ロバート・エヴァンス
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ここで独立プロデューサーとして20世紀フォックスのために映画を製作することになる。

1966年、コングロマリットであるガルフ&ウェスタンのチャールズ・ブルードーンはエヴァンスに関する記事を読み、傘下のパラマウント映画のヨーロッパ製作部長としてスカウト。その半年後に全世界製作担当副社長に任命した。当時のパラマウントは財政状態は悪く、興行的に失敗続きだった。

ローズマリーの赤ちゃん』、『ある愛の詩』、『ゴッドファーザー』、会社より独立してからは『チャイナタウン』などの大ヒット作を連発、パラマウント映画を「八番目の山」からトップに引き上げた。

コッポラの『ゴッドファーザー』の編集では最初の2時間版の編集に我慢が出来ずやり直しを命じた。クリスマス公開に間に合わないため上層部は反対。この際に渋るコッポラはエヴァンスは頭がおかしいと上層部に迎合。結局、親会社のブルドーンに「貴方に損はさせない」と約束、3時間版を作らせた。

コッポラは『ゴッドファーザー PART II』で二度目のアカデミー作品賞を受賞した壇上で感謝の挨拶をする際に、わざとエヴァンスの名前を抜かした。最終的には『コットンクラブ』で決裂したが後年、ワークショップで若手に指導をする際にはエバンスとの仕事についても言及していた。

全盛期にはバリー・ディラーマイケル・アイズナーといったメディアモーグル[3]たちも彼の顔色を窺うほどの権勢を誇った。

また、女優のアリ・マッグローキャサリン・オクセンバーグ、元ミス・アメリカのフィリス・ジョージなどとの7回の結婚と離婚[4][5][6][7]コカインの所持で有罪となるなど、破天荒な私生活でも知られた。1994年にその破天荒な人生を綴った「くたばれ!ハリウッド」を出版、2002年にドキュメンタリー映画化され、話題となった。

2019年10月26日、死去。89歳[8][9][10][11][12]
主な作品
プロデュース

ゴッドファーザー The Godfather(1972)クレジットなし

チャイナタウン Chinatown(1974)

ゴッドファーザー PART II The Godfather Part II(1974)クレジットなし

マラソンマン Marathon Man(1976)

ブラック・サンデー Black Sunday(1977)

ウィンブルドン 愛の日 Players(1979)

アーバン・カウボーイ Urban Cowboy(1980)

ポパイ Popeye(1980)

コットンクラブ The Cotton Club(1984)

黄昏のチャイナタウン The Two Jakes(1990)

硝子の塔 Sliver(1993)

ジェイド Jade(1995)

ザ・ファントム The Phantom(1996)

セイント The Saint(1997)

アウト・オブ・タウナーズ The Out-of-Towners(1999)

10日間で男を上手にフル方法 How to Lose a Guy in 10 Days(2003)

出演

嵐を呼ぶ太鼓 Lydia Bailey(1952)

エジプト人 The Egyptian(1954)クレジットなし

千の顔を持つ男 Man of a Thousand Faces(1957)


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