ローラーブレード
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1948年(昭和23年)、岡山県紡績工場にて、女工がローラースケートを履いて作業を効率化する試みが行われる[9][10]

1952年昭和27年)に関東、関西、中部、四国、九州各地区にローラースケート同好会が発足している[11]

1953年(昭和28年)11月に第1回全日本スピード・フィギュア選手権大会が、1960年(昭和35年)に第1回全日本ローラーホッケー選手権大会が、それぞれ岐阜県大垣市で開催されている。

1968年(昭和43年)からテレビで「ローラーゲーム」が放映されると、子供達の間で一躍ブームとなり、靴の上から装着する安価なローラースケートが広まった。

1975年(昭和50年)12月24日にスケーターを対象としたディスコ「那覇ローラースケートランド」が沖縄に開店。米軍基地に隣接していたこともあって外国人の利用も多く、音楽と照明に合わせて滑る楽しさから、「ローラーディスコ」として知られるようになったが、国内で広まることはなかった。1978年8月14日には新宿歌舞伎町のディスコ「MUGEN」でローラーディスココンテストが開催されているが、新聞記事では「国内初上陸」という扱いになっている[12]。『月刊明星』1979年8月号に、堀川まゆみが1979年の5月下旬にニューヨークに新曲のジャケット撮影に行ったら、街中に溢れる「ローラーディスコ」にびっくり、と書かれた記事が載る[13]。沖縄出身の堀川が1979年5月に「ローラーディスコ」がアメリカで流行していることにビックリしたということは、沖縄も含めて日本では1979年時点ではまだ流行っていなかったものと見られる[13]。1979年に新宿「ツバキハウス」で日本で初めてのプロ・ローラーディスコチーム「ピンクローラーズ」が結成された。

1970年代後期アイススケートの夏場の練習用としてインラインスケートが現れた。通年営業の屋内アイススケートリンクが登場したこともあってすぐには広まらなかったが、1989年頃からスピードが要求されるホッケーやスピード競技にインラインスケートが取り入れられ、利用者が広がった。

1987年(昭和62年)ローラースケートを履いて軽やかに歌って踊る「光GENJI」が登場し、瞬く間に日本中の女子や子供に人気になり、ローラースケートブームを巻き起こす[14]

2000年代にはローラーシューズの一種「ヒーリーズ」が登場し、子供達の間で流行した。
インラインスケートローラーブレード製インラインスケート

アイススケートのブレード(刃)状に、細いウィールを縦一列に配置したローラースケート。通常は片側4輪だが、用途によって2輪、3輪や5輪も存在する。ローラーブレードと呼ばれることもあるが、「ローラーブレード」(Rollerblade) はインラインスケートの草分けとなったローラーブレード社の商標であり[15]、本来はローラーブレード社製のインラインスケートのみを指す。

クワッドスケートではスケートの先端にトゥストップ(ゴムのブレーキ)が付いているが、インラインスケートでは先端にもウィールが付くため、ブレーキを付ける場合は後端になる(通常片側のみ)。またこの構造から、ちょっとした路面の突起程度にはつまづきにくくなっている。スケーター自身がウィルを垂直に保持する必要があることから、スキーと同様に足首をベルトで厳重に固定するブーツが多い。

インラインスケートはクワッドスケートより直進性に優れてスピードも出しやすいため、インラインの登場でロードレース、マラソン競技などが盛んになった。他にもスキーの練習、警官の交通整理など[16]、多くの場面で使われるようになっている。
種類アーティスティックインラインスケーティング5輪のスピードスケート。
フィットネス

気軽にスケートを楽しむためのもの。後方にブレーキを備えている。
アグレッシブ

頑丈に作られている分、重量がある。詳細は「アグレッシブインラインスケート#靴のパーツ」を参照
フリースタイル
詳細は「#トリックスラロームに適したスケート」を参照
ホッケー
詳細は「インラインホッケー#用具」を参照
アーティスティック

アイスでのフィギュアスケート同様、トゥストップを持つ。
スピード
詳細は「インラインスピードスケート」を参照

ローカットの軽量なブーツを使用。5輪のものもある。

2018年ブエノスアイレスユースオリンピックでの正式種目ローラースピードスケートで用いられるスケートである。
アルペン

舗装された斜面を滑走する。
ウィール(車輪)100mmウィールを着けたスピードスケート

この節の加筆が望まれています。

ローラースケートの車輪は主にウィル、ウィール (wheel) と呼ばれる。ポリウレタンで成型されており、大きめのものではナイロンハブを備える。用途によって径や形状が、また路面によって適当な硬さが異なる。ウィルの硬度は一般的に米国材料試験協会規定の単位「A」 ⇒[1]で表されており、アグレッシブでは57mm・90A程度、レースでは100mm・85A程度、フィットネスでは80mm・80A程度のものが使われている。

軸受には608番ミニチュアボールベアリングが一輪につき二個使われている。外径の小さな688番も「マイクロベアリング」の通称で使われるようになっている。
アグレッシブインラインスケートクワッドスケートでのエアー1080フラットスピン「カリフォルニア・ロール」を決める安床栄人(動画)詳細は「アグレッシブインラインスケート」を参照


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