ロロノア・ゾロ
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再会したナミ達から、サンジが「四皇」ビッグ・マムの元に連れて行かれたことを知るが、今自分たちが見定めるべきなのはカイドウとの戦いであるとして、サンジ奪還に反対した[注 17]。サンジ奪還の為にホールケーキアイランドに向かうルフィ達と一旦別れ、カイドウがいるワノ国へと先行する。
ワノ国編
ワノ国では、花の都浪人「ゾロ十郎(ゾロじゅうろう)」になりすまし、反乱の意志のある者に決戦の日と集合場所を記した札を渡して回る任についていた。辻斬りの濡れ衣を着せられて奉行に捕らえられ、切腹を命じられるが、血の匂いがする奉行が犯人だと見抜き、切腹刀で斬り伏せる。このことで指名手配されてしまい、流れ着いた九里の荒野でルフィと再会。そこへ現れた百獣海賊団真打ちのバジル・ホーキンスと交戦し、巨大藁人形を粉砕する。博羅町での騒動後、ルフィやローと共におでん城跡に向かうが、いつの間にかはぐれてしまう[注 18]。迷い込んだ船の上で太鼓持ちのトの康 と出会い、狂死郎一家の下っ端に絡まれた所を助けた礼として、彼が住むえびす町でもてなされる。そこで僧兵の牛鬼丸に「秋水」を盗まれてしまい、鈴後のおいはぎ橋で彼と戦う。その最中、花の都から逃げてきた日和トコが現れ、彼女らを狙うオロチの刺客・人斬り鎌ぞう(キラー)と交戦する。深手を負わされながらも鎌ぞうを撃破し、日和から傷の手当てを受ける。翌日、羅刹町でトの康が処刑される。そこでオロチに狙われたトコを守り、トの康を処刑された怒りに任せてオロチに攻撃するが、狂死郎に阻まれる。日和をオロチお庭番衆から護衛しながら都を脱出し、翌日、「秋水」を取り戻すため鈴後に戻り、牛鬼丸を追い詰めるが逃げられる。そこで日和から提案を受け、「秋水」をワノ国に返す代わりに、彼女の父おでんが持っていた伝説の名刀「閻魔」を譲り受けることになる。編笠村で飛徹から「閻魔」を受け取り、覇気を勝手に吸い取る「閻魔」を使いこなすため、修業を始める。鬼ヶ島への討ち入りでは、クイーンがばらまいた氷鬼ウイルスの抗体をスクラッチメン・アプーから奪い、チョッパーに託す。ドーム屋上の戦いでは、カイドウとビッグ・マムに「閻魔」や「狐火流」の技で対抗するも、「四皇」2人の合体攻撃「覇海」を1人で受け止めたことで、全身数十本の骨を折る重傷を負う。しかし最後の力でカイドウに「覇王色の覇気」の片鱗を見せる渾身の一撃を与え、ローと共に城内に退避する。サンジに応急処置を施され、ミンク族の薬で超回復して復活すると、百獣海賊団大看板・キングと交戦。動物系古代種ルナーリア族の能力を併せ持つキングに加えて、覇気を勝手に吸い取る「閻魔」に苦しめられる。だが、少年時代に出会った閻魔の製作者である霜月コウ三郎の話を思い出し、閻魔は純粋に自分を試しているだけで、足りないのは自身の力だと悟り、「覇王色の覇気」が完全に覚醒。キングの異常な耐久力の秘密を見抜き、閻魔の性質を利用した新たな戦闘方法「閻王三刀流」でキングに勝利した。しかし、「一時的な超回復の代わりに後で倍のダメージを受ける」という薬の副作用によって死神を見るほどの状態に陥り、7日後にルフィとほぼ同時に目覚めた。ワノ国編後、懸賞金が11億1100万ベリーに上がる。
エッグヘッド編
ブルックと共に船番としてサニー号に残り、サニー号を破壊しようとした「CP-0」のカクと2年ぶりに再戦する。Dr.ベガパンク「本体」が失踪した後はルフィと共に指令室に待機していたが、突如反逆したセラフィムのS-ホークとS-ベア二体に対抗するため、不本意ながらルッチとカクを解放し、一時共闘する。セラフィムを捕縛し脱出の準備を進める中、黄猿のドーム内への侵入に乗じてベガパンクを抹殺しようとしたルッチと交戦する。

和道一文字(わどういちもんじ)
大業物21工の一振り。白塗鞘太刀拵・直刃。時価は1000万ベリー以上。製作者はくいなの祖父であるワノ国の名工・
霜月コウ三郎。親友・くいなの形見であり、くいなの死後に彼女の父コウシロウから貰い受けた。三刀流の際は、基本的にこの刀を口に咥える。一刀流の際にも多く用いられる。
三代鬼徹(さんだいきてつ)
業物の一振り。革包太刀拵・乱刃・五の目乱
[35]。時価は100万ベリー以上[注 19]。製作者はワノ国の名工・天狗山飛徹。悪名高い鬼徹一派の妖刀であり、歴代の所有者がことごとく悲運の死を遂げたという逸話がある。石の斧を容易く切り裂く切れ味を持つ。ゾロ自身の運によって呪いを捻じ伏せたことにより、「雪走」と共にローグタウンの武器商・いっぽんマツから譲り受けた。妖刀ゆえに、近くにあればゾロはその存在を感知できる。
雪走(ゆばしり)
良業物50工の一振り。黒漆太刀拵・乱刃・小丁字。元々はローグタウンの武器商・いっぽんマツの家宝だったが、「三代鬼徹」の呪いを捻じ伏せたゾロの男気に惚れ込んだいっぽんマツから譲り受けた。軽量で扱い易い刀。エニエス・ロビーでの戦闘において、サビサビの実の能力者である
シュウに破壊される。その後もしばらくはゾロの腰にあったが、「秋水」を手に入れたことを切っ掛けにスリラーバークに建てられたルンバー海賊団の墓の側に供養された。
秋水(しゅうすい)
大業物21工の一振り。黒刀。乱刃・大逆丁字。雪走に比べるとかなり重いが、破壊力は非常に高い。元はワノ国でリューマの遺体と共に埋葬されていたが、カイドウとの戦いに敗れたゲッコー・モリアによって盗み出されていた。「スリラーバーク編」でリューマに勝利したことで貰い受け、雪走に替わるゾロの新たな刀となる。「ワノ国編」で牛鬼丸によってゾロの手から奪われ、リューマの墓に返還された。
閻魔(えんま)
大業物21工の一振り。製作者は霜月コウ三郎。地獄の底まで切り伏せると称される、光月おでんのかつての愛刀。カイドウに唯一傷をつけた伝説の刀でもある。持ち主の
覇気を勝手に放出して必要以上に切断する妖刀に似た特性を持ち、普通の剣士では力を吸われ干からびて倒れてしまう。コウ三郎曰く「人生最高の一振り」で、性格はド真面目だという。手にしただけで寒気を感じたことから地獄の大王に因んで「閻魔」と名付けられた。「閻魔」を手懐けることができたのは唯一おでんのみで、今でもおでんの気配を感じるほどの異常な覇気を纏っているという。また、日和の三味線の音に反応して暴走する描写がある。おでんの死後、娘の日和に託されていたが、「秋水」をリューマの墓に戻す代償としてゾロに譲られた。
その他の刀
物語開始当初は「和道一文字」に加え、黒の拵の刀を二振り使用していた。この二本の刀は幼少期に霜月コウ三郎から譲り受けたものであり、コウ三郎曰く「ナマクラ」とのことである。「東の海編」の対ミホーク戦で破壊され、「東の海編」の対はっちゃん戦ではヨサクとジョニーの「菜斬り刀」を借りた。「ウォーターセブン編」の対シュウ戦で「雪走」を破壊された際は、倒した海兵のものと思われる剣を使用している。「ワノ国編」で牛鬼丸に「秋水」を奪われた後の対人斬り鎌ぞう(キラー)戦では、鎌ぞうから奪った鎌を口にくわえて使用している。アニメオリジナルエピソードでは、賞金稼ぎ時代に長ドスを使用していた描写がある[36]
戦闘方法

基本的に三刀での技を操るが、一刀・二刀での技も多く持ち、さらには無刀によって強大な力の受け流しなども見せたことがある。剣士でありながら徒手空拳や蹴りで敵を倒したり、素手で力自慢の相手を封じ込んだことも幾度かある。生命力が極めて高く、致命傷や重傷を受けてもそれを押して戦いに身を投じる。足の速さは一味の中では5番目で、作者曰く短距離の瞬発力だと上位にいくが、50m走だとコースアウトも考えられるという[14]。アラバスタ編では「呼吸」を知ったことで鉄をも切断することが可能になる。空島編では遠方の相手に斬撃を浴びせる「飛ぶ斬撃」、ウォーターセブン編では気迫による幻像を利用する「鬼気九刀流」を会得。

新世界編からは、ガレオン船やかつては苦戦したパシフィスタをも一刀両断するほど剣の腕を上げており、覇気も会得している。得意な色は武装色[37]。ルフィと同じく「覇王色の覇気」を持っており、ワノ国編のキングとの戦いにて完全に覚醒した。

技名は動物食品仏教用語などに由来する語呂合わせが多い。修業を終えた2年後には、それぞれの技の強化版を使用するようにもなっている。
三刀流

両手と口にくわえた三本の刀を操り戦う、ゾロのオリジナルかつ最も得意とする戦闘方法[注 20]
通常技
鬼斬り(おにぎり)
ゾロの代名詞といえる技。両腕を交差させて剣先を上に向けた
の構えから、すれ違いざまに両腕を開きながら斬り付ける。両手の刀で左右の逃げ道を、口の刀で上への逃げ道を封じる。「東の海編」の対カバジ戦で初使用。名称の由来はおにぎり
焼鬼斬り(やきおにぎり)
刀身が燃えた状態で繰り出す「鬼斬り」。斬撃と同時に炎を浴びせる事で威力が格段に増加する。「アラバスタ編」の対Mr.5戦で初使用。名称の由来は焼きおにぎり。
艶美魔夜不眠鬼斬り(えんびまよねずおにぎり)
刀身が揺らめいて見えるほどの闘気を立ち上らせて繰り出す「鬼斬り」。「ウォーターセブン編」の対エニエス・ロビーの役人戦で初使用。名称の由来は「エビマヨネーズおにぎり」[38]
煉獄鬼斬り(れんごくおにぎり)
「鬼斬り」の「新世界編」強化版。「魚人島編」の対ヒョウゾウ戦で初使用。「ワノ国編」の対キング戦では、「閻王三刀流」による「煉獄鬼斬り」を初使用。
虎狩り(とらがり)
両手の刀を口の刀の後方に背負った構えから、振り降ろして斬り付ける。「東の海編」の対ニャーバン・兄弟戦で初使用。
極虎狩り(ウルトラがり)
「虎狩り」の「新世界編」強化版。「パンクハザード編」の対ドラゴン十三號戦で初使用。
刀狼流し(とうろうながし)
相手の攻撃を受け流しながら斬り付ける。力技を主体とするゾロには珍しい「柔の剣」。「東の海編」の対はっちゃん戦で初使用。
龍巻き(たつまき)
両腕を前方に出して刀を寝かせたの構えから、回転斬りで竜巻を発生させ、斬り刻みながら吹き飛ばす。攻撃範囲が広く複数相手に有効。「東の海編」の対はっちゃん戦で初使用。「ウォーターセブン編」の対ピクルス戦では、刀が使えない場合の素手による戦闘方法「無刀流」で初使用。
黒縄・大龍巻(こくじょう・おおたつまき)
「龍巻き」の「新世界編」強化版。鉄の盾が果物のように切れるほどの威力を誇り、巻き起こった斬撃の旋風はしばらく消える事なく進み続ける。「魚人島編」の対新魚人海賊団戦で初使用。「FILM GOLD」の対ダイス戦では、武装色の覇気を纏った両腕による「無刀流」で使用。


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