ロサンゼルス市警察
[Wikipedia|▼Menu]
特別行動課(Special Operations Division)

執行調査課(Force Investigation Division)

内務調査室 (Internal Affairs Groups)

管理調査課(Administrative Investigations Division)

犯罪調査課(Criminal Investigation Division)

警務・通信局(管理局) (Office of Administrative servive)

警務通信、911番受付を担う部局である。この部署は執行組織ではないため事務吏員の役職者が多い。
情報技術部 (Information Technology Burau)

情報技術課(Information Technology Division)

管理部 (Administrative Service Burau)

施設課(Facilities Management Division)

車両課(Motor Transport Division)

通信課(Communications Division)

記録課(Record and Identification Division)

人事教育部 (Personnel and Training Burau)

人事課(Personnel Division)

募集採用課(Recruitment and Employment Division)

教育課(Training Division)

募集教育課(Recruit Training)

補助警察隊課(Reserve Office & Volunteer Section)

階級

階級名記章備考
Chief of Police (COP)
日本語訳は警察本部長警視総監に相当。市長とコミッショナーの賛成多数による任命制。学士号と12年以上の法執行官としての経験が必要。

日本の警察と違いキャリア制度がなく、巡査からのたたき上げで本部長まで昇進することができる。他警察組織から転職して来る場合も多い。但し転職しない限り州警察やFBIに移る事も出来ない。
Assistant Chief (Asst. CHF)日本語訳は警察本部副本部長。警視監に相当。Chiefの直下に置かれ、Operation(運用)、Special Operation(捜査活動)、Administrative Service(管理)の三大Officeの責任者を担う階級。
Deputy Chief II (Dep. CHF)日本語訳は警察本部長補佐。警視長もしくは警視正に相当。I、IIの2等級に分けられ、等級によって給与が変わる。役職は地域管区長や刑事部長など。
Deputy Chief I (Dep. CHF)
Commander (CMDR)日本語訳は警視。地域管区の方面責任者などを担う。
Captain III
Captain II
Captain I (Capt.)日本語訳は警部。I、II、IIIの3つに分けられた等級によって、給与が変わる。役職はCapt.Tで副署長、Capt.Vで警察署長やメトロポリタンディビジョンの指揮官など。
Lieutenant II
Lieutenant I (Lt.)日本語訳は 警部補。I、IIの2つに分けられた等級によって、給与が変わる。警察署課長級。
Sergeant II (Sgt.) / Detective III (Det.)日本語訳では巡査部長、刑事であるが、Sgt.I、II及びDet.II、IIIの職責は日本の警部補に相当する。Sgt.はI、IIの2等級、Det.はI、II、IIIの3等級に分けられている。SGT I=DET II、SGT II=DET IIIである。
Sergeant I (Sgt.) / Detective II (Det.)
Detective I (Det.)
Police Officer III / Police Officer III+1 / Senior Lead Officer (PO)日本語訳は巡査。I、II、III、III+1の4等級に分けられ、等級によって給与が変わる。警察学校での研修6か月と卒業配属から12ヶ月の計18ヶ月の新人期間が過ぎると自動的にIIに昇格する。IIとして3年が過ぎるとIIIへの昇格資格となり、IIIとなってさらに1年が過ぎると、Sgt.IあるいはDet.Iの昇進資格となる。
Police Officer II (PO)
Police Officer I (PO)

ロサンゼルス市警察の警察官が主人公のテレビドラマ刑事コロンボの日本語翻訳版では、主人公「Lieutenant Columbo」を「コロンボ警部」に統一している。身分証の表記は「Lt. Frank Columbo A096824」。また実際の各階級の役職、役割、人員の構成比率などで較べた場合、ロサンゼルス市警察においては日本の警察では警視がもっとも近い階級である[3][4]。同じくロサンゼルス市警察の警察官が主人公のドラマクローザーのジョンソンは「本部長補佐」で「重大犯罪課長」。こちらは原語に忠実。
武装

通常のパトロールカーにはショットガンM870M590など)とアサルトライフルM16)が積まれており、白バイにすら銃床折り畳み型のショットガンが搭載されている。これは、1997年に起きたノースハリウッド銀行強盗事件が要因である。この銀行強盗事件で、2人の銀行強盗はアサルトライフル(AK-47など)と防弾チョッキ武装し、通報で駆け付けたロス市警の警察官約50人と銃撃戦を繰り広げたのである。しかし、当時は一般のパトカーにはショットガンしかなかったため、犯人の確保に苦戦(最終的に2人の犯人は、1人が自殺、もう1人は負傷後確保されたが病院搬送後死亡している)。警察官12人と民間人8人が負傷した。警察官達は近隣の銃砲店から商品のAR-15を借り出して応戦、事態は最終的にSWATが駆け付けたことで収拾するが、通常の警察官も強力な火器で武装する必要があると考えられ、その後、上記のパトカーの重装備化や制服警察官も40S&W弾.45ACP弾を用いる拳銃を携行するようになる[5]。拳銃は1980年代末からはベレッタM92、1990年代後半からはグロック17やそのバリエーション、現在はグロック(主に19)と共にS&W M&Pが多く使用されている。特にS&W M&Pはロサンゼルス郡保安局で先んじて採用、性能が評価され、その後ロサンゼルス市警察も採用を決定している。弾薬はニューヨーク市警察等と同様に9mmパラベラム弾が最も多く使用され、2000年代に入ると40S&W弾の使用が増加し、近年は再び9mmパラベラム弾が主流になっている。SWATでは長年45口径が採用されているが、申請が受理されれば9mmパラベラム弾や40S&W弾仕様の拳銃を使用することもできる。

SWATの主な武器は、H&K HK416、KIMBER 45ACP、M4カービンFN SCARコルト9mmSMGH&K MP5AR-10レミントンM700バレットM82M14 DMRレミントンM870など。[6]



労働環境と給与

ロス市警のパトロール担当警察官は3日間の12時間勤務と4日間の10時間勤務となっている。2007年の春から2009年の春まで、新警察官は5,000ドル-10,000ドルのボーナスを支給されていたが2009年に終了した[7]。2009年7月の時点で、新人警察官には最終学歴に応じて56,522ドル-61,095ドルの初任給が支給されていた[8]

2010年1月、新人警察官の初任給は20%引き下げられた。当時の高卒の初任給は45,226ドルであった。

ボディカメラ

詳しくはアメリカ合衆国の警察#ボディカメラを参照

ロス市警は2013年9月から、スキッド・ロウエリアの警察官30人でボディカメラの使用を開始し、2014年12月16日には当時のロサンゼルス市長が7000台のボディカメラをロス市警で使用するために購入すると発表した[9]
設備

航空

ロサンゼルス市警察航空支援部は14機のAS 350、5機のベル 206、1機の ビーチクラフトキングエア200 を保有している[10]。主に、ユニオン駅近くにあるフーパーヘリポートにあるダウンタウンのパイパーテックセンター、ヴァン・ナイズ空港から離着陸する。

ロス市警で活躍した日系アメリカ人もしくは日本人

ロングビーチ出身のテリー・ハラは、2009年に日系アメリカ人(3世)として、初めて警察本部長補佐/警視長に就任。ハラは、1980年にロサンゼルス市警に就職し、1998年にナショナル大学を首席で卒業。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:45 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef