配給元のフィンガープリント・リリーシングとブリーカー・ストリートは本作の広告費に2000万円を費やした[20][21]。
本作は『ヒットマンズ・ボディガード』と同じ週に公開され、公開初週末に700万ドルから900万ドルを稼ぎ出すと予想されていた。製作費はすでに回収できることが確定していたとはいえ[21]、この数字は物足りないものであった。実際、ソダーバーグは「本作が興行的に成功したと言えるためには、公開初週末に1500万ドル以上を稼ぐ必要があるでしょう」と語っていた[22]。2017年8月18日、本作は全米3008館で封切られ、公開初週末に760万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[23]。 本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには216件のレビューがあり、批評家支持率は93%、平均点は10点満点で7.5点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「知的でありながら、しかも気取らない上質の面白さが詰まっている。『ローガン・ラッキー』はスティーヴン・ソダーバーグの引退期間の終了を告げる作品であり、彼が観客を楽しませる能力を失っていないことを証明している。」となっている[24]。また、Metacriticには51件のレビューがあり、加重平均値は78/100となっている[25]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[26]。 『バラエティ』のオーウェン・グレイバーマンは「スティーヴン・ソダーバーグ監督の『ローガン・ラッキー』には勢いがある。また、堕落した人間たちがほんの一瞬放った輝きを上手く捉えている。」と称賛している[27]。『ハリウッド・レポーター』のトッド・マッカーシーは「『ローガン・ラッキー』は良き時代の映画であり、お高くとまっていない。観客を感動させるための派手な演出や、何か深遠なものがあるかのように見せる演出がない。観客を楽しませることだけが目的の映画であり、かなり良い仕事だと思う。」と述べている[28]。一方、『ニューヨーク・オブザーバー』のレックス・リードは評価できる点があることは認めつつも、「映画監督としてのソダーバーグは過大評価されている。」「『オーシャンズ11』より物語が進むペースが遅く、もたついているように思える。」「長所が活かせていない。『ローガン・ラッキー』には魅力もあるが、不十分な出来映えである。」と批判している[29]。
評価
出典^ “ローガン・ラッキー
^ a b c “Logan Lucky