2007年1月、ユニバーサル・ピクチャーズとブライアン・グレイザー率いるイマジン・エンターテインメントがイーサン・リーフとサイラス・ヴォリスによるスペック・スクリプトを入手する。その段階では、ロビン・フッド、レディ・マリアン、ノッティンガムの代官の三角関係を描いた物語であった。主演のラッセル・クロウには、本作の製作費の20%にあたる、2000万ドルのギャラが支払われた[3]。同年4月にはリドリー・スコットが監督することが決まり、『Nottingham』のタイトルで発表された[4]。6月にはブライアン・ヘルゲランドがリライトの為に雇われる[5]。
撮影は2008年8月にシャーウッド・フォレスト
で開始され、2009年11月26日に公開することを予定していたが、2008年の映画俳優組合ストライキの影響で延期された[6]。レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは251件のレビューで支持率は43%、平均点は5.40/10となった[7]。Metacriticでは40件のレビューを基に加重平均値が53/100となった[8]。
余談から、ロビン・フッド役の演技について「休暇でよくオーストラリアに行くアイルランド人のよう」と評され、さらに「あなたのロビン・フッドの口調には、かすかにアイルランドの訛りがありますが、どういう考えがあってのことですか?」と質問されたところ、短気な性格で知られるラッセルは「あんたの耳は死んでるんじゃないか? あれがアイルランド訛りに聞こえたっていうなら、あんたの耳は相当おかしなことになってるよ」と激怒した。その後、ローソンが慌ててフォローするも彼の怒りは収まらず、放送禁止用語を吐きながらスタジオを出ていってしまった[9]。
参考文献^ a b c “Robin Hood (2010)