ロビン・ウィリアムス
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死から遡ること1ヶ月前、ウィリアムズはモンティ・パイソンが10日にわたって行ったライブ公演『モンティ・パイソン 復活ライブ!』(2014年7月)の最終日に登場する予定だったが[注釈 15]、友人でもあるエリック・アイドルによると、ウィリアムズが「ひどいうつ状態に苦しんでいた」ため出演がキャンセルされた[217]。後にこの公演はディスク化され、その中でグループはウィリアムズに献辞を贈っている[217]

2014年8月12日、国際青少年デーのオープニングイベントに合わせて国際連合本部ビルでウィリアムズが讃えられた。当時の国際連合事務総長潘基文らも出席する中、事務次長補トマス・ガス(英語版)が国際連合経済社会理事会の講壇上に立ち、映画『いまを生きる』の台詞を読み上げて追悼した[218]ジミー・ファロンは自身の番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン(英語版)』で、同作の「おお船長! 我が船長!(英語版)」(ウォルト・ホイットマン作)のシーンを再現した[219]

ウィリアムズの死後すぐ、ディズニー・チャンネルディズニーXDディズニージュニアでは、1週間『アラジン』がCMフリーで放送され、各放送のクレジット前にジーニーの追悼画が挿入された[220]。舞台での活躍を讃えるため、2014年8月14日の夕方にはブロードウェイの灯りが消灯された[221]。この夜、ミュージカル版『アラジン』のキャストは観客と共に『フレンド・ライク・ミー(英語版)』を歌い、彼の功績を讃えた(ウィリアムズはこの曲でアカデミー歌曲賞などにノミネートされている)[222]2014年8月、パシフィック・ハイツの家前にウィリアムズを悼んで捧げられた花。この家は代表作『ミセス・ダウト』の撮影に使われた

多くのファンがハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星や[223]、テレビ番組・映画のロケ地となった場所など、ウィリアムズゆかりの場所に即席の記念碑を立てた。後者の例としては『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で使われたボストン・パブリック・ガーデン[224]、『ミセス・ダウト』の撮影に使われたパシフィック・ハイツ (サンフランシスコ)(英語版)の家[225]、『ジュマンジ』が撮影されたニューハンプシャー州キーン・パリッシュ・シューズ[226]、『モーク&ミンディ(英語版)』で使われたコロラド州ボルダーの家などである[227]

2014年8月25日に行われた第66回プライムタイム・エミー賞では、近しい友人で共演も多かったコメディアンビリー・クリスタルが弔辞を述べ、その中で「コメディ銀河の中で最も輝く星」(英: "the brightest star in our comedy galaxy")とウィリアムズを評した[228]。弔辞の後には『ザ・トゥナイト・ショー』初登場シーンなど、ウィリアムズがこれまで披露したコメディシーンがいくつも流された[229][228]。またデイヴィッド・レターマン(『レイト・ショー』)、コナン・オブライエンセス・マイヤーズ(『レイト・ナイト(英語版)』)、ジミー・キンメル(『ジミー・キンメル・ライブ!』)、ジミー・ファロン(『ザ・トゥナイト・ショー』、先述)などのトークショー司会者たちが、それぞれの番組でウィリアムズを追悼した[230]

2014年9月9日、公共放送サービス (PBS) でキャリアを振り返った1時間の追悼番組が放送され[231]、同年9月27日には、サンフランシスコへ多くのスターやセレブリティが集まって追悼集会が行われた[232]。イギリスのヘヴィメタルバンド・アイアン・メイデンは「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」(原題、英: "Tears of a Clown")という曲を作ってウィリアムズに捧げ、翌2015年に発売されたアルバム『魂の書?ザ・ブック・オブ・ソウルズ?』に収録した[233]

2016年2月29日、ゴールデン・ゲート・ブリッジから北に向かった国道101号線のトンネル(入口のアーチを利用して虹が描かれている)に、「ロビン・ウィリアムズ・トンネル(英語版)」という名前が付けられた[234]。2017年には、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・パーク内にあり、毎年コメディ・デイの会場となるシャロン草地(英: Sharon Meadow)が、「ロビン・ウィリアムズ草地」(英: Robin Williams Meadow)と改称された[235]

2018年、HBOで彼の人生とキャリアを追ったドキュメンタリーが制作されることになった。マリナ・ゼノヴィチ(英語版)監督がメガホンを取った『ロビン・ウィリアムズ 笑顔の裏側(英語版)』は、HBOだけでなくサンダンス映画祭でも上映された[236]。同年にはサンフランシスコのマーケット・ストリートにウィリアムズの壁画が描かれた[237][238]。『ニューヨーク・タイムズ』紙のデイヴ・イツコフ(英語版)は2014年からウィリアムズの伝記を書き始め[239]、2018年に "Robin として発表した[240][241]


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