2012年ロンドンオリンピックの開会式でもビーン役として登場し、サイモン・ラトルが指揮するロンドン交響楽団と共演したが、その直後に「50代の男があんなふうに幼稚なキャラクターをやっているのは切ないことだよ」とビーン役からの引退を表明した[5]。
2013年、大英帝国勲章コマンダー(CBE)を受勲[6]。2016年に製作されたITVのテレビドラマ『MAIGRET/メグレ(英語版)』では主人公のジュール・メグレ警視を演じ、俳優としての新境地を開拓した[7]。 テレビコマーシャルにもしばしば起用され、日産・ティーノ、日立製作所の電化製品、富士フイルムや献血の宣伝での出演が目立った。特に、主演映画の一つである『ジョニー・イングリッシュ』のベースとなった哀れで間抜けな代理人スパイとして登場し、長いシリーズを誇ったクレジットカード会社バークレーカードのコマーシャルが有名である。映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑!?』での宣伝で、同じくMr.ビーンに扮した山口智充と共演している。
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私生活
1990年、サネトラ・サストリーと結婚した。ニューヨークシティのレストラン「ロシアン・ティー・ルーム」で密かに結婚式が行われた。オックスフォードシャー州に居住し、リリーとベンジャミンという2人の子供がいるが、2015年に離婚した[8]。
自動車好きとしても知られており、Mr.ビーンの愛車でもあるミニ・クーパー以外にも、ロールス・ロイスなどの高級セダンや、フェラーリなどのスーパーカーから、ホンダ・NSXのようなスポーツカーなどを所有[9] しており、2018年のスパイ・コメディ・アクション映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』では、自身が所有するレッドのアストンマーティン・V8のハンドルを握り、カーチェイスシーンまで演じた。1990年にはイギリスの自動車雑誌『Car』にアストンマーティン・ヴィラージュの試乗レポートを寄稿したこともある。2023年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは中嶋一貴を助手席に乗せ、水素エンジンのトヨタ・GRヤリスをドライブした[10]。また、ダラスで行われたカーレースに、自身のアストンマーティンで出場したが、カーブを曲がりきれず防御壁に衝突して大破させたり、1999年10月には自身で購入したマクラーレン・F1で乗用車に追突する事故[11] を起こし、修復に膨大な金額を要する事態を招いている。