ワールドシリーズ
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10月1日にアメリカンズの本拠地ハンティントン・アベニュー・グラウンズで、アメリカンズ先発投手のヤングが第1球を投じてシリーズが開幕し、パイレーツが7?3で勝利した[32]。シリーズは初戦をものにしたパイレーツが第4戦まで3勝1敗と有利に進めていたものの、アメリカンズが第5戦から第8戦まで4連勝して逆転し、5勝3敗のアメリカンズが初代王者となった。

1904年のシーズンは、ナショナルリーグはニューヨーク・ジャイアンツ(現在のサンフランシスコ・ジャイアンツ)が制し、アメリカンリーグはアメリカンズが2連覇を達成する。しかしこの年はワールドシリーズは行われなかった。前年のシリーズがナショナル・コミッションの下での開催ではなかったため、ジャイアンツがアメリカンズとの対戦を拒否したのが原因だった。ジャイアンツの球団オーナーは「ナショナルリーグ優勝チームはマイナーリーグ王者と名誉をかけて戦わなければならない、なんてリーグ競技規則のどこにも書いてないじゃないか」と主張したという[33]。ナショナル・コミッションは、1905年からワールドシリーズの実施を規則で正式に定めた[31]。1905年のナショナルリーグを前年に引き続き制したジャイアンツはこの規則に従って同年のワールドシリーズには出場し、アメリカンリーグ優勝のフィラデルフィア・アスレチックス(現在のオークランド・アスレチックス)を4勝1敗で下して王座を獲得した。.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

結果

1903年にワールドシリーズが創設されたときからリーグに参加している16チームは、いずれも複数回の優勝を経験している。最も早く2度目の優勝を達成したのは1907年1908年のシリーズを連覇したシカゴ・カブスである。ただし翌年からは、2016年に3度目の優勝を果たすまで、優勝から100年以上も遠ざかっていた。2度目の優勝が最も遅かったのは、2008年に2度目の優勝を果たしたフィラデルフィア・フィリーズである。フィリーズはワールドシリーズ初優勝も1980年で16チームの中では最も遅く、1969年に初優勝したエクスパンションチームのメッツにも先を越されている。ブルックリン・ロビンス(現在のロサンゼルス・ドジャース)は初出場から7シリーズ連続で敗退しており8回目の出場で初優勝を果たした。

一方、1961年以降のエクスパンションによって創設された14チームのうち、複数回の優勝を経験しているのはニューヨーク・メッツトロント・ブルージェイズマイアミ・マーリンズカンザスシティ・ロイヤルズの4チームのみである。このうちメッツ、ブルージェイズ、マーリンズの3球団はフィリーズよりも早く2回目のワールドシリーズ優勝を達成している。ミルウォーキー・ブルワーズサンディエゴ・パドレスシアトル・マリナーズコロラド・ロッキーズタンパベイ・レイズの5チームには優勝経験が無く[34]、ロッキーズはワールドシリーズでは未勝利、マリナーズに至っては未だ出場したことすらない[† 3]。ブルージェイズ、マーリンズ、ロサンゼルス・エンゼルス[† 4]ワシントン・ナショナルズの4球団はワールドシリーズでの敗退がない[† 5]。ブルージェイズはエクスパンションチームで唯一、ワールドシリーズを連覇している[† 6]。エクスパンションチーム同士の対戦はこれまでに2015年2019年2023年の3例ある。

ヒューストン・アストロズは30球団で唯一ナショナル、アメリカンの両リーグからワールドシリーズへ出場している。またミルウォーキー・ブルワーズもアメリカンリーグに所属していた時に1度の出場経験があるが、両球団とも創設当時に所属していたリーグでは優勝を果たせないまま所属リーグが替わっているため、現状のリーグ編成では両リーグでワールドシリーズの優勝を達成するチームは出ないことになる。

ワイルドカードチームの優勝は、1995年の制度導入から29年間で延べ8度を数える。うちアメリカン・リーグ所属チームが3回、ナショナル・リーグ所属チームが5回である(出場はそれぞれ5回と11回)。1997年フロリダ・マーリンズがワイルドカードチームとしては初めてシリーズに出場し、かつ初優勝を果たした。マーリンズは2003年にもワイルドカードから優勝しているが、ワイルドカードチームのシリーズ複数回制覇は2022年のシリーズ終了時点で唯一である。ワイルドカードチーム同士の対戦は2002年2014年・2023年の3例ある。
歴代のシリーズ結果

アメリカンリーグ所属チーム
ナショナルリーグ所属チーム
E1961年以降のエクスパンションによって創設されたチーム
Wワイルドカード(1995年から導入)

回開催年優勝チーム優勝回数成績星取表敗戦チーム
12345678
11903ボストン・アメリカンズ初優勝5?3●○●●○○○○ピッツバーグ・パイレーツ
?1904ナショナルリーグ側の対戦拒否により中止
21905ニューヨーク・ジャイアンツ初優勝4?1○●○○○フィラデルフィア・アスレチックス
31906シカゴ・ホワイトソックス初優勝4?2○●○●○○シカゴ・カブス
41907シカゴ・カブス初優勝4?0△○○○○デトロイト・タイガース
51908シカゴ・カブス002年連続02回目4?1○○●○○デトロイト・タイガース
61909ピッツバーグ・パイレーツ初優勝4?3○●○●○●○デトロイト・タイガース


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