LAND WALKERは、すり足のため擬似的なものではあるが、人が乗り込んで操縦する二足歩行ロボットである。
前出のASIMOは、宣伝のためにイベント会場にレンタルされている。
2023年には受注生産であるが、継続して販売される製品として全高4mの登場型ロボットの販売が開始された[45]。 通常「ロボット」と呼ばれるものとは異なり、単体での動作はなく、人間が装着することで機能を強化する装置もある。筋力を補う装置は「パワードスーツ」「強化外骨格」などと呼ぶ。カテゴリーとしてはロボットではなく、「人間の身体に装着する装置」である。 医療・福祉関係のほかに、物流関係、工事現場など広く民生用への応用が期待される。軍事用に米軍がマサチューセッツ工科大学と共同で強化外骨格の研究をしているといわれる。 また、人間の力を拡大するのではなく、手術などの微細な作業の際に人間の動きを縮小するマイクロサージャリー用の装置も医療用に開発されている。 「ロボット」といっても自律的に動くのではなく、あくまで人間の動作ひとつひとつに反応して動く動作補助用の装置である。 ギリシア神話には青銅で出来た自動人形『タロース』が登場する。これは自然発生したものではなく、鍛冶の神であるヘーパイストス(あるいはダイダロス)によってクレタ島を警備するために作り出されたとされ、現代の定義では警備ロボットか軍事用ロボットに該当する。 複雑な機械装置が登場すると、工学的に精巧な装置を組み合わせていけば最終的には人間に限りなく近い物ができあがるだろうという予測から、古今東西・様々な架空のロボットが想像され、ロボットアニメや ロボット漫画 当初は機械工学や制御工学など機械系の研究者が多かったが、認知科学などの分野からのアプローチも増えている。
人間の動作の援助装置、自立援助装置
サイバーダイン社のHAL - 筑波大学大学院システム情報工学研究科の山海嘉之教授が中心となりロボットベンチャーサイバーダインが設立され、「HAL」を製造しているが、これは現在の医療での回復が見込まれない、脊髄損傷により歩行ができない人や、それ以外に病気などで歩行が困難な人を対象に、歩く動作を補助する目的の装置である。イメージとしては小説「宇宙の戦士」などに登場する架空の兵器であるパワードスーツといったらわかりやすいかもしれない。福島第一原発事故後、「HAL」を原発作業員のために改良したロボットスーツを公開している[46]。
i-foot(トヨタ)は、歩行障害者の使用する車いすの代替をめざし開発された、人の下半身のみを模倣した二足歩行装置(パーソナルモビリティー)であり、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)で実際に使われた。高さは2.36mと、動歩行の二足歩行ロボットとしては最大級のサイズを実現し、階段の昇降も可能という。
松下電器産業が神戸学院大学総合リハビリテーション学部の中川昭夫
ロボットを題材とした作品
ロボットの研究者
浅田稔(大阪大学教授)
石黒浩(大阪大学教授)
加藤一郎(早稲田大学教授)
小林宏(東京理科大学教授)
柴田崇徳(産業技術総合研究所主任研究員)
菅野重樹(早稲田大学教授)
高西淳夫(早稲田大学教授)
高橋智隆 (東京大学特任准教授)
広瀬茂男(東京工業大学教授)
福田敏男(名古屋大学教授)
藤江正克(早稲田大学教授)
三浦宏文(工学院大学教授)
吉田司雄(工学院大学教授)
吉川恒夫(立命館大学教授)
実在のロボット
aibo
ASIMO
HRP-2
HRP-4C
HRP-5P
トヨタ・i-foot
LAND WALKER
Nao
PALRO
pepper
PLEN
QRIO
Romeo
ソフィア