ロック_(音楽)
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代表的なバンドとして、ミニストリーナイン・インチ・ネイルズなどがいる[39]

また、ヒップホップの台頭を受け、レッド・ホット・チリ・ペッパーズレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンコーンなど、ファンクやヘヴィメタルとヒップホップを融合させるバンドも現れた[40]
ブリットポップ

1990年代ロンドンマンチェスターを中心に、ブリティッシュ・インヴェイジョン、グラム・ロック、パンク・ロックといったイギリスのロック黄金期の影響を受けたブリットポップと呼ばれるバンドが多くデビューした[41]。代表的なバンドとして、ブラーオアシススウェードパルプザ・ヴァーヴなどがいる。また、フィードバック・ノイズディストーションなどを複雑に用いたギターによるミニマルリフの繰り返し、浮遊感のあるサウンドが特徴のシューゲイザーも登場する。代表的なバンドとして、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインジーザス&メリーチェインライドなどがいる[42]
ポストロック

1990年代以降、ギターをリフパワーコードではなく音色や響きを重視して演奏するなど、ロックの枠組みにとらわれない新しいサウンドを目指すアーティストが出現する。代表的なミュージシャンとして、シカゴ出身のトータスジム・オルークがいる[43]

テクノ・ミュージックの隆盛により、ロックとテクノを融合させたアーティストも多く生まれた。代表的なミュージシャンとして、マッシヴ・アタックプロディジーケミカル・ブラザーズなどがいる。また、ブリットポップ出身のレディオヘッドエレクトロニカの要素を強め、電子音楽とロックの境界はさらに縮まった[44]

2000年代以降は、音楽性の多様化でロックをカテゴライズするのが難しくなっていく。パンクやニューウェイヴの流れをくむガレージロックでは、ザ・ホワイト・ストライプスザ・ストロークスザ・リバティーンズアークティック・モンキーズなどがいる[45]ダンス・ミュージックとパンクを融合したダンス・パンクでは、LCDサウンドシステムフランツ・フェルディナンド!!!などがいる[46]。プログレッシブ・ロックとヘヴィメタルを融合したプログレッシブ・メタルでは、トゥールアイシスがいる[47]インストゥルメンタルを主軸に置くポストロックでは、モグワイゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラーがいる[48]実験音楽サイケデリック・ロックなどを融合したドリーム・ポップでは、シガー・ロスアニマル・コレクティヴがいる[49]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 「マイ・ジェネレーション」「サマータイム・ブルース」などが代表曲。
^ 「朝日のあたる家」「悲しき願い」などがヒット。反戦歌の「スカイ・パイロット」も発表した。
^ Tレックスの「メタル・グゥルー」、デヴィッド・ボウイの「スター・マン」などがグラム・ロックの有名曲である。
^ 代表曲は「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」「アナーキー・イン・ザ・UK」など。

出典^ “Power Pop Guide: A Brief History of Power Pop”. MasterClass (2022年3月4日). 2022年5月23日閲覧。
^ Azerrad, Michael (16 April 1992). “Grunge City: The Seattle Scene”. Rolling Stone. https://www.rollingstone.com/music/music-news/grunge-city-the-seattle-scene-250071/ 2018年11月2日閲覧。. 
^ a b P. Scaruffi, A History of Rock Music: 1951?2000 (iUniverse, 2003), ISBN 0-595-29565-7
^ a b W. E. Studwell and D. F. Lonergan, The Classic Rock and Roll Reader: Rock Music from its Beginnings to the mid-1970s (Abingdon: Routledge, 1999), ISBN 0-7890-0151-9
^ Pop/Rock - オールミュージック
^ [1] - デジタル大辞泉
^ ロック デジタルヒストリー 2022年2月5日閲覧
^ “Bruce Springsteen”. All Music. 2022年9月6日閲覧。
^ Michael Campbell & James Brody, Rock and Roll: An Introduction, pp. 80?81
^ J. M. Curtis, Rock Eras: Interpretations of Music and Society, 1954-1984 (Madison, WI: Popular Press, 1987), ISBN 0-87972-369-6, pp. 68-73.
^ R. C. Brewer, "Bass Guitar" in J. Shepherd, ed., Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World: Volume II: Performance and Production (New York, NY: Continuum, 2003), ISBN 0-8264-6322-3, p. 56.
^ R. Mattingly, "Drum Set", in J. Shepherd, ed., Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World: Volume II: Performance and Production (New York, NY: Continuum, 2003), ISBN 0-8264-6322-3, p. 361.


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