が登場する。
登場人物は、従来どおりの手描き作画によるアニメーションである一方、メカは可変モータサイクル「サイクロンシリーズ」(VR-052F モスピーダ VR-057S シャドウモスピーダ)を除く、そのほとんどがCGを使用したものになっている。
ハイドニット(Haydonites)の戦闘ロボに人が襲われるシーンなども、人物は作画、メカはCGという表現を通しているが、唯一ベリテック(VERITECH)「サイクロン」(Cyclone、日本版でのアーマーバイク/ライドアーマー)に関しては、バイク形態からライドアーマーに至るまでCGを使わず、作画で描かれている。
ハーモニーゴールド USA 社との提携というかたちで、タツノコプロも製作に参加している。エンディング・クレジットによると企画はタツノコプロとなっており、その製作総指揮[注 10]として成嶋弘毅と九里一平の氏名が明記されている。
製作相談役として、九里一平とともに 寺田憲史の名がある[注 11]。
そのほかにタツノコプロ関連で名前が知られている人物では、企画相談役として岩田弘(『マクロス』『モスピーダ』の制作担当)の名前が記されている。天野喜孝、荒牧伸志、柿沼秀樹 の名前もオリジナルデザイン担当として明記されている。アニメーション作業部の実制作は大韓民国のDR MOVIEが担当。 「ロボテック・シリーズ」に関する商標権利上の問題から米国のライセンス保持企業や、翻案元の各々の原作に関する日本の著作権利者や商標権利者側で認知した、公式の日本語により翻訳された商業「ロボテック・シリーズ」作品は 2017年 1月現在、存在しない。このため、権利関係の問題からDVD等の映像ソフトや漫画作品と同じく、日本国の領土内のドメイン名からは通信販売による購入の発送先に「日本国」を指定できず、また、「配信作品もダウンロード購入ができない措置が施されている[28]。 2011年10月17日のロサンゼルス郊外のハーモニーゴールド USA所有のプレビュー・ハウスにおけるカール・メイセックに関するドキュメンタリー映画公開[29] の席上で、ケヴィン・マッキーヴァ、およびトミー・ユンらの同社制作幹部は、2007年に「シャドウ・ライジング」として告知したアニメ新作について『機甲創世記モスピーダ』のイエロー・ベルモントのライブ構成のOVA『LOVE, LIVE, ALIVE』から借用したタイトルで、西暦2012年から2013年に掛けてのいずれかの日にDVDおよびBlu-rayで発売する前提で制作を続行中であることを告知し、その席上で制作中のフィルムの一部を公開した。発売は2012年のいずれか、発売元は同社の新規販売提携先(ディストリヴューター)である A+E ネットワーク・ホーム・エンターティメント 映画『ロボテック: ザ・ムービー』(Robotech: The Movie)、別名『ロボテック: 語られざる物語』(Robotech: The Untold Story)は、オリジナルテレビシリーズのあと、最初に作られた「ロボテック」映像企画である。 日本のOVA『メガゾーン23』(1作目)を基礎に『超時空騎団サザンクロス』から抜き出したいくつかの場面を継ぎ合わせたもので、テレビシリーズとの連続性は後付け的な番外編としての位置付けになる。詳細は「メガゾーン23#ロボテック版」を参照 メガゾーンの敵であるデザルグはロボテック・マスターズ率いるTirolian(ゾル人)に組み込まれ、サザンクロス軍およびメガゾーン23特別区防衛軍(この作品では同一の軍事組織の極東展開軍の名称とされる)の戦闘映像がそれぞれ併行して描かれる。例えば宇宙での戦闘は、最初メガゾーンのフィルムから始まり、後半サザンクロス宇宙軍のものに移行する。好敵手B.D.アンドリュース大佐(これも偽名で、のちのT.R. Edwards准将と同一人物とされ、小説版では日本人風に変装し、偽名で「安藤 誠一郎」を名乗る)が序盤の戦闘後、ゾル人の指揮官たちによって洗脳を受ける場面(『サザンクロス』の映像流用)が加わり、また内部に街を持つ巨大宇宙船メガゾーンは存在せず、単に地球上の舞台設定に変更されている。 このために、明確には語られないがナレーションで舞台設定を東京と暗示され、GarlandとHaganが戦闘中に宇宙に飛び出す場面は、宇宙戦闘訓練用シミュレーター室ということにされている。 なお、オリジナルの『メガゾーン23』は主人公の敗北で物語が完結しているが、本作のために、自治軍戦闘機とそれに内蔵された宇宙用ハーガンを奪い、飛行場での最終決戦を行うハッピーエンドの部分が日本人アニメーターにより制作されている。アカデミー社による漫画版では結末部分がさらに異なった展開となっており、Garlandが戦闘機ごと変形した強化型になってB.D.を倒したり、その後宇宙に上がりTirolian軍に最後の打撃を与えたりする。 この作品はテキサス州での試写に失敗し、姿を消した。監督のカール・メイセック(Carl Macek)がプロジェクトから手を引いたあと、ハーモニーゴールド USA社は『メガゾーン23』のライセンスを手放した。そのために、ヨーロッパで出回っている少数のビデオを除き、新たな同映像収録商品は発売されそうにないが、少なくともスペイン語版の Robotech: La Pelicula がアルゼンチン共和国放映されたのは確認されている[要出典]。 ADVフィルム社の『ロボテック』のDVD特典には、この映画のパイロット版などが収録されている。 アカデミー(Academy)社は、1995年に映画を漫画化して発売したが、あまり映画と似ていない。 この映画のいくつかの要素は小説版「ロボテック」、 The Masters Gambit の物語構成に使われた。 『マスターズ』と『ニュー・ジェネレーション』に登場する地球奪還軍(遠征艦隊の派遣「小艦隊 この『ロボテック II: センチネル』(Robotech II: The Sentinels)シリーズは製作が中断している。全65話のテレビシリーズとして構想されたが、制作されたのは最初の3話のみで、これをまとめた長編のパイロット版が残された。 内容は、超時空要塞艦 SDF-3 パイオニア(Pioneer)
日本語版
Robotech: Love Live Alive
未完成作
Robotech: The Movie
Robotech II: The Sentinels
3作品を組み合わせたシリーズの続編・スピンオフ作品なので、3つのロボテック・サーガの主要な登場人物たちが総出演する。『マクロス・サーガ』からはハンター(Hunter)夫妻(一条輝と早瀬未沙)とスターリング(Sterling)夫妻(マックスとミリア)が、『マスターズ』からはダーナ・スターリング(Dana Sterling)[注 3]とボウイ・グラント(Bowie Grant、ボウイ・エマーソン)、『ニュー・ジェネレーション』からはジョナサン・ウルフ(Jonathan Wolfe / Wolff)が登場する。
独自の新登場人物として、ジャック・ベイカー(Jack Baker)とカレン・ペン(Karen Penn)はライバル同士の男女の若年士官候補生で、その関係はかつてのリック(Rick)とリサ(Lisa)の関係を思い起こさせる。
ヴィンス・グラント(Vince Grant)はクローディア(Claudia)の弟であり、同時にボウイ・グラント(Bowie Grant)の父。リージェント(Regent、摂政を意味する)はインビッド(Invid)の指揮官で、その姿は日本版テレビシリーズでのインビットと異なり、バトル・ウォーマーを着用せず生身に衣服を纏ったナメクジ類似の進化途中形態である。エミール・ラング工学博士(Dr. Emil Lang、無名の技師長)は『マクロス・サーガ』では単なる脇役だったが、主要な鍵を握る登場人物として登場する。
登場人物だけでなく、メカや異星生物・ヒューマノイドもクロスオーバーで出演し、たとえば冒頭からVF-1 Valkyrieの後継機として、『モスピーダ』のレギオス(VFA-6 Alpha Fighter)、トレッドが(VFB-9 Beta Fighter)として登場、スターリング夫妻がテストパイロットとして試験飛行・航宙を行う場面もあり、日本版風に例えるならば「マックス・ミリア専用レギオス & トレッド」が描かれている。
また、ゾル(Tirolian)のバイオロイド前期 I 型「ノス・ドュール」(Blue Bioroid)と、インビッドのバトル・ウォーマー「グラブ」(ショック・トルーパー / Shock Trooper〈突撃騎兵〉)の交戦など、クロスオーバー作品のゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」のように、日本では違う作品とされているメカどうしが戦う場面もある。インビッド側には原典日本版のシリーズにはない、新たにデザインされた生体メカ「イノガニック」 (Inorganic)も登場する。
このプロジェクトが失敗した理由はいくつかあるが、なかでも玩具のライセンス問題と、円高の影響が大きい。「Robotech Art 3」でのカール・メイセック監督の説明によると、円高と制作パートナーである玩具会社、マテル社のミニカー・ブランド、マッチボックス(Matchbox)社の撤退(同社はのちに倒産)により、このシリーズは打ち切られた。