現在のローズ・クリケット・グラウンドは、当初の場所にあった競技場ではなく、ロードが1787年から1814年にかけて創設した3つの競技場のうちの3代目に当たる。
初代グラウンドは、今日ではローズ・オールド・グラウンド(英語版)と呼ばれ、ドルセット・スクエア付近に位置していた。2代目のグラウンドは、ローズ・ミドル・グラウンド(英語版)と呼ばれ、1811年から1813年まで使用されたが、リージェンツ運河の建設用地と競技場の外野部分が重複したため、用地確保のために使用が中止され、土地が収用された。そして、3代目となる現在のグラウンドは、ローズ・ミドル・グラウンドより、およそ250ヤード(230メートル)ほど北西に離れた場所に建設された。さらに10,000人多くの観客を収容する改修と新規施設の増設、およびアイスリンクの設置などを盛り込んだ大規模な再開発が計画されている。
1814年6月22日にメリル・ボーン・クリケット・クラブ対ハートフォードシャーの試合が現在の地で最初のクリケットの試合として行われて以来、クリケット・ワールドカップの決勝など主要な試合が度々催されるなど、数多くの歴史を残している。イギリスを代表する名門パブリックスクールであるイートン・カレッジとハロウスクールが対戦する伝統の試合は1805年にローズ・オールド・グラウンドで開始され、1818年にローズ・クリケット・グラウンドで初めて行われた。1822年からはローズ・クリケット・グラウンドで毎年行われるようになり、200年を超える歴史となった[3]。
2012年のロンドン五輪では、アーチェリー競技を実施。
脚注・出典^ “Lord’s cleared to have full capacity for England-Pakistan ODI”. The Cricket Paper. 16 Aprio 2022閲覧。
^ “ ⇒ローズ・クリケット・グラウンド”. JOC. 2012年6月30日閲覧。
^ a b 200-year-old Eton and Harrow Lord’s cricket match cancelled for a ‘wider range of players’ The Telegraph 2023年9月26日閲覧。
^ THE FIRST OXFORD V. CAMBRIDGE MATCH AT LORD'S LORD'S 2023年10月1日閲覧。
^ HER MAJESTY QUEEN ELIZABETH II, 1926 - 2022 LORD'S 2023年10月5日閲覧
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