すでに時代劇は下火となっていた中で、夏休み映画としてヒット[7]。
『週刊新潮』は「動画と俳優の組合せが売物だけに、ワタリ少年が虹をかけるファンタジックな美しい場面もあるが、問題は全編これ"グロと殺リク"で満ちていることだ。何しろ原作は、正義と悪が戦って悪が勝ち「これが歴史さ」などとつぶやくことで大学生にうけている"唯物論漫画"とやらの白土三平。それだけに二組の忍者の対立も、どっちが正か悪かの判然としないし、次々に忍者が殺されるのも、何のための死か子供に納得いくシロモノではない。忍者の顔が青や黄に色どられたり、蛾を使う忍者の死体が黄色の粉になるなどグロ要素も濃厚。『教育ママならずとも、これはあまりにヒド過ぎる。ここにないのはエロだけだ』という批評家もいる。