ロック_(音楽)
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ニュー・ヴェイヴの代表的ミュージシャン、バンドとして、エルヴィス・コステロ率いるジ・アトラクションズやポリストーキング・ヘッズジョイ・ディヴィジョンニュー・オーダーパブリック・イメージ・リミテッドなどがいる[35]
オルタナティブ・ロックとグランジ怒りや絶望、混乱をダイレクトに表現した詞とサウンドで若者の支持を集め全米一位を獲得し、グランジ・ブームの牽引役を担ったニルヴァーナ[36]

1980年代以降、メインストリームから外れ、パンク・ロックなどの影響を受けたオルタナティヴ・ロックが台頭した[37]。代表的なバンドとして、ザ・ストーン・ローゼズプライマル・スクリームザ・スミスR.E.M.ソニック・ユースピクシーズスマッシング・パンプキンズなどがいる。中でも、パンク・ロックとヘヴィメタルの要素を融合したグランジは、ニルヴァーナパール・ジャムサウンドガーデンなどを生み、ロックの潮流を大きく変えた[38]

電子音楽ノイズミュージックとハードロックやヘヴィメタルを融合したインダストリアル・ロックも登場した。代表的なバンドとして、ミニストリーナイン・インチ・ネイルズなどがいる[39]

また、ヒップホップの台頭を受け、レッド・ホット・チリ・ペッパーズレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンコーンなど、ファンクやヘヴィメタルとヒップホップを融合させるバンドも現れた[40]
ブリットポップ

1990年代ロンドンマンチェスターを中心に、ブリティッシュ・インヴェイジョン、グラム・ロック、パンク・ロックといったイギリスのロック黄金期の影響を受けたブリットポップと呼ばれるバンドが多くデビューした[41]。代表的なバンドとして、ブラーオアシススウェードパルプザ・ヴァーヴなどがいる。また、フィードバック・ノイズディストーションなどを複雑に用いたギターによるミニマルリフの繰り返し、浮遊感のあるサウンドが特徴のシューゲイザーも登場する。代表的なバンドとして、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインジーザス&メリーチェインライドなどがいる[42]
ポストロック

1990年代以降、ギターをリフパワーコードではなく音色や響きを重視して演奏するなど、ロックの枠組みにとらわれない新しいサウンドを目指すアーティストが出現する。代表的なミュージシャンとして、シカゴ出身のトータスジム・オルークがいる[43]

テクノ・ミュージックの隆盛により、ロックとテクノを融合させたアーティストも多く生まれた。代表的なミュージシャンとして、マッシヴ・アタックプロディジーケミカル・ブラザーズなどがいる。また、ブリットポップ出身のレディオヘッドエレクトロニカの要素を強め、電子音楽とロックの境界はさらに縮まった[44]

2000年代以降は、音楽性の多様化でロックをカテゴライズするのが難しくなっていく。パンクやニューウェイヴの流れをくむガレージロックでは、ザ・ホワイト・ストライプスザ・ストロークスザ・リバティーンズアークティック・モンキーズなどがいる[45]ダンス・ミュージックとパンクを融合したダンス・パンクでは、LCDサウンドシステムフランツ・フェルディナンド!!!などがいる[46]。プログレッシブ・ロックとヘヴィメタルを融合したプログレッシブ・メタルでは、トゥールアイシスがいる[47]インストゥルメンタルを主軸に置くポストロックでは、モグワイゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラーがいる[48]実験音楽サイケデリック・ロックなどを融合したドリーム・ポップでは、シガー・ロスアニマル・コレクティヴがいる[49]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 「マイ・ジェネレーション」「サマータイム・ブルース」などが代表曲。
^ 「朝日のあたる家」「悲しき願い」などがヒット。反戦歌の「スカイ・パイロット」も発表した。
^ Tレックスの「メタル・グゥルー」、デヴィッド・ボウイの「スター・マン」などがグラム・ロックの有名曲である。
^ 代表曲は「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」「アナーキー・イン・ザ・UK」など。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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