『ロボコップ THE ANIMATION』(原題:Robocop)のタイトルで、1988年にアメリカのみで放送された。全12話。
日本では、1989年7月28日に、玩具メーカーのタカラ(現:タカラトミー)より、3話入り日本語吹替版のビデオソフトが全4巻で発売された。テレビドラマ版と同じく、人体損壊を含む残虐シーンやロボコップが相手を射殺するシーンは皆無であるうえ、ロボコップがガルウィングドア仕様の特製スーパーカーをパトカーとして運転する、ロボコップやルイスが光線銃を使う、敵としてロボットやモンスターが登場するなど、バラエティに富むキッズアニメらしくアレンジされている。なお、ロボコップの配色は映画版と細部が異なる[21]。最後の敵は宿敵・クラレンス(映画版そっくりに描かれている)である。
声の出演
ロボコップ/アレックス・マーフィ:堀内賢雄
アン・ルイス:玉川砂記子
ヘッジコック警部補:城山知馨夫
マクナマラ博士:西川幾雄
ウォーレン・リード巡査部長:朝戸鉄也
ケイシー・ウォン:子安武人/島田敏(第7話のみ)/有本欽隆(第9話のみ)
ED-260、ED-206A:西村知道
OCP社社長:有本欽隆
タイラー博士:小宮和枝
ルーズベルト:鈴木勝美
クラレンス・ボディカー:池田勝
ナレーター:政宗一成
スタッフ
製作総指揮:マーガレット・ローシュ・スティンプソン、ジョセフ・M・タリテロ
エグゼグティブ・ストーリーエディター:スタン・リー
ストーリーエディター:リッチ・フォーゲル/マーク・セイデンバーグ
キャラクターデザイン:エドワード・ニューマイヤー/マイケル・ライナー
音楽:ハイム・サバン/シュキ・レヴィ
製作提携:AKOM
製作:マーベル・プロダクション/ニューワールド・インターナショナル
日本語版演出:田島荘三
エピソード
?迷走都市編?(規格品番:TAK-002)
再生ヴァンダルズ
核融合テススボア計画
環境汚染地域
?電脳管理局編?(規格品番:TAK-003)
ロボコップ充電不可能
最後の能力
エルサレムからの使者
?犯罪回路編?(規格品番:TAK-004)
ヘッジコックvsロボコップ
英雄は還らない
覚醒ジップ・チップ
?カウント・ゼロ編?(規格品番:TAK-005)
OCP壊滅プログラム
爆裂列車
疑似(フォールス)インフォメーション
小説
ロボコップ(エド・ナーハ/斎藤伯好訳・ハヤカワ文庫)
ロボコップ2(エド・ナーハ/鎌田三平訳・二見書房)
漫画
ロボコップ(コミック)
ロボコップVSターミネーター
その他に日本では、『コミックボンボン』増刊号にて4コマ漫画、『月刊少年ジャンプ』で映画のストーリーをアレンジしたオリジナルストーリーによる読みきり漫画が製作された。
ゲーム
ROBOCOP(FC)(発売:データイースト/開発:データイースト/酒田エス・エー・エス)
ROBOCOP2(FC)(発売:データイースト/開発:Ocean Software)
ロボコップVSターミネーター(発売:ヴァージンゲームズ)
ROBOCOP?新たなる危機?(発売:タイタスジャパン/開発:タイタス)
Mortal Kombat 11 (発売:Neatherrealm Studios/開発: Warner Bros. Interactive Entertainment))
RoboCop: Rogue City(発売:Nacon/開発:テヨン)
その他アーケード版などが存在する。FC版2は、データイースト製の日本版が開発されていたが、中止になり、日本国外版の輸入となった模様[22]。 この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2011年12月) この節に雑多な内容が羅列されています。事項を箇条書きで列挙しただけの節は、本文として組み入れるか、または整理・除去する必要があります。(2011年12月)
CM
日清焼そばU.F.O. - 1992年にテレビCM「正しい焼そば」篇でのイメージキャラクターに起用され、景品として「ロボコップ寝袋」がプレゼントされた。
ゴキジェット - ロボコップが同商品でゴキブリを駆除するCMが作られた。このときロボは大腿部にゴキジェットを収納している。
金星(Goldstar、現:LGエレクトロニクス) - カラーテレビ「ミラクルα」のテレビCMに起用。
備考
劇中劇として登場する『T・Jレイザー』はウイリアム・シャトナー主演の『T・Jフッカー(邦題・パトカーアダム30)』のパロディである。
ロボコップ専用の拳銃「オート9」は、巨大なスタビライザーが付いておりベースの実銃ベレッタM93Rとはかなり掛け離れた外観である。また、セミオート、3点バーストのみならずフルオートでも射撃でき[23]、マガジンの装弾数の考証等は特にされていない。またハヤカワ文庫の小説版では「オート九」と表記されている。
終盤でクラレンス一味が使用する「コブラ・アサルト・キャノン」は、実在する対物ライフルのバレットM82をベースとした架空の銃火器である。撮影に当たってはM82の製造元であるバレット・ファイアーアームズ社が広報の一環で貸し出したM82の初期生産モデルに、小型のテレビカメラを装飾したものを載せることで製作されたプロップガンが用いられた。しかし、予算や貸し出されたM82の数量の都合上必要な数を揃えられず、また実銃の重量と反動では空包であっても俳優が抱えて撃つことが困難であったため、アクションシーンの撮影では、樹脂とアルミパイプで構成されたものに発火機構を仕込んだプロップガンが複数製作されて使用されている[24]。
劇中、市長を人質に取った前市会議員のロン・ミラーがロボコップに殴られて建物の窓から転落するシーンがあるが、直後のテレビニュースの映像では窓から飛び出したミラー役のスタントマンが一度画面下に消えた後に(クッションなどでバウンドして)再び画面下から跳ねるようにして現れる部分までカットされずに流れてしまっている。
映画のラスト近くでクラレンスが倒れるシーンにおいて、スタッフが映り込んでいる。またその前のクラレンス達が製鉄所に乗り付けるシーンでは、同時録音されたセリフに撮影カメラの駆動音が被ったまま使われている。