『ローン・レンジャー』は2007年1月までデベロップメント・ヘル
(英語版)に陥り、ワインスタイン・カンパニーがクラシック・メディアからの映画化権購入に興味を持っていた[15]。しかしながら取引は失敗に終わり、エンターテインメント・ライツ(英語版)とオプション契約を交わした。2007年5月、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが『ローン・レンジャー』製作のためにウォルト・ディズニー・ピクチャーズと準備した。脚本はこれまでブラッカイマーとディズニーと共に『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを手がけたテッド・エリオットとテリー・ロッシオが執筆するだろうと報じられた[16]。2008年3月下旬にはエリオットとロッシオへの最終交渉が行われた[17]。2008年9月、ディズニーはジョニー・デップがトントを演じると発表した[18]。エリオットとロッシオの脚本はスーパーナチュラル的トーンであり[19]、ジャスティン・ヘイス(英語版)が書き直した[20]。2009年5月、『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』でブラッカイマーとディズニーと共同したマイク・ニューウェルへの監督交渉が行われた[21]。しかしながらブラッカイマーは、ニューウェルが『プリンス・オブ・ペルシャ』を完了し、デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の撮影を終えるまで監督を雇うのを待ちたかった。ブラッカイマーは「『パイレーツ4』が最優先」とコメントした[22]。2010年9月、ゴア・ヴァービンスキーが監督として雇われた。撮影はデップが『ダーク・シャドウ』の仕事を終えた後に始まる予定であった[23]。ローン・レンジャー役にはアーミー・ハマーに決定した[24]。 2011年8月12日、ディズニーは『ローン・レンジャー』の製作が予算の問題により遅れることを発表し[25]、8月15日、別の西部劇映画の『カウボーイ & エイリアン』の興行成績が芳しくなかったこともあり、棚上げされることが明らかとなった[26]。 2011年10月、ディズニーは製作費を変更し、映画が再び軌道に乗り始めていることを明かした。撮影開始は2012年2月6日、公開日は2013年5月31日と報じられたが[27]、後者は2013年7月3日に変更された[28]。
頓挫