幼年期から青春時代まで、ロキは自分とソーに対するアスガルドの市民の扱いの違いに苛立っていた。アスガルド人は戦いにおいてなによりも強大な力、不屈の心、勇気を重要視しており、ロキはこれら全てが兄のソーより明らかに劣っていた。だがロキは他の分野、特に魔術に長けていた。成人し、「邪神」となった彼はやがて何世紀にもわたって、アスガルド支配の為にソーを追い出そうとした。ソーが言うように幼少期から何度もソーを殺そうとしたことがある。しかし幼少期はソーと兄弟らしく仲良く遊んでいたこともあったようだ。 ロキの陰謀はやがて地球を巻き込むようになり、そしてしばしばアスガルドから地球へやってきてヒーロー達と戦った。初めて地球で直接戦ったのはソーである[6]。次に、ハルクを操作して暴れさせるが、これがヒーロー達を結束させ、アベンジャーズを設立させるきっかけとなる[7]。 ロキはフロスト・ジャイアンツの末裔として知られるが、そびえるような大男ではない。彼は他のアスガルドの超人たちと同じく、超人的な力や耐久力を持っている。 ロキは魔法に関する様々な訓練を積んでおり、多くの目的のために不思議な力を使用する。エネルギーを射出、超人的な能力を生物や無生物に与える、自分自身の体力を一時増加させる、飛行、催眠術、異次元へ瞬間移動である。 ロキの不思議な能力は、アスガルドで最も熟練した魔女であるカーニラのものと等しいと記述されている[8][9]。彼は都市規模で幻惑能力を広げることができ[10]、そして最大限に発揮すればアポカリプスの支配からも逃れられるほどであった[11]。 またロキは、自分の姿を動物や他の人間、ソーやキャプテン・アメリカのようなヒーローに変えることができる。しかしながら、自分が変化した者の能力までもを獲得するというわけではない[12]。 ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの時空(アース691)では、ロキは31世紀の時代で健在である[13]。 『マーベル・ゾンビーズ』の世界では、ロキはゾンビ・アベンジャーズに食い殺される[14]。 『ミュータントX MCUでは、トム・ヒドルストンが演じる[16][17][18][19][20]。日本語吹替は平川大輔が担当[21]。 本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるロキを主軸に、彼の“変異体” や“多元宇宙(マルチバース)”におけるロキについても記載する。
地球のヒーローとの戦い
パワーと能力
その他のバージョン
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー
マーベル・ゾンビーズ
ミュータントX
MCU版
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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