ロンドン塔
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ロンドン塔を構成する主な塔櫓・建物など

ホワイト・タワー - ロンドン塔の天守閣にあたる建物。

ミドル・タワー

ベル・タワー

トレイターズ・ゲイト(叛逆者の門)

セント・トーマス・タワー

ソルト・タワー

ブラッディー・タワー

クイーンズ・ハウス

ビーチャム・タワー

セント・ピーター・アド・ヴインキュラ礼拝堂

ウォータールー館

ロンドン塔で処刑された人々ロンドン塔とタワーブリッジ

ロンドン塔は監獄でもあったことから、ここで処刑もしばしば行われた。以下はそのうち歴史に名を残す著名な人々のリストである。
1471年 ヘンリー6世
ランカスター朝最後の王。薔薇戦争ヨーク朝エドワード4世に捕らえられ、暗殺される。
1483年 エドワード5世ヨーク公リチャード
共にエドワード4世の王子。父の死後ロンドン塔に連れ込まれたまま行方不明となった。王位を簒奪したリチャード3世が殺害したとされる。1674年に二人の子供の骸骨が発見されている。
1535年 ジョン・フィッシャートマス・モア
1番目の王妃と離婚するためにローマ・カトリック教会との縁を切って新しい教会を作ろうとしたヘンリー8世の政策に反対したため、反逆罪に問われてタワー・ヒルで処刑された。
1536年 アン・ブーリン
ヘンリー8世の2番目の王妃。姦通罪などにより城内のタワー・グリーンで処刑された。アンに着せられた姦通などの罪は濡れ衣であったとされ、ロンドン塔には今でもアン・ブーリンの亡霊が出ると噂される。
1540年 トマス・クロムウェル
ヘンリー8世を支えた宰相。クロムウェルの推挙により4番目の王妃としてイングランドへ輿入れしてきたアン・オブ・クレーヴズをヘンリー8世が気に入らず、わずか半年ほどで離縁。クロムウェルもこの責任を取らされてタワー・ヒルで処刑された。
1542年 キャサリン・ハワード
ヘンリー8世の5番目の王妃。アン・ブーリンと同様に姦通罪に問われ、不貞の手引きをしたとされる女官のロッチフォード子爵未亡人ジェーン・ブーリンと共にタワー・グリーンで処刑された。
1554年 ジェーン・グレイ
ヘンリー7世の曾孫。エドワード6世の死後、有力貴族の思惑でイングランド女王に擁立されたが、メアリー1世に敗れ9日間で廃位。タワー・グリーンで処刑された。なお夫ギルフォード・ダドリーも同日タワー・ヒルで処刑された。
1601年 エセックス伯ロバート・デヴルー
エリザベス1世の寵臣。反乱を企てたためタワー・グリーンで処刑された。
世界遺産
登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。

(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

主な出来事

1974年7月17日 - ロンドン塔で爆発。身元不明の死者1人、西ドイツなどからの観光客ら28人が重軽傷[2]

関連作品
倫敦塔
ロンドン留学中の1901年に、ロンドン塔を観光した夏目漱石による探訪記。描写は幻想的で、記録というより幻想小説の色が濃い。
帽子収集狂事件
ジョン・ディクスン・カーの小説
ドクター・フー
イギリスのSFドラマ。対エイリアン組織UNITの本拠地がロンドン塔という設定である。
脚注[脚注の使い方]^ 水野久美『いつかは行きたいヨーロッパの世界でいちばん美しいお城』大和書房、2014年、183頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-479-30489-0。 
^ 死者も1人 ロンドン塔爆発事件『朝日新聞』昭和49年7月18日夕刊、3版、11面

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ロンドン塔に関連するメディアおよびカテゴリがあります。

ヨーマン・ウォーダーズ - ロンドン塔の衛兵隊

タワーヒル駅 - 最寄り駅

ルドルフ・ヘス - 最後に勾留された人物。

ロイヤル・アーマリーズ - ロンドン塔で武具展示を行っている非政府部門公共機構

外部リンク

Historic Royal Palaces (英語)

Tower of London - Visit London (英語)(フランス語)(ドイツ語)(中国語)(イタリア語)(スペイン語)

写真

英国政府観光庁 - ロンドン塔(日本語)










イギリスの世界遺産
文化遺産

グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁

ダラム城大聖堂

アイアンブリッジ峡谷

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群

ファウンテンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園

バース市街

ローマ帝国の国境線(ドイツと共有)

ウェストミンスター宮殿ウェストミンスター寺院聖マーガレット教会


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