ロリコン漫画
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

^ ほとんどの読者は当時ヘア規制されていた成人女性の性器の代替品として少女のワレメ(子供の性器はまだ性器になってない「ただの排泄器官」と当時はみなされていた)目当てに少女ヌード写真集を消費していたといわれている。
^ 吾妻ひでお内山亜紀米沢嘉博蛭児神建高取英谷口敬杉浦日向子さべあのま早坂未紀青山正明、近藤昌良、孤ノ間和歩千之ナイフ赤井孝美女子高生など多彩な人材が集ったロリコンブームの集大成本。初版2万3千部は完売し、1982年末までに4万部を発行した[122]。本書は蛭児神建が責任編集・監修という名目だが、実質的には群雄社川本耕次緒方源次郎(小形克宏)によって編集された[123][124][125]。主に少女写真やコミックのほか、ロリコン用語の基礎知識(米沢嘉博)、女子高生座談会少女愛社会学考現学を多角的に分析した評論などが掲載されている。付録にロリーポップ着せ替え人形、ろりろりシール、ロリコンカセットレーベル、蛭児神の同人誌『幼女嗜好』出張版付き。吾妻が寄稿した『仁義なき黒い太陽 ロリコン篇』は美少女が一切登場せず[126]、1982年当時のロリコン漫画界の諸相を任侠映画風のパスティーシュという形で描き出した作品である(河出書房新社刊『ポスト非リア充時代のための吾妻ひでお』に再録)[123]
^ ふゅーじょんぷろだくと編集部「パワーの時代」(協力:志水一夫
^ 吾妻ひでおの私小説的作品集。伝説的自販機本『少女アリス』や『マンガ奇想天外』掲載作品を収録。あとがき漫画『夜を歩く』(後に『失踪日記』の「夜の1」となる)は本書のための描き下ろし大塚英志に『夜を歩く』の原稿を宅配便で送ったその足で再び失踪した)[128]。巻末解説は大塚英志、いしかわじゅん飯田耕一郎。本書出版当時の顛末については『Comic新現実』Vol.3で大塚が2005年に行った吾妻ひでおインタビューを参照されたい[129]
^ 斎藤環「メディアとペドフィリア―ロリコン文化はいかに消費されたか―」(後に『博士の奇妙な成熟 サブカルチャーと社会精神病理』に再録)
^ 本稿に引用された証言は、明治大学博物館における『吾妻ひでお美少女実験室』展(2011年4月23日?5月23日)に向けた調査のために、明治大学准教授森川嘉一郎が行ったインタビューに基づく。吾妻ひでおは2011年2月15日(同誌巻頭インタビューと併行して実施)、蛭児神建(元)は同年2月25日、沖由佳雄は同年3月8日にそれぞれインタビューが行われた。
^ 専修大学講師で文化人類学者のPatrick W. Galbraith(パトリック・W・ガルブレイス)によるおたく文化論。日本におけるロリコンブームとその周辺のサブカルチャーが多角的に分析されている。
^ 『シベール』全号の各作品評ほか、当時の資料やムックを手広く引用し、1980年代初頭までのロリコンブームを概観・整理・分析した一冊。
^ 『シベール』創刊前日(1979年4月7日)に名古屋テレビ他で放送開始されたテレビアニメ沖由佳雄は「最初の号をコピーに持って行かなきゃというときに『ガンダム』の第1話が始まったのは覚えてますね」と回想している[132]。その後、折からのガンダムブームで『シベール』でもたびたび同作のパロディが登場するようになる。また同誌から派生した蛭児神建同人誌『幼女嗜好』や『シベール』臨時増刊号『アニベール』の表紙にもキッカ・キタモトヌードイラストが象徴的に描かれた。なお『ガンダム』のキャラクターデザインおよび作画監督を務めた安彦良和吾妻ひでおファンであり、文庫版『地を這う魚 ひでおの青春日記』(角川文庫・2011年)に「あとがき漫画」を寄稿しているほか、漫画雑誌月刊COMICリュウ』(徳間書店)が主催する「龍神賞」の選考委員を、第1回から第13回まで吾妻と共に務めていた経験などがある。
^ 1975年?1978年[133]に始まったコミケット周辺の同人誌ブーム、三流劇画ブーム、マニア誌ブーム(マイナー漫画誌まんが情報誌アニメ雑誌三流劇画誌自販機本[134]時に活躍した既成の枠に囚われない新しいスタイルの漫画家(吾妻ひでおいしかわじゅん大友克洋高野文子ひさうちみちおいしいひさいち宮西計三高橋葉介さべあのま柴門ふみ近藤ようこ高橋留美子吉田秋生森脇真末味ますむらひろし川崎ゆきお諸星大二郎蛭子能収ら)が一躍注目された非メジャー漫画界のオルタナティヴな潮流を指す。特にそれまで大手出版社の漫画雑誌で活動していた吾妻ひでおは1978年から三流SF少年誌『Peke』(みのり書房)や自販機本劇画アリス』(アリス出版)などのマイナー誌にマニアックな不条理SF作品を次々と発表するようになり、SF専門誌『別冊奇想天外・SFマンガ大全集PART2』(奇想天外社)に発表した『不条理日記』が第10回(1979年)星雲賞コミック部門を受賞、ニューウェーブ作家としての地位を確立することになる[135]
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:242 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef