『ロンドンハーツ』(LONDON HEARTS)は、テレビ朝日系列で1999年4月18日から放送されているバラエティ番組であり、ロンドンブーツ1号2号の冠番組。通称は「ロンハー」。 特に断りがなければ、視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。
概要
イナズマ!ロンドンハーツ
1999年4月18日、『イナズマ!ロンドンハーツ』(ラテ欄は字数の都合上『稲妻!ロンドンハーツ』)として日曜日19:56 - 20:54にスタート(当時のキャッチフレーズは、現在の「ロンハー」より「稲妻」を用いるのが多かった)。「やるキッス」のような素人が出演する恋愛系企画を中心に放送された。前説は、ブレイク前の品川庄司が担当していた。
番組当初のキーホルダーとシールが発売されていた。
かつてテレビ朝日系列で放送された『ぷらちなロンドンブーツ』の兄弟番組でもあった(『ロンハー』の第1期途中まで)。
ロンドンハーツ(第1期)
長年に渡り系列局の朝日放送(当時)が制作していた火曜21時枠と、『西部警察』などの人気番組を生んだ日曜20時枠との制作枠交換によって、2001年10月23日に火曜21時枠に移動すると同時に『ロンドンハーツ』へ改題(2016年4月、火曜21時枠は再度朝日放送→朝日放送テレビ制作枠となる。詳細は後述)。なお、火曜21時枠がテレビ朝日制作となるのは1987年3月に終了したドラマ『京都かるがも病院』以来。
火曜日に移動して間もない初期では、芸能人や一般の人の恋愛を応援したり悩みや不満を解決するといった内容で、特に「ブラックメール」は名物企画であった。
2004年以降は後述する各界の女性芸能人の個性も手伝い、コーナーの1つである格付けし合う女たちが2004年8月31日放送付で18.3%という視聴率を記録して以降は人気コーナーに成長。梨花、飯島愛、杉田かおる、青田典子など強烈な個性を持った女性タレントをブレイクさせた。その一方で以前の素人参加型や恋愛にクローズアップした企画は減少し、ドッキリや芸人のキャラクターにスポットを当てるようなものが中心になっていく。その後は男性バージョンや芸人バージョンも登場するようになる。以前は「恋愛バラエティー」と称されていたが、現在では「芸人や女性芸能人の素顔を暴く」企画がメインとなっている。ただし、初期からの構成作家や演出家などが2023年現在でも制作へ関わっていることもあり、ドッキリなどの基本的なコンセプトは維持されている。
スペシャルにおいては青木さやかの写真集やパリコレ(ほぼコレ)デビュー、バブル青田や狩野英孝(50TA)のCDデビュープロデュースなど数千万円単位を費やす規模の大型企画が多く展開され、2023年現在でも継続されている。現在までに記録した最高視聴率は、2004年10月12日放送の3時間スペシャルでの22.1%[注 2]。この他、2005年4月12日放送の「青木さやか写真集 東京?沖縄密着80日間 アレ見せんのかよスペシャル」でも21.9%を記録した。
ハイビジョン制作となったのは2007年3月13日放送分からで、テレビ朝日のゴールデンタイムの番組では最後発。同年6月19日放送分からは字幕放送が試験的に何度か行われ、同年12月25日の3時間スペシャルからは正式に毎週行われている。
2009年3月24日の3時間スペシャルでは、放送10周年を祝した総集編を放送。同時にタイトルロゴが変更された。
2010年9月21日の3時間スペシャルでは番組DVDの発売に合わせ、狩野をターゲットに「ザ・トライアングル」が復活。以降の通常放送でも、数回ではあるが芸能人を対象に往年の企画が放送された(なお、「ブラックメール」の若手版「マジックメール」は従来から放送されている)。また、2011年9月からYouTube及びテレ朝動画にてネット配信がスタートした[注 3]。