ワイド!スクランブル
[Wikipedia|▼Menu]
しかし、1997年9月29日に放送時間を見直し、11時30分から12時までを第1部・12時から13時05分を第2部とする2部制に変更。これにより、『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』は本番組内包を廃止し[注 6]、全編テレビ朝日単独制作となり、第1部の終盤である11時45分からは、『お昼のN天ワイド』(11時30分 - 12時、1997年9月26日終了)の11時45分からに内包されていた『ANNニュース』の内包を新たに開始した。『おしゃべりクッキング』が再独立した代わりとして第1部では月曜から木曜に新たに小林カツ代ケンタロウの親子による料理コーナー「おいしいフライパン」が設けられた。このコーナーはメインキャスターが大和田・大下に交代後も暫く継続され、レシピ本(ぶんか社刊、現在は絶版)も発売された。この本にはメインキャスターを退いていた水前寺が帯コメントを寄せている。なお、同コーナーを放送しない金曜日は1998年の秋改編までBOOMERによるロケVTRのコーナー『おいしい玉手箱』を放送していた。

1998年の秋改編で、2年半メインキャスターを務めてきた水前寺・中村が揃って降板。この2人に代わって大和田獏大下容子(テレビ朝日アナウンサー)が2代目メインキャスターとして就任した。

2009年9月25日で11年間男性メインキャスターを務めてきた大和田が降板し、コーナー担当だったテレビ朝日アナウンサーの寺崎貴司が後任となる(寺崎の平日正午枠での司会は『人間探検!もっと知りたい!!』以来)。これに伴い、スタジオセットやCM前のジングルなどの一部効果音も変更された。

2010年3月29日より『やじうまプラス』や『スーパーモーニング』同様、地上アナログ放送でもモノステレオ放送を開始[注 7]。また、同年7月5日からアナログ放送は16:9レターボックス化されていた。

2012年4月2日からはCS放送朝日ニュースターテレ朝チャンネル2でも55分に再編集した形でディレイ放送されていたが、すでにネット打ち切り済みである。また、インターネット配信ABEMAでも番組の一部を再編集して配信している。ただし、当該時間帯にスポーツ中継が組まれている場合は休止となる。

2014年4月1日から大幅リニューアルを実施(当初、本番組が終了し新番組になるとの報道もあった)。寺崎の後任には橋本大二郎が登板した[7]。第1部の開始時刻はこれまでより55分早い10:30となる。2部制は堅持されるも、1997年10月から2014年3月までの間、本番組の後に放送していた『徹子の部屋』(12:00 - 12:30)、『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(12:30 - 12:44)を放送するため一時中断し、第2部の開始時刻は12:44となった[8]。なお、第2部の開始時には『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』のラスト5秒で同番組司会の上沼恵美子が「この後は『ワイド!スクランブル』、橋本さ?ん!」と橋本に呼び掛け、そのままステブレレスで接続する形を取った。これにともない、テレビ朝日をはじめ、フルネット局では放送時間が拡大するが、飛び乗り局では逆に放送時間が大幅に短くなった(その配慮として、第1部後半の11:30 - 11:42の枠をネットワークセールスに移行して、飛び乗り局は11:30より放送し、『ANNニュース』を内包する形を採った)。また、これまで『ANNニュース』のみ実施していたリアルタイム字幕放送を番組全編に拡大したほか、スタジオセットやタイトルロゴなど各種演出も一新した。

ただ、その半年後の同年9月29日より、4月のリニューアルで大幅短縮された第2部の放送時間を見直し、12:30 - 13:45枠に拡大[9]。以前コーナー司会を務めていた小木逸平が2015年4月より第2部のメインキャスター陣に加わった。通常編成時に13:05以降も放送されるのは1997年の秋改編以来17年ぶり。『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』は本番組終了後の13:45からの放送となる。またこの見直しに伴い、11:30 - 11:45の枠を再度ローカルセールス枠に戻し、飛び乗り点を11:45に一本化したため、飛び乗り局は第1部の『ANNニュース』からの放送となる。

2016年10月31日から関東地区に限り、第1部の開始時刻を10:25に繰り上げた(同日から2017年9月29日までの間、系列局では10:30または上記のとおり『ANNニュース』の開始時間である11:45に飛び乗るが、2017年10月2日からは全曜日または一部曜日でフルネットに移行する系列局もある)。

2017年4月3日より、シルバー向け帯ドラマ新枠『帯ドラマ劇場』の第1期(月曜 - 金曜12:30 - 12:50[10]。第1作は『やすらぎの郷』)の開始[11] に伴い、第2部は20分繰り下げ・短縮の12:50 - 13:45となる[10]。また、この日よりモノラル制作(モノステレオ放送)からステレオ制作(フルステレオ放送)に変更された。

2018年2月16日で2014年4月の全面リニューアルから約4年間使用してきたスタジオセットの使用を終了、同月19日からは使用するスタジオを第5スタジオから第3スタジオに変更し、同時にスタジオセットもフルリニューアルされた(平日朝の報道・情報番組『グッド!モーニング』とセットを共有)。

なお、2018年3月30日をもって『帯ドラマ劇場』の第1期が終了となるため、同年4月2日から2019年3月29日までの約1年間は、第2部の放送時間を12:30 - 13:40に変更(20分繰り上げ・15分拡大)。これは2019年4月8日から開始された『帯ドラマ劇場』の第2期(第1期と同じく、月 - 金曜日12時30分 - 12時50分)において、2020年3月までの4クール(1年間)放送の『やすらぎの刻?道』(テレビ朝日開局60周年記念ドラマ)の準備期間に充てるための措置[12]

2018年9月28日をもって橋本・小木、それに天気キャスターの船木正人(気象予報士)が揃って降板(小木は降板後平日夜の報道番組『報道ステーション』の金曜メインキャスターに就任)。同年10月1日からは大下をアンカーウーマンとして強調する形となったほか、大下の新たな相方としてテレビ朝日アナウンサーの小松靖が登板[13]。これと同時に番組内容やタイトルロゴ・テーマ曲などが一新され、スタジオセットも一部マイナーチェンジされた。

2019年4月1日からメインキャスターの大下の名が冠された『大下容子 ワイド!スクランブル』(おおしたようこ ワイド!スクランブル)に番組名が変更され[注 8]、放送時間はさきの『帯ドラマ劇場』第2期開始の影響もあり、12:50 - 13:40に20分繰り下げ・短縮された[14]。ただし、番組名変更第1週(4月1日 - 5日)は後述の通り、第2部の開始時刻を繰り上げ、拡大放送を実施。1日は12:00開始に、2日 - 5日は12:30開始とするが、これは『帯ドラマ劇場』第2期放送開始前の代替特番として(1日のみ新元号発表に伴う特別編成として)の措置。

なお、『帯ドラマ劇場』を編成していた時期には、同枠の作品を観た出演者(主に大下)が第2部の生予告(もしくは冒頭)で感想を述べる慣習(昼ドラ受け)が定着[15]。第2部の前座番組が『徹子の部屋』であった時期にも、当日の同番組の内容を、第2部の出演者が冒頭に語ることもあった。

2020年3月30日からは、第2部の放送時間が12:00 - 13:00に繰り上がった[16][17]ことによって、テレビ朝日基準による全体の放送時間を155分に拡大させた(一部ネット局では、10:30または11:45飛び乗り)。『帯ドラマ劇場』を同月27日放送分で廃枠にしたことや、『徹子の部屋』の放送枠が第2部の終了直後(13:00 - 13:30)へ移動したことに伴う拡大で、2014年4月1日から続いていた12時台(12:00 - 12:50)の一時中断も解消された。なお、『徹子の部屋』へのステブレレスは枠移動後も継続されたため、「当番組の終了後にステブレレスで後枠番組を放送」という編成が初めて実現した。

2020年10月2日をもって、2018年10月から2年間男性メインキャスターを務めてきた小松が、2020年10月5日から平日夕方の報道番組スーパーJチャンネル』のメインキャスターに就任したため降板した。これに伴い、同日からはコーナー担当の佐々木亮太(テレビ朝日アナウンサー)が男性メインキャスターへ昇格した[18]

2023年4月3日から、4年半ぶりにタイトルロゴと番組テーマ曲が一新された(テロップ類はこれよりも前に先立ち、2022年8月1日から一新されている)。[19]
視聴率

第2部の視聴率は、2000年代前半では10%を超える(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)日もあったが、2004年前後は7 - 8%で推移していた関東地区での視聴率も、2007年春の時点では5%前後にまで下落する。しかし、2007年10月以降は、平均視聴率が7.3%と上昇した。

だが再び下落傾向にあり、2018年10月第1週(同月1日 - 7日、リニューアル後初週)の平均視聴率は、第1部が4.6% (前週4.8%)、第2部が4.9% (前週5.4%)で、いずれも4%台で、下がる結果となった[20]

2020年6月10日は第2部において、7.0%を記録し、フジテレビの『バイキング』(7.1%)に次ぐ時間帯民放2位を記録している[21]

2020年時点では、第1部が5・6%台で[22]、第2部が6%台で推移している。第1部は視聴率1位となることが多いほか、第2部は民放他局と日々接近戦を繰り広げている[23][24][25]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:197 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef