまだ脚本を開発中であり、彼の次回作が『ワールド・ウォーZ』になるかはわからないと答えた[15]。同月末、製作拠点が決まり、プリプロダクション初期に入っているという噂が表面化した[16]。2009年6月、フォースターはインタビューで撮影は遅れるだろうと語り、脚本開発にはまだ多くが必要であり、「今のところ実現には遠い」と説明した[17]。
2009年7月、ブルックスは『Fangoria 』にて、マシュー・マイケル・カーナハンが脚本の書き直しを始めていることを明かした[18]。2010年のコミコンにて パラマウント映画とUTVモーション・ピクチャーズ(英語版)はフォースターが監督を務め、ブラッド・ピットが主演することを発表した[19]。
2011年3月、パラマウントは共同出資者を探しており、見つからなければ中止にする可能性があることが報じられた[20]。1週間後、Deadline.com は「デヴィッド・エリソンのスカイダンスと2つの他の出資者で熱く、重要な話が行われた」と報じた[21]。 プリプロダクションは2011年4月に始まり、同時にロバート・リチャードソンが撮影監督を務めることが報じられた[22]。同月、ロケはパインウッド・スタジオとロンドンで行われると報じられた[23]。また4月、ミレイユ・イーノスがブラッド・ピットの妻役にキャスティングされた[24]。 2011年6月、ゾンビの脅威が現実のものであることを当局に警告しようとするアメリカ兵役としてジェームズ・バッジ・デールとの交渉が行われた[25]。翌日、撮影が2011年7月よりマルタで行われることが報じられた[26]。数日後、マシュー・フォックスとエド・ハリスが協議に入り、さらにジュリア・レヴィ=ボーケン (Julia Levy-Boeken) が加わった[27]。同日、パレスチナ人女性役でルーシー・アハリシュがキャスト入りした[28]。 6月、撮影が2011年8月にスコットランドのグラスゴーで行われると報じられた[29]。グラスゴーはフィラデルフィアとして撮られ、偽の店舗が建てられ、アメリカ車が道路に並べられる[30]。この街は「映画の中で重要な役割を果たすのに最適な街のロケーションを数か月探した」後に選ばれたと報じられた[29]。フィラデルフィアでの撮影は「映画製作のための同州の税額控除が不確実」であったために断念された[31]。撮影はグラスゴーに移る以前は元々、イングランドのロイヤル・タンブリッジ・ウェルズ
プリプロダクション
6月末、視覚効果会社のシネサイトが多くのショットを担当することを発表した[33]。同月末、『New York Magazine 』は以前の報道に反して、マシュー・フォックスもエド・ハリスも出演しないと報じた。フォックスはサミット・エンターテインメント製作の『I, Alex Cross 』とスケジュールが競合していた[34]。しかしながらフォックスは後にセットに現れ、ファルマスのシーンの撮影を行った[35]。