ロック_(音楽)
[Wikipedia|▼Menu]

ポップ・ロック

ラーガ・ロック

シンフォニック・ロック

レゲエ・ロック (英語版)

サンバ・ロック (英語版)

スーフィー・ロック (英語版)

ノー・ウェーブ

ミクスチャー・ロック

ロカビリー

Lo-Fi

地域的なスタイル

ウェストコースト・ロック

クラウトロック

サザン・ロック

日本のロック

ブリットポップ

ブリティッシュビート

ブリティッシュ・ロック

マッドチェスター

リバプールサウンド

ローカルシーン

グランジ[2]

マッドチェスター

パルム・デザート・シーン (英語版)

関連項目

ビート

ロックの殿堂

ポップ・ミュージック

ロックにおける電子楽器 (英語版)

バンド (音楽)

ロック・オペラ

ロックの社会的影響 (英語版)

2024年のロック (音楽)
テンプレートを表示

音楽ジャンルとしてのロック、もしくはロック・ミュージック、ロック音楽(ロックおんがく、英語: Rock music)は、1950年代アメリカ合衆国黒人音楽であるロックンロールブルースカントリーミュージックを起源とし、1960年代以降、特にイギリスやアメリカ合衆国で、幅広く多様な様式へと展開した[3][4][5]強いビートと電気的に増幅した大音量のサウンドを特色とする[6]

また、ロックミュージックは英国のモッズやスウィンギング・ロンドン、1960年代後半の米国のヒッピームーブメントやカウンターカルチャーなどの社会運動が高揚した時代と同時期に絶頂期を迎えた。1970年代後半のパンクは、ニューウェイヴへと発展した。
概要

ロックンロールは、R&B、ブルースとカントリーなどを融合することで誕生した[7]。その後ビートルズの登場により、ロックンロールは抽象的な要素を含むようになり「ロック」と呼ばれるようになっている。1950年代から1960年代初頭のラブ・ソング主体のポップスやロックンロールとは異なり、「ロック」の歌詞は、体制に対する反乱政治社会的問題芸術恋愛セックス哲学など、幅広いテーマを扱っていた。

音楽ジャーナリストロバート・クリストガウは多くの場合、白人中流階級のミュージシャンが優勢なジャンルであるとも述べているが、実際にはビートルズ、ザ・フー[注 1]アニマルズ[注 2]などイギリスのロッカーには、「白人労働者階級出身者」が多かった。アメリカのブルース・スプリングスティーンも、労働者の一部のアイコンとなっていった[8]

社会音楽学者サイモン・フリス(英語版)は、ロックは「どこかポップ以上のもの、どこかロックンロール以上のもの」であり、それは「ミュージシャンが、スキルやテクニックに重点をおき、それをロマンチックなアート表現のコンセプトと組み合わせたからだ」とした。またロックは、ブルース・ギタリストやエレクトリック・ギタリストの強い影響を受けて発展してきた[9]
詳細レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(2006年撮影):リードボーカル、ギター、ベース、ドラムという4人編成ロックバンドの典型的構成である。

ロックのサウンドは、伝統的にエレクトリックギターが中心となるが、現代的な形態のエレクトリックギターは1950年代にロックンロールの人気とともに登場したものであった[10]。ロックにおけるエレクトリックギターのサウンドは、典型的な場合、同時期のジャズにいち早く導入されたエレクトリックベース[11]と、ドラムとシンバルを組み合わせたドラムセットによるパーカッションによって支えられる[12]。この3つの楽器によるトリオに加えて、他の楽器が追加されることも多く、特にピアノハモンドオルガンシンセサイザーといったキーボード類が加えられることがよくある[13]。ロック音楽を演奏するミュージシャンのグループは、「ロックバンド」「ロックグループ」と呼ばれることが多く、典型的には2人から5人のメンバーから構成される。ロックバンドの古典的な形は、ボーカルリードギターリズムギター、ベース、ドラムス、また時にはキーボード、その他の楽器から、ひとつ以上の役割を引き受けるメンバー4人によって編成される[14]1956年に「ハートブレイク・ホテル」がヒット。その後も「ハウンド・ドッグ」「監獄ロック」などのヒットで、ロカビリー/ロックンロールのキングとも呼ばれたエルヴィス・プレスリー[15]
初期

ロックンロールという言葉は、1951年にDJアラン・フリードによって、ダンス向きの黒人音楽を指す言葉として名付けられたとされる[16]。1954年にはビル・ヘイリーとヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が発表され[17]、さらに1956年にエルヴィス・プレスリーロカビリーで成功を収めると、多くのアーティストがロックの演奏をはじめ、ロックは音楽の一大ジャンルとなった[18]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:122 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef