ペイオラ・スキャンダルで大物DJが大量にマイクの前から消える中、駆出しのDJとして関与していたディック・クラークらは当局やレコード会社との取引によって追放を免れ、これを機に大人からも容認される比較的健全な曲を掛ける方向に転向した[21]。日本でロックンロールと勘違いされることが多いポール・アンカ、ニール・セダカ、デル・シャノンや、ジーン・ピットニー、ボビー・ヴィーらも含め、毒気の少ない歌手の音楽、白人・黒人のガール・グループ等、「健全」な音楽が放送され、ブリティッシュ・インヴェイジョンまで、一時的な停滞があったとする見方もある。
一方イギリスでは、これらのロックンロールやブルース、R&Bに影響を受けたミュージシャンが登場し始めた[22][23]。ロックンロール/ロックの主要な舞台はイギリスに移り、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクス、アニマルズなどに受け継がれていくこととなる[24][25][26]。
主なアーティスト
チャック・ベリー
リトル・リチャード
エルヴィス・プレスリー
ジェリー・リー・ルイス
ビル・ヘイリー
ロイ・オービソン
ボ・ディドリー
ファッツ・ドミノ
バディ・ホリー
ジーン・ヴィンセント
エディ・コクラン
カール・パーキンス
ボビー・ヴィー
オーティス・ブラックウェル
リッチー・バレンス
フランキー・フォード
ソニー・バージェス
ダニー&ザ・ジュニアーズ
ジョーイ・ディー&ザ・スターライターズ
フレディ・キャノン
脚注/出典[脚注の使い方]
注釈^ ただしここでの「ロックンロール」は「ロック」の起源となるような音楽ではない。
^ チャック・ベリーの曲には他にも「スウィート・リトル・シックスティーン」などがある。
出典^ Jeffrey Peter Hart"When the Going Was Good: American Life in the Fifties"p.130, Crown Publishers, Incorporated, 1982.
^ Francesco Bonami, Raf Simons, Maria Luisa Frisa "The fourth sex: adolescent extremes"p.434, Charta, 2003.
^ 『キャロル・キング自伝』p.61
^ 北中,1985,p.13.
^ 北中,1985,p.47f.
^ a b 北中,1985,pp.113-115.
^ [1] - コトバンク(百科事典マイペディア)
^ 「『暴力教室』が口火を切ったロックンロールの大流行」『The Music』1978年8月号、小学館、129頁。
^ S. Evans, "The development of the Blues" in A. F. Moore, ed., The Cambridge companion to blues and gospel music (Cambridge: Cambridge University Press, 2002), pp. 40?42.
^ ⇒http://www.gretschguitars.com/features/eddie-cochran
^ “ ⇒ROCKABILLY Definition”. Shsu.edu. 2018年6月19日閲覧。
^ Craig Morrison (2013年11月21日). “ ⇒rockabilly (music) - Encyclopadia Britannica”. Britannica.com. 2018年6月19日閲覧。
^ 『ロックの歴史』、中山康樹、講談社、2014年6月(P5)。
^ ⇒http://www.plosin.com/beatbegins/projects/gallant-gardner.html
^ ⇒http://www.goodreads.com/book/show/6022920-hound-dog
^ 北中,1985,pp.9-32.
^ ⇒http://www.hup.harvard.edu/catalog.php?isbn=9780674980846
^ a b c 北中,1985,p.64.
^ a b 北中,1985,p.62.
^ 北中,1985,p.62f.
^ 北中,1985,p.64f.
^ ⇒Mersey Beat ? the founders' story.
^ V. Bogdanov, C. Woodstra, S. T. Erlewine, eds, All Music Guide to the Blues: The Definitive Guide to the Blues (Backbeat, 3rd edn., 2003), p. 700.
^ British Invasion - オールミュージック. 2018年6月19日閲覧。