その他の声の出演:浦山迅/すずき紀子/谷昌樹/彩乃木崇之/櫛田泰道/木下紗華/加納千秋/武田華/丸山壮史/瀬尾恵子 アントニオ・ピントのサウンドトラック「Lord of War」は、2005年12月9日にオーディオCDとしてリリースされた。15曲が含まれており、収録時間は39分。アコースティックギターの静かな演奏で構成されている。 このサントラCDに収録されていない音楽[3] 作中では、バプティスト大統領がユーリのことを「ロード・オブ・ウォー(Lord of war)」と形容したのに対し、ユーリがそれを「ウォー・ロード(War lord)」であると訂正するシーンがある。「ウォー・ロード」という言葉には「軍閥」や「司令官」という意味があるのに対して、「ロード・オブ・ウォー」という言葉には「戦争の支配者」という意味がある。いくら戦争指導者といえども、ユーリのような武器・弾薬の供給者がいない限り、戦争することができないということであって、ここにはユーリのような存在こそが戦争を支配しているという思想が込められていると思われる。 本作は、原題と同じ題名で公開されたが、日本では「lord」(君主・王・支配者・酋長などの意。訳語として卿「きょう」と呼ぶこともある。)という単語にあまり馴染みがないので原題の意味が分かりにくいとされ、複数の邦題候補が挙がっていた(日本語ではLとRの区別がないため、広報担当者も当初は「道路」の意を持つ「road」と勘違いしたほどである)。 一時は、アメリカへの皮肉を込めた「アメリカン・ビジネス」に決定し、その邦題での広報なども実際に行っていた。しかし、公開直前になって、監督のアンドリュー・ニコルが異議を唱えた。ニコルによると、「別にアメリカを批判するための映画ではない」「作品の意図が誤解される」ということである。実際、この映画の中でユーリが商っている兵器はAK(カラシニコフ突撃銃)をはじめ、ほとんどロシア製および中国製であり、アメリカの兵器はM16、M60などが登場しただけである。現実世界でも、アメリカ製火器は高価で精密すぎるため、地域紛争が激しく政情不安定な貧しい国々では、メンテナンスの問題から普及していない。 その後、監督と日本サイドとの折衝により、原題での公開と「史上最強の武器商人といわれた男」という副題をつけることで合意した[4]。 以下に邦題案の代表例を挙げる。 レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは147件のレビューで支持率は61%、平均点は6.30/10となった[5]。Metacriticでは31件のレビューを基に加重平均値が62/100となった[6]。
音楽
For What It's Worth (1967)
Young Americans (1975)
Money (That's What I Want) (1959)
Coyita
Cocaine (1975)
La Vie en Rose
A Kiss to Build a Dream On (1935)
It's the Most Wonderful Time of the Year (1963)
O, Little Town of Bethlehem (1868)
Volga's Boatmen's Song
Kill That
U Ready to Die
Glory Box (1995)
Fade into You (1993)
Mumbai Theme Tune (1997)
Diarabi (2000)
Hallelujah (1984)
Mama Africa
D-Tune (2002)
Bobo-Dioulasso
Swan Lake, Op.20 (1877)
The Ride of the Valkyries (1870)
題名について
「ビジネス・オブ・アメリカ」
「アメリカン・ビジネス」
「アメリカン・ウォー・ビジネス」
「アメリカン・WAR・ビジネス」
「武器商人ユーリ・オルロフ」
「戦場のビジネスマン」
評価
単行本
『ロード・オブ・ウォー 史上最強の武器商人と呼ばれた男』(竹書房 アンドリュー・ニコル著 鎌田三平訳 2005年12月 ISBN 9784812424711)
その他
ニコラス・ケイジの最初の妻との息子が、ウクライナのヘリ整備兵として出演している。
@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}「最大の武器供給者である米英露仏中の5か国は、国連安保理の常任理事国でもある」[要出典]
脚注^ a b c “Lord of War (2005)