ロスト・イン・トランスレーション
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広告代理店の担当者らと記念撮影をするボブは、シャーロットがエレベーターに乗り込んでいく姿を見つめる。空港へ向かうタクシーの窓から、ボブは東京の雑踏の中にふたたびシャーロットの後ろ姿を見つける。ボブはタクシーを降りると彼女を追って声を掛け、人混みのなかでシャーロットを抱き締める。ボブが彼女の耳元で何かを囁くと、シャーロットは泣きながらうなずく。ボブはシャーロットにキスをし、笑顔を見せてからタクシーに乗り込み、空港へ向けて出発するところで物語は幕を閉じる。
キャスト
主な登場人物
ボブ・ハリス
演 -
ビル・マーレイ、日本語吹替 - 江原正士サントリーウイスキーテレビCM撮影のために来日した初老のハリウッド俳優。結婚して25年になる妻との間に小さな子どもがいるが、倦怠期を迎えている。
シャーロット
演 - スカーレット・ヨハンソン、日本語吹替 - 斉藤梨絵ニューヨーク在住で大学を出たばかりのジョンの妻。仕事で来日した夫について来るが、ホテルにほったらかしにされる孤独な生活を送っている。ソフィア・コッポラがモデル。
ジョン
演 - ジョバンニ・リビシ、日本語吹替 - 鈴木浩介シャーロットの夫。カメラマンで仕事のために来日。ソフィア・コッポラの元夫であるスパイク・ジョーンズがモデル。
ケリー・ストロング
演 - アンナ・ファリス、日本語吹替 - 小島幸子映画女優。ボブたちが滞在するホテルで新作映画『ミッドナイト・ベロシティ』の記者会見を行うために来日する。ろくに知りもしない作家の名前を引用するなど、教養のないキャラクターとして描かれる。
マシュー南
演 - 藤井隆ボブがゲスト出演した、実在のテレビ番組『Matthew's Best Hit TV』の司会者。
チャーリー
演 - 林文浩、日本語吹替 - 駒谷昌男シャーロットの友人の日本人男性。
その他キャスト
ジャズ・グループ「ソーサリート」


ピアニスト -
フランソワ・デュ・ボワ

ボーカル - キャサリン・ランバート

ギタリスト - ティム・レフマン

その他


CMディレクター - ダイアモンド☆ユカイ

カワサキ(通訳者) - 竹下明子(日本語吹替:桐山ゆみ

コールガール - 明日香七穂(日本語吹替:増子倭文江

クラブオーナー - 今井茂雄

ブランド「ヒステリック・グラマー」ディレクター - 北村信彦

HIROMIX - 本人(カメオ出演

NIGO - 本人(カメオ出演)

藤原ヒロシ - 本人(カメオ出演)

成山明光 - 本人(カメオ出演)

南馬越一義 - 本人(カメオ出演)

キャッチコピー

ひとときの恋心、永遠の思い出。“トーキョー”であなたに会えてよかった。

主なロケ地

渋谷
周辺

パークハイアット東京

代官山 AIR

上目黒 - 中目黒駅周辺

成願寺

河口湖カントリークラブ

東京医科大学病院

東海道新幹線京都駅

南禅寺

平安神宮

作品の評価
映画批評家によるレビュー

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「ユーモアとほのかなペーソスのバランスを効果的に取っており、ソフィア・コッポラはビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンの両方にとってのショーケースとなる感動的でメランコリックな物語を作り上げている。」であり、232件の評論のうち高評価は95%にあたる220件で、平均点は10点満点中8.40点となっている[6]Metacriticによれば、44件の評論のうち、高評価は42件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中89点となっている[7]
受賞歴

アカデミー脚本賞ソフィア・コッポラ

ゴールデングローブ賞 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)

ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)ビル・マーレイ

ゴールデングローブ賞 脚本賞(ソフィア・コッポラ)

英国アカデミー賞 主演男優賞(ビル・マーレイ)

英国アカデミー賞 主演女優賞スカーレット・ヨハンソン

英国アカデミー賞 編集賞(サラ・フラック)

インディペンデント・スピリット賞 作品賞

インディペンデント・スピリット賞 監督賞、脚本賞(ソフィア・コッポラ)

インディペンデント・スピリット賞 主演男優賞(ビル・マーレイ)

出典^ a b “Lost in Translation”. Box Office Mojo. IMDb. 2020年10月4日閲覧。
^ “【解説】映画『ロスト・イン・トランスレーション』ソフィア・コッポラが見た「東京」の表情”. CINEMORE(シネモア). 2023年11月29日閲覧。
^ “新幹線の映画撮影はほぼ無理? 幻の新幹線ロケ、舞台裏”. RBB TODAY. 2023年11月29日閲覧。
^ “第6回 訪日外国人観光客に影響を与えた映画を取り上げていたら、最終的に映画評論家の水野晴郎先生に思いを馳せてしまった話 。通訳翻訳WEB”. tsuhon.jp. 2022年1月26日閲覧。
^ “‘Lost in Translation’: Sofia Coppola on the Movie’s 20th Anniversary”. Rolling Stone. 2023年11月29日閲覧。
^ “Lost In Translation (2003)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月4日閲覧。
^ “Lost in Translation Reviews” (英語). Metacritic. 2020年10月4日閲覧。

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}英語版ウィキクォートに本記事に関連した引用句集があります。Lost in Translation

ウィキメディア・コモンズには、ロスト・イン・トランスレーションに関するカテゴリがあります。

公式ウェブサイト - ウェイバックマシン(2007年3月12日アーカイブ分)(日本語)

公式ウェブサイト(英語)

ロスト・イン・トランスレーション - allcinema

ロスト・イン・トランスレーション - KINENOTE


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