ロンドン
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ロンドンは高等教育や研究機関の中心で43の大学が集中するヨーロッパ最大の高等教育の一大中心地である[21]。2008-2009年には高等教育を受ける学生数は41万2,000人でこの数はイギリス全体の17%を占め、内訳は学士レベル28万7,000人、大学院レベル11万8,000人である[230]。2008-2009年にロンドンで学んだ留学生は9万7,150人に上りこれはイギリス全体の25%を占める[230]

多くの世界をリードする教育機関がロンドンを拠点にしている。2011年のQS World University Rankings (en) では世界でインペリアル・カレッジ・ロンドンは6位、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンは7位、キングス・カレッジ・ロンドンは27位に付けている[231]ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスは教育と調査で世界をリードする社会科学機関と見なされている[232]ロンドン・ビジネス・スクールは世界で一流のビジネススクールの一つとして考えられ、2010年にMBAの教育課程でフィナンシャル・タイムズから世界最高の評価を得ている[233]

ロンドン大学で学ぶ学生は12万5,000人おり、これは通信過程以外の大学ではヨーロッパ最大である[234]。ロンドン大学は単独の大学として存在するものではなく、カレッジ制でそれぞれ別の大学となっており4つの大きな大学であるキングス・カレッジ・ロンドンクイーン・メアリー・カレッジロイヤル・ホロウェイユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンと多くのより専門的な機関であるバークベック・カレッジコートールド・ギャラリーゴールドスミス・カレッジギルドホール音楽演劇学校インスティチュート・オブ・エデュケーションロンドン・ビジネス・スクールロンドン大学衛生熱帯医学大学院王立音楽アカデミーセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ王立獣医学校東洋アフリカ研究学院が含まれる[235]。ロンドン大学を構成するカレッジにはそれぞれ独自の入学試験制度があり、そのいくつかは独自の学位を授与している。

ロンドン大学以外にも多くの大学がロンドンにはあり、 ブルネル大学(英語版)、シティ大学ロンドンインペリアル・カレッジ・ロンドン ,キングストン大学、ロンドン・メトロポリタン大学(学生数3万4,000人でロンドン最大の単科大学)[236]、ロンドンサウスバンク大学(英語版)、ミドルセックス大学ロンドン芸術大学[237]イースト・ロンドン大学ウェスト・ロンドン大学ウエストミンスター大学がある。これに加えてセビリア大学やRegent's College、リッチモンド大学など海外の大学がロンドンにある。王立音楽大学

ロンドンには5つの有名な医学部がある。クイーン・メリーカレッジに付属するバーツ医科歯科ロンドン校(英語版)、欧州最大の医学部であるキングスカレッジ医科ロンドン校(英語版)、インペリアルカレッジ医学部(英語版)、UCLメディカルスクール(英語版)で、他にも多くの医療や病院に関連した教育機関がある。また、生物医学研究に関連したイギリスに5つある研究機関のうち3つがロンドンにある[238]。多くのビジネススクールもまたロンドンにはある。
公立学校・その他

ロンドンの大半の小学校から中等教育の学校は国立か自治区により管理運営されているが、多くのインデペンデント・スクール(私立学校)や非営利法人のパブリック・スクールがあり、その中にはシティ・オブ・ロンドン・スクール(英語版)、ハーロー校セントポール校、ユニバーシティ・カレッジ・スクール(英語版)、ウェストミンスター校など歴史ある学校やエリート校が含まれる。

英国の教育では将来進む道を早い段階で決めるため、世界唯一のアート&デザイン専科寄宿制(ボーディングスクール)インターナショナルスクールロンドン国際芸術高校(ISCA)など特定分野に特科した学校も多く存在する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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